さー春の大阪場所です(違)…大阪春の文楽シーズン開始。

高校生のムスコが住大夫引退ニュースを見て「一回見たい」と言い出したため、いつもならいい席が取れそうな日を選んで平日にいくことが多いのに、激しくキップの取れる日が限られてしまい、今日前半第一部を見てきました。明日しかムスコが行けそうで前からヒトケタ列のキップの取れる日がなかったので。やれやれ…
まあ、高一にしては風流を解する彼、立派なものだとは思うけど。文楽も既に二回くらいは付き合ってくれたのだが、まだ一度も住大夫さんの出た日に当たってなかったのね。

今回はいろいろ不覚を取りましたが(11時からと勘違いしていて、少しだけ遅刻した。なんてこったい)、なんといってもここしばらく平均睡眠時間5時間くらいなのがなあ…
真ん中へんだけど通路よりわずかに後ろってんで、舞台全体はきれいに見渡せるが、人形好きの私には物足りない席だったのが悪いのか(字幕は見やすいが…)、断続的にずっと続けて睡魔に悩まされた。舞台上で進行していくあれこれはとても素敵なのに、あれ、意識飛んでなかったか?という瞬間が何度も。これまでうっかり船こいだことはあるが、恋でもたいてい一公演に一度だけ。一回ウトッときたら、あとはさっぱりさわやか。

それが今回は…。「まだらボケ」という言葉があるが、なんだかまだらな鑑賞になってしまってとても残念。三味線、浄瑠璃語りが気持ちよく耳に入るようになったこともあるだろうが、オゼゼを払って入場しているからには、やっぱりしっかり見なくっちゃね…
あとごひいきの勘十郎さんが、最初にちょこっと出て引っ込んだきり出てこなかったのもイカンのかも(たぶん第二部で大活躍なのだ)。

とはいえ、和生さんが二人分くらい出ずっぱりで大活躍していた。ほんのりと品があっていいなあこのかたも。
菅丞相の勘当された弟子・源蔵としてホロリ場面とアクション場面を両方こなしたあとは、カクシャクたる老女・覚寿として娘を殺した犯人をサクッと推理(違)
ちなみにこの殺人事件にかかわって、鶏が出てくるのだが、これの動きがビックリするほど真に迫っていて驚いた。
あと悪役の宿禰太郎の、ヘンにシャレっけのある…というか、シャレ者ぶったような妙な個性が印象的だった。エメラルドグリーンにオレンジを合わせたあの着物は何ー!
宿禰太郎を遣う玉志さんも、気になる人形遣いさんのひとりである。

まあ、全体に、前半だからかシットリ落ち着いた地味目な感じだったのも寝不足の身にはよくなかったか。
さあ明日のために、いい加減にさっさと寝ろ自分ー!!!

明日はシゴトを休めなくって、2時半くらいまで働いたあと、かろうじて時間休をとって劇場に駆けつけるんである。

明日は京よりあと6-7列くらいは前に行ける。目を皿のようにして楽しむのだ。
やっぱり遠い、中央通路より後ろじゃダメだ。
体力勝負だね(^^♪

…昼寝をしておきたいところだが、家に帰るヒマまではなし。
カプセルホテルとかはちょっとあれだし…
環状線に乗り続けるとか。四つ橋線に乗り続けるとか?

明日は住大夫さんも待っている。リベンジだ!!


…今日も、観劇のあと、実は職場にちょっと顔出した(今日は1時間だけだけど)。これだけやったら明日はちゃんと3時には、逃げて帰れるよなあ(泣)逃げるよ絶対!

ワタシ、ここんとこ、休みの日でも、ちょこっと職場に行ったりしているので(何時間もいたことも…)、一日も職場をのぞいていない日って、もう2週間以上無いんですけどぉ。
そして、明日からまた6日間フツーに、休めない日が続く。

誰か私に時間をめぐんでください…

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索