幸せの文楽てぬぐい。
2013年1月7日 文楽 コメント (2)
夢見の悪い寝起きで、思っていたより着くのがギリギリになったけど(昼ごはんに難波で美味しいパン買って、一応10分前にはついたけどネ)、国立文楽劇場新春公演第一部。
約3時間、たのしかった~♪
満員御礼、補助席まで出てたようです。
しかも、まさかの捲き手ぬぐいゲット!
毎年、新春公演でやってるらしい「捲き手拭い」
取れたらいいなあ、でも難しいかなあと思ってましたが、少し前の列でひと跳ね(笑)してきた手拭いが、真ッ正面に飛んできて、すかさず掴んでモノにしました★
縁起ものなんだよね!
若い技芸員さん二人でまいてて、お名前まではわからないけど、ありがとーお兄さん!
めっちゃ嬉しかったので、つかまえた時の結んだ状態のと、絵柄全体と両方写真撮ってアップしてみました。
帰宅したら、Amazon.comが「11月に発送した」という癖届いてなくて、年末に英語サイト内をうろうろして色々調べ、なんとか配送会社に督促メールを送ってみたものの、かなり心配していた米国盤BDも届いていた!!
さすがは"縁起物"。なんて霊験あらたかなんだ!
ちなみに、届いたのは「今日だけ半額・約25ドルだよ」とのDMメールについ魔がさして頼んだ"Mel Brooks Collection"。メル・ブルックス作品のブルーレイ9枚組!日本語字幕はないのだが、ちょろっと「新サイコ」だけうつしてみた所、まあ英語字幕のみでも既に見たことある分なんかは結構ダイジョーブだね。未見の作品(「12の椅子」「ロビン・フッド~メン・イン・タイツ」の二枚)はちょっとあやしいが…
さて文楽に話を戻しますと。
なにせ去年生まれて初めて文楽を見たばかりのにわかファンです。しかも歌舞伎も全く見たことない伝統芸能不案内者です。見る演目(モノ)聴くもの(モノ)すべて新鮮。
最初の演目が「寿式三番叟」。
私が文楽初観賞に行く直前くらいに入院なさった、かの人間国宝・住大夫さんの声を、はじめてナマで聞けました。渋い声だなあ(*^^*)
戻ってきて下さってほんとによかった。
三番叟も全く知らずに初めて見たけど、後半はかなりコミカルな踊りなんですね~。
前の方の左よりの席だったので、二人の三番叟の、より三枚目ぽい方の人形を操る吉田幸助さんが、結構すぐ目の前で眼福。いっぱい笑わせてくれたけど、うーん、男前だなあこのかた…(*^^*)
私、人形遣いさんの顔出し全然OKですよ!うん。
幸助さんだけでなく、人形に全身全霊をこめるあまり厳かなポーカーフェイスになってる皆さん、とってもイイ顔になっていますから。人形遣いさんたちが一番、ブログラムやネットで見る写真と舞台上での顔が違う!と思うなあ…
二本目は「義経千本桜」の"すしやの段"。ある程度予習して、ただし予習しすぎない、ということにしている自分は、どんどん伏線が回収されてああそうだったのかー!と思いながら目をウルウル。語りの大夫さんは三人が順番に変わるようだけど、お一人目がこれも人間国宝な源大夫さんで、繊細な感じの語りだけど最初ちょっと聞こえにくかった。たしか新春公演の途中"体調により"休んでおられた日もあったはず(まだ7日なのに)。大丈夫かしら…なにせエース級は皆かなりのご高齢、な世界のようですし。
三本目は「増補大江山」一条戻り橋で、美女と見せかけた鬼女と戦う豪傑・渡辺綱。
美女がほんとに美女で見とれていたら、一瞬で鬼の顔に変化。技術力にビックリ!
宙乗りもあったり大道具の屋敷がぐわーとたちあがったり、いかにも「芝居見物」な感じでへぇぇぇ~って感じ。プログラムの第二部にある「本朝廿四孝」が仕掛けが派手で初心者にお勧めと聞いていたので、ある意味そっちが一番気になっていたけど、「大江山」も派手な演目だったんですね。ちょっとだけ木原敏江の「大江山花伝」とか思いだしながら、見てました(笑)
この鬼は茨木童子の化けた姿なのかな~
そして、文楽って和製ミュージカルだなあと、改めて思ったりして。
(私のミュージカル好きの資質が、今になって文楽と唱和しております)
歌舞伎も、そうなのかもしれないんだけど、今のところ、文楽だけで十分です。人形ならではの動きのメリハリに魅力を感じているもので…
登場人物の人形が「死んで」動かなくなると、いつのまにか遣い手さんもふうっと消えているんだけど、なぜかこれまで一度も彼らが「消える」瞬間を目にしたことがない!
