茶坊主漫遊記 (集英社文庫)
2013年8月11日 読書 コメント (4)
田中啓文著。
章題が、「茶坊主の童心」「茶坊主の秘密」「茶坊主の醜聞」などなど。おともの大男な僧の名前は腐乱坊。もちろんどこかの神父をパロった命名だが、謎の茶坊主とは、関ヶ原から数十年後、“実は生きていた”石田三成。主命でそれを斬るべく追ってくるのは柳生十兵衛。でもなんとなくまったりのんびりしたノリで、各地でナゾを解いてゆく、ユーモラスな時代劇ミステリ。
はっちゃけると「落ちつけ!」と思い、落ち着いてると「もっとはっちゃけろ!」と思う私はワガママな読者です(笑)
章題が、「茶坊主の童心」「茶坊主の秘密」「茶坊主の醜聞」などなど。おともの大男な僧の名前は腐乱坊。もちろんどこかの神父をパロった命名だが、謎の茶坊主とは、関ヶ原から数十年後、“実は生きていた”石田三成。主命でそれを斬るべく追ってくるのは柳生十兵衛。でもなんとなくまったりのんびりしたノリで、各地でナゾを解いてゆく、ユーモラスな時代劇ミステリ。
はっちゃけると「落ちつけ!」と思い、落ち着いてると「もっとはっちゃけろ!」と思う私はワガママな読者です(笑)
コメント
亭主と、私の間に・・・多分、六甲台のキャンパスに在籍してた方だとおもうと、嬉しいけど羨ましくて、悔しい(爆)。
でも、世代的にそうズレがないので、今でも「ついていける」作家さんなのはありがたいです。最近の若い人のラノベにはついていけないことが多々ある私orz
新作落語のネタとかも手掛けてらっしゃるみたいですね。場所が遠いので聞きに行けませんが、天満の繁昌亭で、作者の対談もある落語会とかも過去にはあったみたいですね。繁昌亭は(私的には)敷居は割と(かなり?)低いので、ファンだったら会に行ったついでに差し入れとか、スタッフの方に頼んでサインねだるとか、やりやすい場所だと思いますよ。
先日、図書館でやったこのかたの講演会に行って来ましたが(お題は「上方落語と上方SF」)、面白かったです。
万博とかウルトラマンとか昔のモノの話も結構出てました。
サインとかは遠慮して、ひっそりと、顔で笑って心で拝んで帰ってきました(笑)
ツイッターで前日まで、どうせ数十人しかこないし、とか書いてらしたので(ないぞそれはゼッタイ)と思っていましたが、やはり定員300人の会場かなりいっぱいでした。以外に平均年齢が高そうだったのは、SFよりも落語クラスタが多かったのか?
>若い人のラノベにはついていけないことが多々ある私orz
ははは。私も電車内で私も表紙を隠して読むことはありますが。(ハードコアBLでもあるまいに)
まあラノベは、ついていける分だけ読めばよいのではないですか?
若い人のラノベでも、面白がれるものもあれば面白く思えないのもあり。
ラノベも時代小説もSF小説もミステリ小説も冒険小説もユーモア小説もロマンス小説もすべて是々非々横並びです。
純文学だけはあまり読まないけど…(爆)
あ、あとエロ系もあまり読まないなあ(淡泊質)
「笑酔亭」のシリーズに、いろいろ芸界の逸話やネタが、流用されてるのがなんだかちょっと、複雑です。
不肖、物ごころついた時には落語ファンで「部活で落語ができるところ」を条件に進学高校決めたくらいです。先輩にはマジな噺家さんもいて、そこからいわば特権的に漏れ聞けてた内輪の話がいっぱい使われてるのが、口惜しいというか、くやしい!
「このハナシしってる!」「元ネタあるのを書くのはずるいなー」とか、「この話は知ってる人だけ知ってればよかったんだよぉ」的に、寂しくもあった感じです。
落語ファンを増やすのに貢献して下さってるのは確かだとおもいますねー。
落語界の逸話類は元ネタがわかるので、「こんな事をネタにしてモノを書いて構わないというなら、私が先に書きたかった!!」というのが本音かな?
濃厚にその世界にひたって愛してこられたからこそ、いろいろ複雑な。
でもまあ、確かにそういう内輪話は、「書いたもの勝ち」なのかも。
いっそKei Schreierさまも、ロイブラ話の中に取り入れるのは難しいでしょうが、ばーんと方向転換して落語小説界になぐりこみをかけられては…(あるんかそんな界…)