TOP HAT

2015年10月21日 演劇 コメント (2)
TOP HAT
見てきた!!!来日公演。

映画のDVD(英語字幕版)も見直して予習復習していたし、劇場の字幕じたいも見やすかったし、舞台版は映画より曲目もぐんと増えていて盛りだくさん感アリ。
あとほんの少し前だとよかったけどもっと早くから取らないとイイ席無理だよね。
まあ、ぎりぎり顔もわかるかなってとこだったから良しとしよう。
帽子掛けと踊る場面まであったりと、アステアリスペクトも十分で、満足満足♪
(元々本家ミュージカル映画「トップ・ハット」の、フレッド・アステアの大ファンなので…)

映画だとカットバックで離れた場所と時間を自由自在に行き来するわけだが、舞台だとソレをどう表現するかが、装置や演出の工夫の楽しさ。
基本がホテルということで、外壁の出し入れで全く別の場所(劇場)にしたりホテルのままだったり、フロアの上下も中二階的なベッド(寝室)を作ってスッキリ。
時代をうつしてか軽くアールデコ調な舞台だが、モノクロ映画と違ったカラフルさ(カラフルだが品が良い…)も素敵。
ヒロインの衣装もみな良かったし(私は今のファッションよりクラシック映画の時代の衣装の方が好きなくらいだ)、燕尾服というのは直線的な男性のボディラインをなんて素晴らしく演出するのだろうと、アステアの映画を見るたび思っていた。ベストも上着の前立ても短く、ウェストの高い位置にポイントが来るので素敵に足が長く見えるし、胸元が真っ白で清潔感たっぷりだ。

映画の5曲(「No strings」「Is’nt This a Lovely Day」「Top Hat,White Tie and Tails」「Cheek to Cheek」「The Piccolino」)以外に何が増えるかはあえて予習していかなかったので、何が出てくるかと新鮮だった!増えた歌も、全てアーヴィング・バーリンの曲だが、オープニングの「Puttin’on the Ritz」以外はややマイナーなものも多くて、「Latins know how」なんか初めて聞きましたよ(笑)
ヒロインに求婚するナルシーなイタリア人デザイナー・ベッディーニが、「ラテンの恋人こそ最高さ!英国人もヤンキーも、あいつら何でも持ってるし金儲けも得意だが、ホントにロマンチックで愛に長けてるのはラテン系!」と、服を脱ぎながら実にコッテリと、ノリノリで歌う。ユーモアたっぷりの歌詞で、ベッディーニはあくまでも単なる振られ役のアホだが、ちょっと応援したくなったりする(笑)

もちろん無理だけど、内心「もう一度見たいな」と思いながら帰宅しました(^^;)

コメント

nophoto
なにわすずめ
2015年10月25日22:05

こんばんわ。
私も、この舞台の中で最も強烈に印象に残ってしまったのは、華麗なタップや主演の二人のダンスではなく、アルベルト・ベッデイーニの歌とストリップ?ダンスなんです。今もあのメロデイーと彼の下着姿がリフレインしてしまう(爆)
厳格な執事もいい味出してましたね。脇のみんながよかったです。それから、ヒロインが複雑な恋心を歌う場面もホロリとなりました。
歌もダンスもトップクラスの舞台でしたね。2回見てよかったと思っています。

ボースン
2015年10月26日0:38

2回見る価値のあるハイレベルな舞台でしたよね(*^^*)
あのラテン・ラヴァー賛歌は何とも笑えて忘れられない一曲になりました。

悩めるヒロイン(ただの勘違いなんですが)のシャーロット・グーチは綺麗でしたね…イギリス美人ですね。
映画のジンジャー・ロジャースは綺麗というよりかわいい感じかと思うんですが。
思うにイギリス美人というのは、鼻筋がスッと細いのがポイントと思うのですが如何。
ジェリー役のアラン・パーキットもイギリスっぽな顔立ちで全然アメリカンな感じしませんでしたが、まあ仕方がない(笑)
逆に執事(従者)は映画版のより断然イギリス的で、そこがよかった!

ミュージカルでタップが主役だった時代から半世紀以上もたって、またぐるっと回って少しばかりタップの存在感が戻ってきたようなのも、とても嬉しいことでした(*^^*)

お気に入り日記の更新

日記内を検索