京都府警サイバー犯罪対策課の万田は、ITエンジニア誘拐事件の捜査を命じられた。協力者として現れたのは冤罪で汚名を着せられたハッカー、武岱。二人の捜査は進歩的市長の主導するプロジェクトの闇へと…。行政サービスの民間委託計画の陰に何が?ITを知りつくした著者が描くビッグデータの危機。新時代の警察小説。 (「BOOK」データベースより)

藤井太洋著。
進歩的市長のプロジェクトってめっちゃ武雄市図書館…!(笑)

大きくは個人情報に対するセキュリティ危機、身近にはITエンジニアの心を壊す多重請負な超ブラック仕事環境。そんなテーマを秘めつつテンポよく話が進む。
武岱(ぶだい)は復讐心のなせるわざか、短期間でスーパーマン化しちゃったきらいがあるが。現代の巌窟王はこう来るんだね。
ラストが微妙かな?けど、面白かった。

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