1948年、ノーマン・Z・マクロード監督作品。カラー。

スカパーで録画視聴。学生の時TVで見て以来。懐かしい~。
衛星劇場は契約してるパックに入ってない筈なんだけど、なぜか録画できたぞ♪しかも、数日後には続編「…の息子」もやってて録画出来たぞ♪♪
先月末頃、フレッツ光経由のテレビに変えたから「お試し」扱いになったのかな。ラッキー!

西部の女ガンマン、カラミティ・ジェーン(ジェーン・ラッセル)は、知事から『インディアンに武器を密売している悪徳武器商人を探り出せ』との依頼を受けて、密偵として動き出す。敵の目を欺くため、たまたま出会った歯医者のポッター(ボブ・ホープ)を籠絡し、夫婦として西へ向かう幌馬車隊に紛れ込むが…

ボブ・ホープ主演の西部劇コメディ。
4~50年代ならではの、ベタなギャグとまったりしたテンポがのどかでよろしい。
キス以上は許さず、うまいこと歯医者を囮として使い倒していたジェーンが、見栄っ張りでお調子者だが悪気のない彼に、何となくほだされていき、非力で小心者なポッターも、最後はピンチの彼女を救おうと知恵を絞って頑張るあたり、定番だが気持ちよくエンディングを迎えられる。
コメディなので西部劇としては書き割りっぽい画面だが、終盤のアクション展開はそれなりに迫力がありスリリング。歌は二曲。オスカーも取ったヒット曲「ボタンとリボン」は、ホープがアコーディオン片手に唄うトボけた曲。“西部より東部がいいよ~”という内容の歌詞だったのは完全に忘れてた(笑)。もう一曲は、黒幕の指示で密偵を誘惑しようとする酒場の歌姫アイリス・エイドリアンが歌う"Meetcha Round The Corner"。
昔のコメディは歌が入ってていいねえ。っていつも言ってるけど(笑)

グラマー女優ジェーン・ラッセルの大味さが女傑ジェーンにはよく合ってて、ホープとのマッチングもグッド☆アクションにまで期待しちゃダメですが、魅力的です。カラー撮影の華やかさもあり、ホープ・コメディの代表格に数えられるのも無理ないかなという感じ。

☆4とかつけると大げさになるのでやめとくけど、だらだら引っ張らず91分でさっぱりまとめた小味な楽しいコメディ。「腰抜け二挺拳銃の息子」は未見なので、こちらも楽しみです。
二匹目のドジョウに傑作なしとはいうけれど(笑)
でもホープなら、「姫君と海賊」やってくれないかな~どこかで…
帆船好きとしては幻の名画?です。

コメント

nophoto
オベリックス
2013年6月6日22:59

ああーっ、もう大好きな映画でございます、ボースン様!(興奮気味) 地上波放送の吹替えでしか見たことないですが、もうホントに傑作だと思います。これのジェーン・ラッセル、今で言うツンデレでボブ・ホープを操っていくとこがかなり魅力です(そのキャラでの、あのオチもすごいです)。これとジェリー・ルイスとディーン・マーチンの「底抜け西部へ行く」が、私にとっての忘れられない西部劇コメディです。
「腰抜け」ではボブ・ホープの声を柳沢真一さんという喜劇役者が担当していまして、この人は「奥さまは魔女」のダーリンの声もやっている人なんですが、俳優としては高橋英樹さんが昔主演していた、これまた大好きなほのぼの時代劇コメディ「ぶらり信兵衛~道場破り~」で駕篭かきを演じていました。で、この柳沢真一さんの吹替えが実に素晴らしいんですよ。決闘するはめになったボブ・ホープが、いろいろな人からアドバイスを受け、それを覚えようとしてアドバイスがごっちゃになっていくとことか、爆笑しました。

ボースン
2013年6月7日1:10

こんばんわ、オベリックスさま。

ボブ・ホープ、いいですよね~☆ツンな偽装嫁にビシバシとパシらされ、ノセられて、西部のヒーローを気取っちゃうおかしさ。
決闘シーンもいいし、目をつぶったまま、部屋に侵入してきたインディアンをジェーンと思ってペタペタ触って喜んでる場面もよかったです(笑)
ちなみに、ジェリー・ルイスは実はちょっと食わず嫌いで、底抜けシリーズはほとんど見ていないのです。マーティンの方はそうでもないのですが…

>そのキャラでの、あのオチもすごいです

まさかのエンディングですよねー!

