月村了衛著。

近未来SF警察小説。
パトレイバーみたいな、人型ハイテク機甲兵装を駆使して特殊任務にあたる特捜部。
テロリストや犯罪者もそーゆーのを使うようになってきて普通のパトカーや警官や機動隊じやまにあわなくなってきた時代ということで。

設立時からイロイロあって、例外的措置に満ちた特捜部の切り札「機龍」の搭乗者三人は、傭兵あがりの日本人、ロシアから来た刑事くずれ、そしてアイルランドのワケアリ美女…
身内であるはずの警察からもハプられまくる彼らの活躍を描く。
三人の搭乗者が中心でははあるが、なぜか外務省出身なボスとか、過去あるメンテ担当者とか、対照的な性格の副官たちとか、群像劇っぽい感じであきさせない。

ハードボイルドタッチで辛口のユーモアをちりばめ、アクションもテンポがよくて面白い。続編も読もうっと。

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