響野夏菜著。

ファンタジー・ラブコメ。
といっても結構ハードに不幸なお育ちのヒロインは皮肉屋の意地っ張り。
何たって生まれた時に悪い魔法使いに呪われて、お城から出たらヒロインは死ぬ、ヒロインに触れた異性はカエルになってしまう、の二重苦のままお年頃になったんですから。

そんな彼女にまさか!の新展開。彼女の絵姿を見て一目ぼれした大国の王子が婚約を申し入れてきて、「呪いを解くため」の腕きき魔法使い兼「お輿入れに備えての」教育係を送りこんできたのだった。

この魔法使いゼルイーク、確かに腕ききで、来ただけで彼女の呪いをちょっぴり軽減し、しかも相当なイケメンなのだが、これがヒロイン以上の皮肉屋のドSで…


魔法使いの意地悪ぶりには多少イライラするが、あ・かるいバカ王子アレクセルが魅力的で楽しい。一見優秀かつ美形なのだが真性のアホ。でもイイ男なのだ。王子喋りも好み(笑)
誰に対しても容赦のないゼルにムチャクチャされたり、歯の浮くようなセリフにヒロインが嫌な顔をしてもゼンゼンめげない。そして時たま(たまにだが)、モノスゴくいい事を言ったりもする。

呪いは一朝一夕には解けきらないようだが(実際10冊くらいシリーズが続いている様子…)、結構面白いので(主としてアレクセルが…)、続きも読んでみようっと♪

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