人形と遣い手の不思議な力関係。この不思議さが、いいんだねきっと。
今日も、観賞後ちょっと職場に回ったけれども、手拭い効果で更に増幅された幸せ気分で、何とか今年もやっていけそうな気がしてきました。1/4からノンストップで職場いってますよ~(爆)もちろん、1/4・6・7は本当はお休みなんですよ~(涙)
まあさすがにお休みの日は数時間しかいてませんでしたが…次の休みは1/13(日)。
次の休みの1/13には、今度は家族も一緒に文楽の2プロに行くんだい。
こちらも楽しみです(*^^*)
約3時間、たのしかった~♪
満員御礼、補助席まで出てたようです。
しかも、まさかの捲き手ぬぐいゲット!
毎年、新春公演でやってるらしい「捲き手拭い」
取れたらいいなあ、でも難しいかなあと思ってましたが、少し前の列でひと跳ね(笑)してきた手拭いが、真ッ正面に飛んできて、すかさず掴んでモノにしました★
縁起ものなんだよね!
若い技芸員さん二人でまいてて、お名前まではわからないけど、ありがとーお兄さん!
めっちゃ嬉しかったので、つかまえた時の結んだ状態のと、絵柄全体と両方写真撮ってアップしてみました。
帰宅したら、Amazon.comが「11月に発送した」という癖届いてなくて、年末に英語サイト内をうろうろして色々調べ、なんとか配送会社に督促メールを送ってみたものの、かなり心配していた米国盤BDも届いていた!!
さすがは"縁起物"。なんて霊験あらたかなんだ!
ちなみに、届いたのは「今日だけ半額・約25ドルだよ」とのDMメールについ魔がさして頼んだ"Mel Brooks Collection"。メル・ブルックス作品のブルーレイ9枚組!日本語字幕はないのだが、ちょろっと「新サイコ」だけうつしてみた所、まあ英語字幕のみでも既に見たことある分なんかは結構ダイジョーブだね。未見の作品(「12の椅子」「ロビン・フッド~メン・イン・タイツ」の二枚)はちょっとあやしいが…
さて文楽に話を戻しますと。
なにせ去年生まれて初めて文楽を見たばかりのにわかファンです。しかも歌舞伎も全く見たことない伝統芸能不案内者です。見る演目(モノ)聴くもの(モノ)すべて新鮮。
最初の演目が「寿式三番叟」。
私が文楽初観賞に行く直前くらいに入院なさった、かの人間国宝・住大夫さんの声を、はじめてナマで聞けました。渋い声だなあ(*^^*)
戻ってきて下さってほんとによかった。
三番叟も全く知らずに初めて見たけど、後半はかなりコミカルな踊りなんですね~。
前の方の左よりの席だったので、二人の三番叟の、より三枚目ぽい方の人形を操る吉田幸助さんが、結構すぐ目の前で眼福。いっぱい笑わせてくれたけど、うーん、男前だなあこのかた…(*^^*)
私、人形遣いさんの顔出し全然OKですよ!うん。
幸助さんだけでなく、人形に全身全霊をこめるあまり厳かなポーカーフェイスになってる皆さん、とってもイイ顔になっていますから。人形遣いさんたちが一番、ブログラムやネットで見る写真と舞台上での顔が違う!と思うなあ…
二本目は「義経千本桜」の"すしやの段"。ある程度予習して、ただし予習しすぎない、ということにしている自分は、どんどん伏線が回収されてああそうだったのかー!と思いながら目をウルウル。語りの大夫さんは三人が順番に変わるようだけど、お一人目がこれも人間国宝な源大夫さんで、繊細な感じの語りだけど最初ちょっと聞こえにくかった。たしか新春公演の途中"体調により"休んでおられた日もあったはず(まだ7日なのに)。大丈夫かしら…なにせエース級は皆かなりのご高齢、な世界のようですし。
三本目は「増補大江山」一条戻り橋で、美女と見せかけた鬼女と戦う豪傑・渡辺綱。
美女がほんとに美女で見とれていたら、一瞬で鬼の顔に変化。技術力にビックリ!
