1957年、ロイ・ウォード・ベイカー監督作品。モノクロ。イギリス映画。
スカパーで録画したものを視聴。久々にスカパーいいのやるじゃん。

イギリス映画だが、ドイツ人パイロット(ハーディ・クリューガー)が主人公の、捕虜収容所脱走物語。実話をもとにしているということで、地味。さすがの私でも出演者のカオがクリューガー以外見覚えのないヒトばかりである。だが、イギリス映画らしいフェアな冒険映画の香りが漂い、淡々とした中にも細部がサスペンスフルで結構楽しめる。
こういうところ英国的メンタリティって面白いですね。ドイツ人主人公でこれってね。勿論ナチではなくて国防軍、という設定ですけど。

ハーディ・クリューガーは、ヤンチャ坊主のような若々しい空軍将校ぶりで魅力的。捕虜仲間とやいのやいの言いながら脱走計画を練るあたりはケストナー描くところの少年探偵団の仲間たちのようで可愛い(笑)
何度も脱走を企てては、次第に遠くへ遠くへと収容所を移されていくのだが、とにかく根性で何度でもトライ!である。
のどかな野原を、湖水地方を、雪原を、ひたすら駆けずり回るハーディ・クリューガーの熱演に拍手♪

しかし、今回はディスクにダビングせず消してしまいました…
だって、やたらと地震速報が画面に飛び交うんですもの(涙)
そう、熊本地震のおきたばかりの頃のタイマー録画でした。ううう…
なかなか復興の進まないニュースとか見てるから辛いです。

コメント

nophoto
G3
2016年5月19日20:49

うわ!凄い懐かしい映画です!
確か、小学生のころに、土曜洋画劇場で見た映画です。
どうしてこれが英国映画なのか理解できないくらいドイツ兵主人公の冒険映画でした。
想えば、こういう普通の人には理解できないフェアネスが英国人魂なのかな?
私はこのような映画をご幼少のみぎりに観たので、英国贔屓になったのかもしれません。
この映画、久しぶりに観たいですね。
観るときは是非、イングリッシュエールを呑みながら・・・(^^

ボースン
2016年5月21日13:25

こんにちわ!
なかなか映画を落ち着いて見れない昨今ですが、たまに古い英国映画見るとやっぱり面白いです。
凄いフェアですよねこれ♪
DVDにもなってるみたいですね。というか、DVDになるとスカパーとかケーブルTVに出るのかな??

>観るときは是非、イングリッシュエールを呑みながら・・・(^^

ふふふ♪私はビターがいいですね。
実は私は(いわゆる)ビールの苦みが苦手で、どこでも乾杯で出されるけど、二杯目は逃げてます(甘いカクテルとかの方が好き)。
しかし、昔英国旅行した時に試したビターだけは、苦くなかった!いや、あと口の残り方が苦くない…
嬉しかった…
でも、日本ではなんだか見かけないですよね、ビター。
エールとかペール・エールとか、黒ビールとかって色々あるけど、これか?これか?と、輸入食品店で英国製だからと何種類か買ってみたことがありますが、みんな違う…
ビターって瓶詰や缶詰に向かないものなのかしら…
それともあれは、楽しい旅の思い出が美化されているだけなのかしら。

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