幡 大介著。

大富豪同心卯之吉、あいかわらず飄々と無欲で無責任で、でも強運と人脈でどうにかなってしまいます。まあたまにはちゃんと敵のたくらみを見抜いたり、呆れるばかりの言動が敵の油断や隙を呼びこんで、危機を脱する鍵になったりもする。とにかくこの肩の力の尋常ならぬ抜けっぷりや、脱力系のユーモラスな展開が、何となく楽しく読めて飽きさせない。結構オールスターキャストで、しかも江戸の外まで出張ってゆくサービスぶりですが、久々登場の陰間好き剣豪水谷氏より、女剣士美鈴が今回かなりの大活躍。がんばれ美鈴さん。
美女慣れしすぎてる卯之吉をなびかせるのは、なかなか大変そうだけど…

お気楽捕物帳、まだしばらくは続いてほしいです。

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