新春文楽公演第一部。
2014年1月25日 文楽行ってきました!第一部。
市長の課した観客動員数ノルマに届かないというのが記事になったのが今頃効いたのか、すごい人でした。2,3日前の記事にもありましたが、終演後にロビーに技芸員さんたちや人形ちゃんがお見送りに出てくださって、うれしいけどむしろ申し訳ないような心もちに。勘十郎さんまで出ていらっしゃったよ!エー勘十郎さん、第一部で出番が終わった人はまだしも、出番は第二部、これから阿古屋じゃないですか~(涙)
ただ「これまで伝統にあぐらかいてたからコレが当然」なんて扱いにされたら気の毒だと思って、ちょっと心配になった…「努力してない」なんてデマばかり流されてるんだもの。文楽は三業(語り、三味線、人形)の協働の舞台、しかも人形は人形だけで一体三人がかり。修練に時間がかかるから一軍選手の平均年齢はかなり高いし、そもそも少ない陣容なのに(二か所で同時に本格公演とかまず不可能)、舞台の外で変に無理をさせたくないと思う自分は間違ってないと思うよ。こんなに素敵な、…文楽なのに。
えー、話を戻して公演内容。
最初は「二人禿」。
廓で働く少女たちのショートスケッチ、って感じ。桜でいっぱいの舞台で、羽子板や手毬で遊ぶ姿がかわいくてにぎやか。
「源平布引滝」は時代物。壮年時代の斎藤実盛(平家方)と、後に老境の実盛を討つ手塚光盛の幼年時代の因縁を描く話だが、実盛とともに木曽義賢の側室(懐妊中)を追ってきた瀬尾十郎の大どんでん返しが泣かせる。もちろん一瞬だけ蘇生し幼い息子に呼びかける母親・小まんも。終盤は馬が出たり、首が落ちたり、捕り縄が飛んだり、見てみると結構派手な演目でした。(まだまだなにを見ても初見、だからなあ(笑))
それにしても、優しげな風貌のロマンスグレイ玉志さんが白髪に赤ら顔、ケレン味たっぷりの瀬尾を大胆に動かしているのは最初だけ不思議な感じがしました(^^;。玉女さんの実盛は堂々とした中にも憂い含み。
「傾城恋飛脚」新口村の段、は心中物、いやさ世話物(笑)
横領罪をおかして傾城梅川とともに実家のある新口村へ逃げてきた忠兵衛。久しぶりに父孫右衛門に一目会いたいと思う、その気持ちを汲んで梅川が、雪道に躓いた孫右衛門に駆け寄り介抱し…
会いたい、でも罪を犯してしまってもう会えない、今でもどこにでもある親子の辛い情念をしみじみと描いてじわっと来ました。しかし梅川(蓑助さん)忠兵衛(清十郎さん)はもちろん、和生さんの孫右衛門まで老人なのにシュッとして品があって、なんてキレイなひとびとなんだ!(人形だけど…)と感じました。
第二部よりも地味なようでいて、ちゃんと「文楽らしさをいろいろ取り揃えた」いーい舞台でした。
あー、しかし、もう明日で千秋楽なのね。残念。
帰ってからは久々にdynabookの調教。Windows純正のシステムバックアップ機能について確認し、いったんバックアップも取った。簡単なものだがタダだし。これからはガンガン設定整えていくぞー。…時間があったら、だけど(涙)
市長の課した観客動員数ノルマに届かないというのが記事になったのが今頃効いたのか、すごい人でした。2,3日前の記事にもありましたが、終演後にロビーに技芸員さんたちや人形ちゃんがお見送りに出てくださって、うれしいけどむしろ申し訳ないような心もちに。勘十郎さんまで出ていらっしゃったよ!エー勘十郎さん、第一部で出番が終わった人はまだしも、出番は第二部、これから阿古屋じゃないですか~(涙)
ただ「これまで伝統にあぐらかいてたからコレが当然」なんて扱いにされたら気の毒だと思って、ちょっと心配になった…「努力してない」なんてデマばかり流されてるんだもの。文楽は三業(語り、三味線、人形)の協働の舞台、しかも人形は人形だけで一体三人がかり。修練に時間がかかるから一軍選手の平均年齢はかなり高いし、そもそも少ない陣容なのに(二か所で同時に本格公演とかまず不可能)、舞台の外で変に無理をさせたくないと思う自分は間違ってないと思うよ。こんなに素敵な、…文楽なのに。
えー、話を戻して公演内容。
最初は「二人禿」。
廓で働く少女たちのショートスケッチ、って感じ。桜でいっぱいの舞台で、羽子板や手毬で遊ぶ姿がかわいくてにぎやか。
「源平布引滝」は時代物。壮年時代の斎藤実盛(平家方)と、後に老境の実盛を討つ手塚光盛の幼年時代の因縁を描く話だが、実盛とともに木曽義賢の側室(懐妊中)を追ってきた瀬尾十郎の大どんでん返しが泣かせる。もちろん一瞬だけ蘇生し幼い息子に呼びかける母親・小まんも。終盤は馬が出たり、首が落ちたり、捕り縄が飛んだり、見てみると結構派手な演目でした。(まだまだなにを見ても初見、だからなあ(笑))
それにしても、優しげな風貌のロマンスグレイ玉志さんが白髪に赤ら顔、ケレン味たっぷりの瀬尾を大胆に動かしているのは最初だけ不思議な感じがしました(^^;。玉女さんの実盛は堂々とした中にも憂い含み。
「傾城恋飛脚」新口村の段、は心中物、いやさ世話物(笑)
横領罪をおかして傾城梅川とともに実家のある新口村へ逃げてきた忠兵衛。久しぶりに父孫右衛門に一目会いたいと思う、その気持ちを汲んで梅川が、雪道に躓いた孫右衛門に駆け寄り介抱し…
会いたい、でも罪を犯してしまってもう会えない、今でもどこにでもある親子の辛い情念をしみじみと描いてじわっと来ました。しかし梅川(蓑助さん)忠兵衛(清十郎さん)はもちろん、和生さんの孫右衛門まで老人なのにシュッとして品があって、なんてキレイなひとびとなんだ!(人形だけど…)と感じました。
第二部よりも地味なようでいて、ちゃんと「文楽らしさをいろいろ取り揃えた」いーい舞台でした。
あー、しかし、もう明日で千秋楽なのね。残念。
帰ってからは久々にdynabookの調教。Windows純正のシステムバックアップ機能について確認し、いったんバックアップも取った。簡単なものだがタダだし。これからはガンガン設定整えていくぞー。…時間があったら、だけど(涙)
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