犬飼六岐著。
かわら版の読み売り・才助は、元武士で物書き(かわらばんの記事を執筆する)の青山孫四郎と共に、幼馴染の利吉が変死した事件を調べ始めるが。時代ミステリ?
えーと、パンチのきいた作風がお気に入りで、しかも落ち着いたものも書けるようになってきて…と、毎回注目していた犬飼氏だが、今回はちょっと落ち着きすぎたかなあ。
口から生まれてきたような若者・才助と、茶ばかり飲んでる勿体ぶった中年・孫四郎のやりとりはなかなか味があるが、話そのものはなかなか盛り上がらず、盛り上がってきたと思ったらちょっと物足りない着地で終わった。意外なところにつながるのはこの人らしくてうまいんだが…
それに私は女だし~、気の毒な女性たちのことを考えると、悪役の設定にもなんとなくスッキリしないかなー。
このコンビ、シリーズ化をもくろんでるのかもしれないが、シリーズなら吉岡清三郎シリーズをどーにかして続き書いてほしいなあ。
渋さ爆裂なくせトボけた所もある孫四郎はそこそこ魅力があるが、調子のいい江戸っ子にはあまり興味が持てないよ…
ま、次作に期待。
かわら版の読み売り・才助は、元武士で物書き(かわらばんの記事を執筆する)の青山孫四郎と共に、幼馴染の利吉が変死した事件を調べ始めるが。時代ミステリ?
えーと、パンチのきいた作風がお気に入りで、しかも落ち着いたものも書けるようになってきて…と、毎回注目していた犬飼氏だが、今回はちょっと落ち着きすぎたかなあ。
口から生まれてきたような若者・才助と、茶ばかり飲んでる勿体ぶった中年・孫四郎のやりとりはなかなか味があるが、話そのものはなかなか盛り上がらず、盛り上がってきたと思ったらちょっと物足りない着地で終わった。意外なところにつながるのはこの人らしくてうまいんだが…
それに私は女だし~、気の毒な女性たちのことを考えると、悪役の設定にもなんとなくスッキリしないかなー。
このコンビ、シリーズ化をもくろんでるのかもしれないが、シリーズなら吉岡清三郎シリーズをどーにかして続き書いてほしいなあ。
渋さ爆裂なくせトボけた所もある孫四郎はそこそこ魅力があるが、調子のいい江戸っ子にはあまり興味が持てないよ…
ま、次作に期待。
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