月曜は休みだったので、国立文楽劇場へ夏休み文楽特別公演の第二部「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」を見に行く。
内容は「なんちゃって大化の改新バナシ」である。(うんと雑駁に言うと、ラスボスが蘇我入鹿)

いろいろたまっていたので、少し出勤してから行く(涙)

疲れもたまっていたのに朝寝しないで録画した映画を見てからいったのも悪かったのだろう。
舞台はほんとうに素晴らしく楽しかったのに、ほんの少しだけ途中で船こいでしまった。
凄く前の方のいい席だったのに!ごめんなさい技芸員さん!
というよりお金はらっていっているのにもったいなさすぎる。

すごーくよかったので、できたらもう一度行きたいのだが…あと二週間しかないしー、目の悪い私は前の方の席がとれないと、と思うとやっぱり無理だよなあ。
そもそも来週の月曜(休み)は、第三部の切符とってあってこちらもいかなきゃならないし。
くそー、次は絶対絶対、ちゃんと朝寝とか昼寝とかして体力を完璧にしてから行くぞ…
まあ良い浄瑠璃からはアルファ波が出ていて良質の睡眠がとれてしまうという説もかなり強力に流布しているらしいのだが(あの「あやつられ文楽鑑賞」の三浦しをんさんまで言ってた…)。たしかにちらほら他にも途中で船こいでいる人はいた。
高齢者けっこうおおいですしね(笑)
舞台は一期一会、ちゃんと見なきゃな。

なのであれこれ語るのもおこがましくて、今回は省略。
酒屋で井戸掃除後の裸のオッサンたちが踊り狂う所なんか楽しかったなあ。
続いて白面貴公子のヒーローを、深窓の姫君とおきゃんな町娘が取りあう三角関係場面。町娘が勘十郎さん。ちょっと勝気で積極的なお三輪、ちょー可愛らしい。「新版歌祭文」で遣った“おみつ”と似たキャラですね。なんでこんなに可愛らしい娘さんになれちゃうんだろう。
可愛いのに、いじめ抜かれていたぶられて、思う人とも結ばれず、悲しい悲しいヒロインなんだけどね…
(まあ、むちゃやん!というような設定や展開は文楽にはてんこもりのようですけどさ)

勘十郎さん、八重垣姫のまさに神がかりな狐遣いにノックアウトさせられて以来、なんかファンです~。

だいぶ大夫さんや人形遣いさんの顔がわかるようになっちゃったし、どのくらいの位置の席が自分にとって好みなのかは一年かけてだいたいわかった。(去年のサマーレイトショーが私の文楽初体験だった)

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索