宙乗りもあったり大道具の屋敷がぐわーとたちあがったり、いかにも「芝居見物」な感じでへぇぇぇ~って感じ。プログラムの第二部にある「本朝廿四孝」が仕掛けが派手で初心者にお勧めと聞いていたので、ある意味そっちが一番気になっていたけど、「大江山」も派手な演目だったんですね。ちょっとだけ木原敏江の「大江山花伝」とか思いだしながら、見てました(笑)
この鬼は茨木童子の化けた姿なのかな~
そして、文楽って和製ミュージカルだなあと、改めて思ったりして。
(私のミュージカル好きの資質が、今になって文楽と唱和しております)
歌舞伎も、そうなのかもしれないんだけど、今のところ、文楽だけで十分です。人形ならではの動きのメリハリに魅力を感じているもので…
登場人物の人形が「死んで」動かなくなると、いつのまにか遣い手さんもふうっと消えているんだけど、なぜかこれまで一度も彼らが「消える」瞬間を目にしたことがない!
人形と遣い手の不思議な力関係。この不思議さが、いいんだねきっと。
今日も、観賞後ちょっと職場に回ったけれども、手拭い効果で更に増幅された幸せ気分で、何とか今年もやっていけそうな気がしてきました。1/4からノンストップで職場いってますよ~(爆)もちろん、1/4・6・7は本当はお休みなんですよ~(涙)
まあさすがにお休みの日は数時間しかいてませんでしたが…次の休みは1/13(日)。
次の休みの1/13には、今度は家族も一緒に文楽の2プロに行くんだい。
こちらも楽しみです(*^^*)
コメント
ゆうのすけと申します。
私も昨年の新春公演からのにわかファンです。
(きっかけは2011年3月にあった「~竹本源大夫・鶴澤藤蔵 親子同時襲名記念~
4月文楽公演プレイベント文楽のつどい」に母に付き合って行ったことからです)
文楽の素晴らしさに、完全にハマりました。
11日に新春公演の第一部に行く予定です。
待ちきれなくて、公演の様子を調べていて貴方のブログを発見致しました。
公演の雰囲気が日記から伝わってきました。
竹本住大夫さんの語りが楽しみです♪
そして。
「捲き手拭い」をゲットされるとは、強運の持ち主さんですね!
おめでとうございます♪
私は歌舞伎や能楽も好きなのですが、文楽を知ってからは文楽優先になってます。
人形遣い、大夫の語り、三味線の素晴らしさ。
観たい演目が山ほどあります。
そして、文楽は比較的料金がリーズナブルなのも好きです(笑)。
ボースンさんの仰る通り、文楽は和製ミュージカルだと思います。
大阪市が文楽協会に支給する補助金が削減されないよう、ささやかですがファンとして文楽劇場に足を運ぼうと思っております。
はじめまして、こんばんわ!
歌舞伎や能も見たことなくて、目利きな伝統芸能ファンのようにキチンとした観賞や分析はできない私ですが、「楽しかった!」という気持ちがあふれてつい長文になってしまいました(笑)
歌舞伎や能とも、共通する演目があると聞きました。「にわかファン」と仰られますが伝統芸能の素養があれば、ほんとに「にわか」な私よりきっともっと深く楽しむことができることと推察します。
新年ムードたっぷり、大入り満員の文楽劇場を、たっぷり楽しんでいらしてくださいね!
>「捲き手拭い」をゲットされるとは、強運の持ち主さんですね!
おめでとうございます♪
ありがとうございます!
普段、宝くじや抽選ではちっとも当たらないのですが、今回は超ラッキーでした!
あの日はもう、一日中、ニヘラニヘラ~と顔をゆるめまくってました★
誰かさんに散々にけなされた「文楽」ですが、それを聞いて心配になって劇場へやってくる文楽好きや少しでも文楽に関心を持てる人が、まだまだ関西にもたくさんいることにホッとします(他の地方から遠征してこられる猛者も結構おられるみたいですが)。
これからも、文楽を楽しみかつ応援していきたいと思います。