鍋奉行犯科帳 (集英社文庫)
2013年7月26日 読書 コメント (10)
田中啓文著。
大坂奉行所にやってきた大兵肥満の新奉行、大鍋食う右衛門。いや大邊久右衛門。
超食いしん坊でマイペースな奉行と、頼りないようなそれなりにしっかりしているような…のとっぽい同心勇之介の、まったりと笑えて食欲をそそる連作ユーモア時代劇。
用人の喜内が微妙にオイシイので今後の活躍をお祈りしております。
まずまず一般受けする程度にいつもの遊び心を押さえてバランスを整えた、気軽に読める捕物帳でした。お行儀がよいと、もっとハジけても…と思ったりもするけど、ただしホラーはなしね(笑)
もうすぐ続編も出るらしいので楽しみです。
大坂奉行所にやってきた大兵肥満の新奉行、大鍋食う右衛門。いや大邊久右衛門。
超食いしん坊でマイペースな奉行と、頼りないようなそれなりにしっかりしているような…のとっぽい同心勇之介の、まったりと笑えて食欲をそそる連作ユーモア時代劇。
用人の喜内が微妙にオイシイので今後の活躍をお祈りしております。
まずまず一般受けする程度にいつもの遊び心を押さえてバランスを整えた、気軽に読める捕物帳でした。お行儀がよいと、もっとハジけても…と思ったりもするけど、ただしホラーはなしね(笑)
もうすぐ続編も出るらしいので楽しみです。
コメント
グルメと時代小説は相性がいいのでしょうか。よく、おいしそうなものがでてきますね。
文鎮!確かに文鎮はごっこに使えそうです。
食い倒れの街大坂の鍋奉行。すごく美味しそうです。おすすめです。
うーん、へびはヤだなー…
グルメでなく悪食もしくはサバイバルフーズ…?
楽に手に入る野性動物というと、カエルとかのほうが楽ではなかろうか(ちっちゃめだけど)。へびは咬まれるのコワイですし。
鍋奉行は明日にも二巻目が出るタイミングなので、二巻目も読むつもりです。
(すみません、レスが遅れました。見落とした…?(汗))
おいしそうなモノの出てくる小説は嬉しいです。実は一冊も北方先生の小説を読んだことのない私でした…
少し、少し親しみが増したような気もします。
(ただし、いしかわじゅんの書いた「“男を描く小説家”南方剛三シリーズ」は読んでいるのでした。そのせいか??)
「絶海にあらず」
からはじめてみては。海戦のくだりが猛々しくて生々しいのです。
ぼくもあんまりたくさんは読んでいないのですがね。
ちなみに、ユーモアという要素はありますか?北方先生て。
絶海にあらずでは、刺身を食べるくだりが良かったですよ。まだ醤油が普及していないので、少量の塩で食べるの。これが妙においしそうで。
わははははは、ないんだ…(笑)。まあ、人気作家さんですし、一度はトライしてみましょう。