復活するはわれにあり
2013年6月25日 読書
山田正紀著。
「火神(アグニ)を盗め」「崑崙遊撃隊」が好きだったら読め、という評をネットで見たので読んだ。
よっしゃ冒険小説!面白かった。
余命いくばくもない、病気で体のあちこちのマヒが進行中の中年実業家(40代後半?)。車椅子状態で、というか、超ハイテク車椅子の力も借りて、海のハイジャッカーたちにたちむかうハメに。
不自由な体ならではの展開や逆転もぐいぐい引きつける。
主人公、性格的には病気以前からひねくれものの一匹オオカミだったようです。強がりは冒険小説の必須アイテム。そういう意味では正統派(笑)
車椅子のSFに近いブラックボックスなハイテクぶりは別にいいが、ひとつだけ気になる。ビリー・ワイルダーの「シャーロック・ホームズの冒険」に触れた会話があって、“思い当たることはないか?”と言われた主人公がその場ではぴんと来なくてだいぶ後から…という所があるのだけが気になる。あの映画が「好き」と思えてあの場面がぴんとこないのは、少々嘘くさいぞ…
ラストにもつなげたので少しだけは見直したけど…
でも、おおむね満足。いい味出してるキャラが何人も(「普通にいい人」、はほぼいないけど)。
「火神(アグニ)を盗め」「崑崙遊撃隊」が好きだったら読め、という評をネットで見たので読んだ。
よっしゃ冒険小説!面白かった。
余命いくばくもない、病気で体のあちこちのマヒが進行中の中年実業家(40代後半?)。車椅子状態で、というか、超ハイテク車椅子の力も借りて、海のハイジャッカーたちにたちむかうハメに。
不自由な体ならではの展開や逆転もぐいぐい引きつける。
主人公、性格的には病気以前からひねくれものの一匹オオカミだったようです。強がりは冒険小説の必須アイテム。そういう意味では正統派(笑)
車椅子のSFに近いブラックボックスなハイテクぶりは別にいいが、ひとつだけ気になる。ビリー・ワイルダーの「シャーロック・ホームズの冒険」に触れた会話があって、“思い当たることはないか?”と言われた主人公がその場ではぴんと来なくてだいぶ後から…という所があるのだけが気になる。あの映画が「好き」と思えてあの場面がぴんとこないのは、少々嘘くさいぞ…
ラストにもつなげたので少しだけは見直したけど…
でも、おおむね満足。いい味出してるキャラが何人も(「普通にいい人」、はほぼいないけど)。
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