柳沢真一さん、私がTVで見た時も、きっとこの人ですね。今回は字幕でしたが、ホープが、ポンポンッと捨て台詞的に早口でくすぐりを放つところは、むしろ英語字幕欲しいなっと思いました(笑)

nophoto
オベリックス
2013年6月7日16:19

インディアンをジェーンと間違えるシーン、傑作です。「意外とたくましいんだねえ」とか何とか言いながらキスしようとすると殴られ、気絶して、翌朝目覚めると、殴られたなんて思っていなくて、ジェーンに「夕べはすごかった」なんてうれしそうに話すんですよね、確か。で、ジェーンは「手間がかからずラクな亭主」みたいな反応。
あの幌馬車隊に加わる時、自己紹介するボブ・ホープが「ポッター夫妻。私が“フ”、こちらが“サイ”」とか言うところもおかしかったです。

「底抜け」シリーズは私も実は、それほど見てません。「西部へ行く」はこれまた吹替えが傑作でして、ジェリー・ルイスは愛川欽也氏、マーティンが広川太一郎氏という鉄壁の布陣(ジェリー・ルイスはほかに、キャグニーの吹替えでもおなじみの近石真介さんがアテることもありますけど)。愛川さんがデレデレの、幼児性丸出しのしゃべりでボケまくり、広川さんはどこかとぼけた、2枚目半って感じでツッコむというやり取りが最高でした。
「腰抜け二挺拳銃」は幸い、テレビ放映時の録画が残っているのですが、「底抜け西部へ行く」はベータビデオで録画したはずがどこか行方不明になってしまい、残念無念なのであります。

ボースン
2013年6月9日0:49

キスまでいくとジェーンが毎回ガツンと(こっそり)殴って、打ち止めになるんですね~
なのでインディアンに殴られても、ジェーンの時と一緒で「君のキスって、シビレル~」(笑)

>ジェリー・ルイスは愛川欽也氏、マーティンが広川太一郎氏という鉄壁の布陣

おおそりゃ鉄壁ですね!!
「お熱いのがお好き」の、トニー・カーティス&ジャック・レモンと同じく、国宝級のキャストですな。
近石真介さんは、マスオさんのイメージが強いです(*^^*)

ベータビデオはVHSより画質がイイとのことですが、維持が大変ですよねぇ。VHSですら修理が困難になってきてるのに…頑張って下さい。

nophoto
G3
2013年6月9日23:38

凄く好きな映画です。
もちろん、ご幼少のみぎりにTVで見ました。柳沢真一さんの吹き替えでした・・・・・(^^

で、久しぶりにYOUTUBEでバッテンボゥを探してみましたら・・・・メル・ブルックスはこの辺の映画が一番好これこその映画であります!

因みに柳沢真一さんには5年くらい前にお会いしました。
江戸っ子って感じの「おやっさん」でありました。
阿野ころの俳優(声優)さんは、兎に角教養がありましたね~(^^

nophoto
G3
2013年6月9日23:41

ゴメンナサイ、またもや訳わからないコメントになってました。
メルブルックスの敷きな映画は、この辺のコメディだったのではないかと言いたかったのでありますが・・・・勘弁してください(^^

ボースン
2013年6月11日0:32

いや、すごーくよくわかります。珍道中とか腰抜けとかは、きっとメル・ブルックスの背骨に入ってる気がします私も。
ブルックス監督も、かならず音楽シーン入れてくれますし♪

21世紀に入っても現役なブルックスですが、60年代のTVショウのライター連に名を連ねていただけあって、いい意味で昔ながらの味わいを維持していますね(*^^*)

それにしても、柳沢真一さんまで来るんだ…さすがは和田誠組が来るお店!
(ってお店でお会いされたように思いこんでいますが違ってたらすみません)

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