宮本昌孝著。

室町幕府第十三代将軍足利義輝。(第十四代が室町最後の将軍義昭)
実は塚原卜伝に剣を学んだ、稀にみる剣豪でもあったという…
上巻は彼の少年時代を、錯綜する戦国の畿内事情を概観しつつ、ロマンたっぷりに辿ってゆく。11歳で将軍位についても周囲からは子供扱いで蚊帳の外。はかない恋、武道への精進、特殊な立ち位置の少年の成長が、戦国の有名どころをカメオとしてちりばめつつ、さわやかに描かれる。

…もしかしてもしかすると、昔読んだことがあるのかもしれない気も、ちょっとだけするが…

…いや、いやいやいや、「猿」と呼ばれる少年が駆け回ってて、そこらへんで主人公と行き違うくらい、戦国モノの歴史小説にはあまりにもありがち!な情景だよな(笑)
きっと他の小説だ、そう思いたい…(爆)


実はゲーム「モバノブ―信長の野望―」で先週、そこそこ強い武将として、義輝(カード)も使っていた(笑)
特技(必殺技)の名前が『卜伝の教え』。
カードの組合せの関係、軍団のコスト等諸般の事情で今週はスタメンから外したのだが、なんだか残念で、こんなものを読んでいる。
義輝けっこうルックス好みなんだもーん(爆)
ハイソ感のにじむ口髭、微かに眉をひそめた、男性的な中にもノーブルさ漂う表情…

ううーん…彼とペアを組ませられる適正コストな武将が手に入ったら、またスタメンに戻してもいいかなと思うのだが。
どうでもいいが、彼の代わりに入れてみてる武将・十河一存も、この小説に出てきた。
あたりまえか(笑)

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