It’s a Great Feeling
2012年10月27日 映画 コメント (2)
1949年、デヴィッド・バトラー監督作品。カラー。
「愛のトンネル」見たさに買った『TCM Spotlight: Doris Day Collection 』に入っていた一枚。米盤DVDなので英語字幕のみ、ただしリージョンオール♪
舞台はハリウッドのワーナー撮影所。ジャック・カースン(本人)は、自分の主演映画企画の監督をなかなか引き受けてもらえず(大根だから?アホだから?無責任男だから?)、「もういい!自分で監督する!」
共演にと声をかけた友人デニス・モーガン(本人)にも逃げられてクサっていたが、女優志願のウェイトレス・ジュディ(ドリス・デイ)に手伝わせて、彼を騙して契約書にサインさせる。手伝えば映画に出す!と約束していたカースンと、ジュディを憎からず思ったモーガンは、彼女をヒロインにキャスティングすべくプロデューサーのトレント(ビル・グッドウィン)を説得しようと、あの手この手を繰り出すが…
デニス・モーガンとデイは数曲ずつ歌う。まあこの二人は本物の歌手だから。カースンも一曲、コレはモーリス・シュバリエ風を狙っているのか?のギャグ(苦笑)
ダンスは終盤に三人がモブとともに踊るアパッシュダンス風ナンバーくらいだが、これはなかなか楽しくていい。デイはここでは黒髪(写真三枚目)。
よくあるノーテンキな歌入りコメディだが、なぜにドリス・デイ以外の主演スターたちは、みんな本名(芸名?)そのまんま…
そしてアホほど豊富なカメオ出演者たち。
最初の5分、「カースンの映画の監督を断る」ためだけに、キング・ヴィダーとラオール・ウォルシュとマイケル・カーティスとデヴィッド・バトラーがカメオで出る。セリフつきのスター・カメオもゲイリー・クーパー、ジェーン・ワイマン、ジョーン・クロフォード、E・G・ロビンソン、エリノア・パーカー、これだけあげても実は氷山の一角にすぎない(全部紹介するのは遠慮しておく)。
最後、ハリウッドに失望したジュディは田舎で待つ婚約者のもとへと帰る。「田舎者の花婿なんて!死よりも悪い運命より救い出す!」と、カースン&モーガンは教会にかけつけるが、新郎新婦を見て口をアングリ…
…さて、花婿は誰のカメオだったと思いますか?(笑) なんとそれは…
ネタバレにつき、要反転⇒ エロール・フリン!
常識破れなくらい大量のカメオ出演で作ったワーナー製作のコメディでした。なんじゃこりゃ。
デニス・モーガンとジョニー・カースンは、他にもコメディで共演作品があるようです。
ネットで少し見て回ると、彼らはどうやら、当時のワーナー版『珍道中コンビ』、つまり廉価版ビング・クロスビー&ボブ・ホープ、だったとか。
…なるほど…
モーガンは歌えるし、カースンが三枚目担当…でも、ホープほどの切れ味はないよな。
モーガンも、ビングほどすっとぼけた味はないし。
楽屋落ちやノリのむちゃくちゃさは通じるところがあります。
まあそもそも、デヴィッド・バトラーって、珍道中シリーズの監督もやってるし。
それでやっぱり社風のせいか?パラマウント時より、モタモタしてます。
ドリス・デイは、最初っからドリス・デイだなーという安定したコメディエンヌぶりだけど、多少とも笑えるのはむしろ、主人公たちに振りまわされるプロデューサー・グッドウィンの手堅い受け演技のほうが貢献しているような気が…。(^^;)
http://www.amazon.com/TCM-Spotlight-Collection-Feeling-Starlift/dp/B001O2UTRW/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1240022239&sr=8-1
「愛のトンネル」見たさに買った『TCM Spotlight: Doris Day Collection 』に入っていた一枚。米盤DVDなので英語字幕のみ、ただしリージョンオール♪
舞台はハリウッドのワーナー撮影所。ジャック・カースン(本人)は、自分の主演映画企画の監督をなかなか引き受けてもらえず(大根だから?アホだから?無責任男だから?)、「もういい!自分で監督する!」
