【文楽】初春文楽公演・第2部
2015年1月16日 文楽
今日はオフタイム、新春公演夜の部へ。時代物と世話物ひとつずつのカップリング。
あわてて出たら、第一部行ったとき買っておいたプログラムもっていくの忘れた(T^T)
「日吉丸稚桜」駒木山城中の段
タイトル通り、豊臣秀吉の若い頃、の演目。名前はちょっと変えてある。藤吉郎ならぬ木下藤吉(このした・とうきち)とのことです。大星由良之介みたいなもんですね。
墨俣一夜城やなにやの手柄でひとかどの大名となった藤吉、ですが、その家来の堀尾義晴一家の悲劇+加藤清正誕生、というところ。舅が伯父を殺した仇だったと分かって妻を離縁しようとすると妻は自害。舅のほうにも色々事情はありそうなのですが(元は武士だそうだし)、ここの段だけだとよくわからなくて残念。舅も娘と婿を思い陰腹を切りつつ木下藤吉が悩んでいる城攻めのための間道を明かしてくれたり、いろいろ…かなりムチャをします。そう、文楽らしい義理と人情とのせめぎあいで。ぐわーっと心を乱されうるるとなりますが、落ち着いて考えるとムチャだよねえやっぱり。
タイトルロールだけど玉志さんの藤吉よりも和生さんの五郎助のほうが主役なのかそうなのか…
「冥途の飛脚」淡路町の段・封印切の段・道行相合かご
近松の世話物。遊女梅川をライバルより先に身請けするため、顧客からの預かり金に手を付けてしまった忠兵衛…。もう最初から忠兵衛、すでに友人から借りた分には手を付けていて、梅川のことしか考えておらず浮わつきまくっていて、ほんとにダメな男。それにくらべると友人八右衛門の懐の深さはエライものがあるなあ。
それでも、あっさりとキレてダメルートに突入していく忠兵衛を思う梅川、二人の心の結びつきは真摯なもので、雪のちらつく中を新口村(忠兵衛の実家)さして、よろめきながら落ち延びてゆく二人の姿はうっとりするほどきれいで見とれてしまいます。
忠兵衛玉女さん梅川勘十郎さんで。
新口村に行ってからの部分は、しばらく前に同ネタ別作家作の「傾城恋飛脚」で見ましたので、これである意味完結したのか…。
ただ、おととい4時間しか寝てなかったのが取戻しきれなかったか…(朝寝したんだけど…)
忠兵衛が越後屋にキレて飛び込んでくるちょっと前のあたり、少し意識が飛んでしまった。いかんなあ。ああもったいない。(T^T)
あわてて出たら、第一部行ったとき買っておいたプログラムもっていくの忘れた(T^T)
「日吉丸稚桜」駒木山城中の段
タイトル通り、豊臣秀吉の若い頃、の演目。名前はちょっと変えてある。藤吉郎ならぬ木下藤吉(このした・とうきち)とのことです。大星由良之介みたいなもんですね。
墨俣一夜城やなにやの手柄でひとかどの大名となった藤吉、ですが、その家来の堀尾義晴一家の悲劇+加藤清正誕生、というところ。舅が伯父を殺した仇だったと分かって妻を離縁しようとすると妻は自害。舅のほうにも色々事情はありそうなのですが(元は武士だそうだし)、ここの段だけだとよくわからなくて残念。舅も娘と婿を思い陰腹を切りつつ木下藤吉が悩んでいる城攻めのための間道を明かしてくれたり、いろいろ…かなりムチャをします。そう、文楽らしい義理と人情とのせめぎあいで。ぐわーっと心を乱されうるるとなりますが、落ち着いて考えるとムチャだよねえやっぱり。
タイトルロールだけど玉志さんの藤吉よりも和生さんの五郎助のほうが主役なのかそうなのか…
「冥途の飛脚」淡路町の段・封印切の段・道行相合かご
近松の世話物。遊女梅川をライバルより先に身請けするため、顧客からの預かり金に手を付けてしまった忠兵衛…。もう最初から忠兵衛、すでに友人から借りた分には手を付けていて、梅川のことしか考えておらず浮わつきまくっていて、ほんとにダメな男。それにくらべると友人八右衛門の懐の深さはエライものがあるなあ。
それでも、あっさりとキレてダメルートに突入していく忠兵衛を思う梅川、二人の心の結びつきは真摯なもので、雪のちらつく中を新口村(忠兵衛の実家)さして、よろめきながら落ち延びてゆく二人の姿はうっとりするほどきれいで見とれてしまいます。
忠兵衛玉女さん梅川勘十郎さんで。
新口村に行ってからの部分は、しばらく前に同ネタ別作家作の「傾城恋飛脚」で見ましたので、これである意味完結したのか…。
ただ、おととい4時間しか寝てなかったのが取戻しきれなかったか…(朝寝したんだけど…)
忠兵衛が越後屋にキレて飛び込んでくるちょっと前のあたり、少し意識が飛んでしまった。いかんなあ。ああもったいない。(T^T)
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