宮城谷 昌光著。

ひさびさに宮城谷氏の中国モノ。
戦国時代後期、貧しい一学徒からやがては秦の宰相にまでのぼりつめた范雎を描く。
さまざまな出会いと苦難とを通して、どんどん人としての格の上がってゆく主人公。
例によって、簡潔端正な読みやすい文章でページを繰らせるが、なんかモノ凄いモテ男で、こんな主人公はじめてなんじゃないか宮城谷サン…
少なくともこれまで私が読んだ中ではダントツ。上巻を半分読む頃には4人くらいの女性から好意を持たれてたりデキちゃったりしてるぞ。島耕作かキサマ!(いや、島耕作は読んだことないんだけどサ)

いつになくヌレ場の多い宮城谷中国史でした(笑)
いつになくタイトルも、漢字よりひらがなが多いし。関係ないが。

コメント

nophoto
ごみつ
2012年10月13日21:49

こんばんは。

わ~、宮城谷先生の本、良いな~。私も読みたい。
范雎って、確か同じ宮城谷氏の「奇貨居くべし」にチラっと出てきた気がする。
面白そうですね。

女性にもてもてと言えば、「奇貨」の呂不韋も美青年という設定で、もてまくってましたよ。(笑)

以前、「晏嬰」を勧めていただいたのボースンさんでしたよね?読みたい本がたくさんで困っちゃいます。(笑)(^^♪

ボースン
2012年10月13日23:05

こんばんわ~☆

いやいや、なんかこれはダントツな感じがしますよ、范雎。
全然ルックスはどうってことないのだが、「この人はフツーじゃない、立派な人」と女性へのウケが妙に良い、という設定でした。
そしてラブシーンがいつもより多めな感じで。掲載誌の都合とかなんかなのかしら(笑)

そして、「晏子」をお勧めしたのは多分私です。どれを読んでてどれを読んでなかったか、宮城谷中国小説は時々あやしくなるのですが、コレは大丈夫のはず!(爆)

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