共演にと声をかけた友人デニス・モーガン(本人)にも逃げられてクサっていたが、女優志願のウェイトレス・ジュディ(ドリス・デイ)に手伝わせて、彼を騙して契約書にサインさせる。手伝えば映画に出す!と約束していたカースンと、ジュディを憎からず思ったモーガンは、彼女をヒロインにキャスティングすべくプロデューサーのトレント(ビル・グッドウィン)を説得しようと、あの手この手を繰り出すが…
デニス・モーガンとデイは数曲ずつ歌う。まあこの二人は本物の歌手だから。カースンも一曲、コレはモーリス・シュバリエ風を狙っているのか?のギャグ(苦笑)
ダンスは終盤に三人がモブとともに踊るアパッシュダンス風ナンバーくらいだが、これはなかなか楽しくていい。デイはここでは黒髪(写真三枚目)。
よくあるノーテンキな歌入りコメディだが、なぜにドリス・デイ以外の主演スターたちは、みんな本名(芸名?)そのまんま…
そしてアホほど豊富なカメオ出演者たち。
最初の5分、「カースンの映画の監督を断る」ためだけに、キング・ヴィダーとラオール・ウォルシュとマイケル・カーティスとデヴィッド・バトラーがカメオで出る。セリフつきのスター・カメオもゲイリー・クーパー、ジェーン・ワイマン、ジョーン・クロフォード、E・G・ロビンソン、エリノア・パーカー、これだけあげても実は氷山の一角にすぎない(全部紹介するのは遠慮しておく)。
最後、ハリウッドに失望したジュディは田舎で待つ婚約者のもとへと帰る。「田舎者の花婿なんて!死よりも悪い運命より救い出す!」と、カースン&モーガンは教会にかけつけるが、新郎新婦を見て口をアングリ…
…さて、花婿は誰のカメオだったと思いますか?(笑) なんとそれは…
ネタバレにつき、要反転⇒ エロール・フリン!
常識破れなくらい大量のカメオ出演で作ったワーナー製作のコメディでした。なんじゃこりゃ。
デニス・モーガンとジョニー・カースンは、他にもコメディで共演作品があるようです。
ネットで少し見て回ると、彼らはどうやら、当時のワーナー版『珍道中コンビ』、つまり廉価版ビング・クロスビー&ボブ・ホープ、だったとか。
…なるほど…
モーガンは歌えるし、カースンが三枚目担当…でも、ホープほどの切れ味はないよな。
モーガンも、ビングほどすっとぼけた味はないし。
楽屋落ちやノリのむちゃくちゃさは通じるところがあります。
まあそもそも、デヴィッド・バトラーって、珍道中シリーズの監督もやってるし。
それでやっぱり社風のせいか?パラマウント時より、モタモタしてます。
ドリス・デイは、最初っからドリス・デイだなーという安定したコメディエンヌぶりだけど、多少とも笑えるのはむしろ、主人公たちに振りまわされるプロデューサー・グッドウィンの手堅い受け演技のほうが貢献しているような気が…。(^^;)
http://www.amazon.com/TCM-Spotlight-Collection-Feeling-Starlift/dp/B001O2UTRW/ref=pd_bbs_sr_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1240022239&sr=8-1
コメント
この監督のサイレントムービーはカメオ出演のパロディでした。
メルブルックスは古い映画の御下品なパロディが多く、ちょっと道を外し気味の古い映画ファンには楽しめます。
中でも珍説世界史PartⅢは笑えます。もし未見でしたら如何ですか?
いやぁ、実はメル・ブルックス監督、昔から好きで結構見てます(*^^*)
彼のは下ネタも多いけど、映画愛のあふれるパロだと思います♪
「サイレント・ムービー」は昔映画館で見ましたし(その後再見してないので日記には出てきてませんが)、「珍説世界史」はやっぱり宗教裁判レビューが最高♪でした。ムリにでもミュージカル場面を入れてくれる人なので、ミュージカル好きの私はそこも嬉しいです。というか、昔のコメディってたいてい歌入りだったのに、コメディで歌を入れるなんてのは、ブルックス監督でもう打ち止めなのかな~(涙)
ああそれと、カメオも嫌いじゃないですよ。珍道中シリーズも大好きですが、あれも毎回カメオが多くて…。しかし、『It’s a Great Feeling』のカメオ人数はケタ違いでビックリでした(映画としては珍道中にかなわないけど)。