【文楽】4月文楽公演・第1部
2015年4月6日 文楽やっとオフタイム!
仕事が片付いてるワケではないが、チケット買ってあった文楽公演第一部へ。
玉女さんの二代目吉田玉男襲名公演てんでか、いつになく満員で後ろに補助いすも。
さて演目の一本目は「靭猿(うつぼざる)」。狂言の有名な演目とのことで、狂言は見たことないが「狂言えほん」のシリーズで読んだことはあります私(^^;)
http://www.ehonnavi.net/ehon/82308/%E3%81%86%E3%81%A4%E3%81%BC%E3%81%96%E3%82%8B/
その猿の毛皮をくれ!いや、貸せ!(何年かしたら返すから)、言う事きかないなら射殺してやる、とご無体を言う大名に、猿回しは泣く泣く自分の猿を手にかけようとする。が、猿回しが振り上げた棒を、合図と思って無心に芸を披露する猿…。ほろりとする猿回し、それを見てようやく大名も自分の要求の酷さに気付き…。
お猿さんがとてもとてもキュート。文楽と猿、意外にも強力な組み合わせ。「近頃河原の達引」のパペット猿もちょー可愛かったよなあ。
玉翔さんの端正なポーカーフェイスと、天然~な猿の動きがミスマッチで何とも可笑しくハマっていました。
それから、二代目襲名のご挨拶あり。裃姿の技芸員さんたちがずらりと舞台に勢ぞろいして、玉女さん以外が次々とご挨拶を披露。
「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」
平家物語の豪傑、熊谷次郎直実と平家の公達敦盛。敦盛を助けるために(主君義経の意向もあって)、我が子を犠牲にする熊谷、ああまた我が子を犠牲にパターン…と思いつつ、クライマックスではやはりほろっとさせられてしまう。クライマックスでは石屋のオヤジが大クローズアップでそちらもビックリだが…
「卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)」
去年鑑賞教室で見た演目。ただし、その後ろ半分、柳の精であるヒロインお柳さんが、本体である木が切られるのでもう命が絶える、夫や息子ともう会えなくなる…としみじみと悲しむくだりから。
もう一つ前の段で披露される、夫平太郎のカッコイイ所が見れなくて残念でしたが、去年は勘十郎さんの割とキリッとしたお柳だったのが今回は蓑助さん。とことんフェミニンな、こぼれる色気とたおやかさにうっとりしていると…
はらはらと降りかかる柳の葉が、一枚…
なぜか蓑助さんの後頭部にピッと突き立った。
ピーターパンの帽子の羽飾りのよーに。
黙々と美女人形を遣い続ける蓑助さんが、どう動いてもぜんぜん落ちない。
さすがにちょっと笑いたくなり、まもなく黒子さんがさりげなく取り去ってくれたのでホッとした。
なんなんだ…
三十三間堂、前回も、小道具の鷹を長い棒で黒子さんが飛ばしていたら、同じく動かしていた鷺にひっかかって取れなくなって、ありゃりゃりゃりゃ、という、小さいアクシデントがあった。
三十三間堂、次に見る時が楽しみである(二度ある事は三度あるんでないかしら)。
第二部も当然キップは取ってある。
楽しみ楽しみ…
仕事が片付いてるワケではないが、チケット買ってあった文楽公演第一部へ。
玉女さんの二代目吉田玉男襲名公演てんでか、いつになく満員で後ろに補助いすも。
さて演目の一本目は「靭猿(うつぼざる)」。狂言の有名な演目とのことで、狂言は見たことないが「狂言えほん」のシリーズで読んだことはあります私(^^;)
http://www.ehonnavi.net/ehon/82308/%E3%81%86%E3%81%A4%E3%81%BC%E3%81%96%E3%82%8B/
その猿の毛皮をくれ!いや、貸せ!(何年かしたら返すから)、言う事きかないなら射殺してやる、とご無体を言う大名に、猿回しは泣く泣く自分の猿を手にかけようとする。が、猿回しが振り上げた棒を、合図と思って無心に芸を披露する猿…。ほろりとする猿回し、それを見てようやく大名も自分の要求の酷さに気付き…。
お猿さんがとてもとてもキュート。文楽と猿、意外にも強力な組み合わせ。「近頃河原の達引」のパペット猿もちょー可愛かったよなあ。
玉翔さんの端正なポーカーフェイスと、天然~な猿の動きがミスマッチで何とも可笑しくハマっていました。
それから、二代目襲名のご挨拶あり。裃姿の技芸員さんたちがずらりと舞台に勢ぞろいして、玉女さん以外が次々とご挨拶を披露。
「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」
平家物語の豪傑、熊谷次郎直実と平家の公達敦盛。敦盛を助けるために(主君義経の意向もあって)、我が子を犠牲にする熊谷、ああまた我が子を犠牲にパターン…と思いつつ、クライマックスではやはりほろっとさせられてしまう。クライマックスでは石屋のオヤジが大クローズアップでそちらもビックリだが…
「卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)」
去年鑑賞教室で見た演目。ただし、その後ろ半分、柳の精であるヒロインお柳さんが、本体である木が切られるのでもう命が絶える、夫や息子ともう会えなくなる…としみじみと悲しむくだりから。
もう一つ前の段で披露される、夫平太郎のカッコイイ所が見れなくて残念でしたが、去年は勘十郎さんの割とキリッとしたお柳だったのが今回は蓑助さん。とことんフェミニンな、こぼれる色気とたおやかさにうっとりしていると…
はらはらと降りかかる柳の葉が、一枚…
なぜか蓑助さんの後頭部にピッと突き立った。
ピーターパンの帽子の羽飾りのよーに。
黙々と美女人形を遣い続ける蓑助さんが、どう動いてもぜんぜん落ちない。
さすがにちょっと笑いたくなり、まもなく黒子さんがさりげなく取り去ってくれたのでホッとした。
なんなんだ…
三十三間堂、前回も、小道具の鷹を長い棒で黒子さんが飛ばしていたら、同じく動かしていた鷺にひっかかって取れなくなって、ありゃりゃりゃりゃ、という、小さいアクシデントがあった。
三十三間堂、次に見る時が楽しみである(二度ある事は三度あるんでないかしら)。
第二部も当然キップは取ってある。
楽しみ楽しみ…
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