銀河市民 (ハヤカワ名作セレクション ハヤカワ文庫SF)
2014年6月21日 読書
ロバート・A・ハインライン著。
とある星のとある広場。奴隷の競り市にかけられた痩せこけた少年を、1人の乞食がなけなしの金で買い取る。ただしこの男、見た目通りの卑しい人物というわけではなかった。引き取られた少年ソービーは、彼に教導され次第にたくましく成長し、自らの出自を探しつつ宇宙を駆けるようになるが…
ジュブナイルではあるけど、500ページ近く、仕事から帰ってから一気読みしてしまった。土日とも仕事なのに、バカだ…
ただし、ハインラインのジュブナイルはただのジュブナイルではない。ハインラインの通常作品よりたぶん少しシンプルめに書かれているが、そこらの児童読物と思ってはいけない…
子どもだって、過酷な社会の壁文化の壁バカの壁に、容赦なく翻弄されまくるのだ。そのへんの描写は「骨太」の一語に尽きる。
図書館でスコルジーの「老人と宇宙(そら)」の続編を借りようとしたけど棚に残ってなかったのでこちらを借りた。さすがに一定の古めかしさはあるし、主人公が魅力的かというと特にそういうわけでもない。“賢者”バスリムは、たいへんかっこいい大人だが。
あと終盤がちょっとはしょり気味なのが惜しい。
それでもやっぱり馬力が違うというか、ついついグングンページを繰らされる。
恐るべしハインライン…
しかしジュブナイルだからだろうか、夜中の1時くらいにはもう読み終われていた。500ページ近いにしては早く読めた。ラノベが一般小説より少し早く読めるのと同じかな。
ン十年前からずっとハヤカワ文庫で出ていたのは知っていたが未読だった作品。しかし、ン十年たつうちに、表紙絵がすっかり今風にカッコよくなっているのに笑った…ラノベの一歩手前ではないかこれ。
とある星のとある広場。奴隷の競り市にかけられた痩せこけた少年を、1人の乞食がなけなしの金で買い取る。ただしこの男、見た目通りの卑しい人物というわけではなかった。引き取られた少年ソービーは、彼に教導され次第にたくましく成長し、自らの出自を探しつつ宇宙を駆けるようになるが…
ジュブナイルではあるけど、500ページ近く、仕事から帰ってから一気読みしてしまった。土日とも仕事なのに、バカだ…
ただし、ハインラインのジュブナイルはただのジュブナイルではない。ハインラインの通常作品よりたぶん少しシンプルめに書かれているが、そこらの児童読物と思ってはいけない…
子どもだって、過酷な社会の壁文化の壁バカの壁に、容赦なく翻弄されまくるのだ。そのへんの描写は「骨太」の一語に尽きる。
図書館でスコルジーの「老人と宇宙(そら)」の続編を借りようとしたけど棚に残ってなかったのでこちらを借りた。さすがに一定の古めかしさはあるし、主人公が魅力的かというと特にそういうわけでもない。“賢者”バスリムは、たいへんかっこいい大人だが。
あと終盤がちょっとはしょり気味なのが惜しい。
それでもやっぱり馬力が違うというか、ついついグングンページを繰らされる。
恐るべしハインライン…
しかしジュブナイルだからだろうか、夜中の1時くらいにはもう読み終われていた。500ページ近いにしては早く読めた。ラノベが一般小説より少し早く読めるのと同じかな。
ン十年前からずっとハヤカワ文庫で出ていたのは知っていたが未読だった作品。しかし、ン十年たつうちに、表紙絵がすっかり今風にカッコよくなっているのに笑った…ラノベの一歩手前ではないかこれ。
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