伊吹秀明著。

ライヘンバッハの滝で宿敵とともに死んだと思われていたホームズ、彼の身を助けたのは日本の武術『バリツ』の素養だということである(ドイルの“原典”に書いてある)。
その『バリツ』を中心にホームズのかかわった事件を描くパスティーシュ短編集。

格闘家としてのホームズを描く、というので、アクションまたアクションかと思ってたらそうでもない。特に2作目以降は、ホームズの時代の実在の有名人や事件や流行を取り込み、読者をニヤリとさせてくれる。軽いがハメをはずしすぎず、バランスのとれた感じの楽しい読み物。

これもご紹介さんきゅでした、だぶるえんだーさま☆

コメント

nophoto
だぶるえんだー
2013年1月26日19:53

笹原正三というレスリング選手(そのむかし、オリンピックで金メダルを取ったひと)は合気道を学び、取り入れていたそうです。そういうひと、案外多いかもしれませぬ。さまざまなスポーツ選手の中に、古武術のひそかな伝承者が・・・・・・なんて夢想しています。
武術の構造という本が怖い話をしていました。武器を持つ敵に密着し、たおしてノドを切り裂くにはどうすればいいか?古代ギリシア人はどう考えたか・・・・・レスリングを例に説明しているのです。

nophoto
だぶるえんだー
2013年8月25日19:14

コナン・ドイルは拳闘小説もいくつか書いていますよ。まずまず迫力がありました。

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