首の姫と首なし騎士 英雄たちの祝宴 (角川ビーンズ文庫)
2012年9月12日 読書
睦月 けい著。
豊饒祭の季節が来た。シャーロットは一念発起、「国王の資質を持つもの」を見定めるため、これまで避けまくっていた「人前に出る」ことを決意し、マナーやダンスなど社交術の特訓を受けることにするが…
あいかわらず、ところどころ日本語が変で、心理描写もたまにぎくしゃく、宮廷や政治を「勉強」で描いてる感が抜けないが、キャラクター設定に独特の個性というか手ごたえがあるので、つい読まされる。夜中に一気読み。
何かにつけて不器用で人前に出るのが怖い、自信が持てないトラウマ姫のシャーロット。でも、その割に(そのぶん?)あれこれ深く考えるところがあるし、意外と皮肉屋で、語り手である彼女の独白は「えっちらおっちら」ぎくしゃく進むが、そこが独特で面白い味になっている。
最初に登場した時に感じられた(そして世間一般に思われていた)よりはずっと努力家だし。
幼少期のトラウマがでかすぎたんだよねきっと。この三巻目では「がんばる姫」に好感が持てる。厳しいレオンにもクールなアルベルトにも認められてよかったねー♪
一番おいしく書けてるのはレイフォード王子だけどね。
豊饒祭の季節が来た。シャーロットは一念発起、「国王の資質を持つもの」を見定めるため、これまで避けまくっていた「人前に出る」ことを決意し、マナーやダンスなど社交術の特訓を受けることにするが…
あいかわらず、ところどころ日本語が変で、心理描写もたまにぎくしゃく、宮廷や政治を「勉強」で描いてる感が抜けないが、キャラクター設定に独特の個性というか手ごたえがあるので、つい読まされる。夜中に一気読み。
何かにつけて不器用で人前に出るのが怖い、自信が持てないトラウマ姫のシャーロット。でも、その割に(そのぶん?)あれこれ深く考えるところがあるし、意外と皮肉屋で、語り手である彼女の独白は「えっちらおっちら」ぎくしゃく進むが、そこが独特で面白い味になっている。
最初に登場した時に感じられた(そして世間一般に思われていた)よりはずっと努力家だし。
幼少期のトラウマがでかすぎたんだよねきっと。この三巻目では「がんばる姫」に好感が持てる。厳しいレオンにもクールなアルベルトにも認められてよかったねー♪
一番おいしく書けてるのはレイフォード王子だけどね。
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