風野真知雄著。

ひとつのクライマックス。

母雅江の励ましもあり、ついに抜け忍となる決意をする織江。
妻を探す傍ら、のんき?に日常の小さな謎解きを続けている彦馬の動きとほんの少し離れたところで、彼女らの死闘が繰り広げられる。
そこに助っ人として登場するのは…

物語の緩急のつけかたが独特のリズムがあって、軽いんだけど読まされる。
人物設定もなかなか…
悔いの残る過去のぶんまで、娘をはばたかせたいと願う雅江。
“妖怪”という割には、妙な可愛らしさのある困ったちゃん鳥居耀蔵。
とことんクールなようでなりきれてないような所もある御庭番の棟梁・川村真一郎(しかも織江に懸想中)。

そして、カッコイイ、カッコよすぎる!松浦静山。

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