風野真知雄著。

スピンオフ作品で、「姫は、三十一」というのがあるらしい(江戸時代は今より若くして結婚するのが普通なのに…男運の悪い姫らしいw)。
そちらのタイトルに笑ってしまい、本編を手に取ってみた。人気あるようだし。

星が大好きで、田畑を売ってまで天体望遠鏡を買ってしまう「変人」平戸藩士の彦馬。突然結婚話が持ち上がり、新妻織江と心満ち足りた新婚生活を始めたのもつかのま、彼女は突然失踪してしまう。実は彼女は平戸藩を探っていたくノ一だったのだ。彦馬は彼女を探すべく江戸へと旅立つ。
変人と言われているが、誠実素朴な彦馬に、彼女のほうも恋してしまい、内心再会したいと焦っている。さて二人の恋と謀略のゆくえは…

いたって軽くて読みやすい。戦闘力は織江の方が上だろうが、世渡り下手でも彦馬は鋭い観察力・推理力を備えていて、何かと事件を解決したりもしている。
とりあえず先を読んでみようか。なんだか江戸のくノ一世界へ戻った織江が、カイシャのOLみたいなのが可笑しいが…

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