ドレスデン
2012年8月5日 2012年ドイツ・チェコ旅行
旅行も中盤。こちらの日記にはほとんど写真も載せられない(一日3枚!)し、後日親サイトに旅行記をまとめ直すことにしてますのでご了承ください。
さて、ドレスデン。
観光の中心部は、鉄道駅からはちょっと離れている。列車で入ってエルベ川を渡ると、暮れなずむ夕景に歴史を感じさせる建物群のシルエットにドキドキした。
ドレスデンというと私には、カート・ヴォネガットとケストナー。ヴォネガットは従軍中アメリカ人捕虜収容所内でドレスデン大空襲に遭遇したという。初期作品「母なる夜」「スローターハウスNo.5」などで繰り返しとりあげられた街なのだ。ヴォネガット(当時はJr.が付いていた!)には学生時代にハマってて、ドレスデンという街には色々な思いをかきたてられ、一度行って見たいと思っていた。そしてケストナー。「わたしが子どもだったころ」で生まれ育った街ドレスデンがいかに美しかったかを切々と描いている。勿論、通常爆撃としては屈指の大被害を出した大空襲で、街は破壊されつくした。今私達が見ることができるのは、復元・再建されたドレスデンだ…
ここの駅も結構立派だったが、なにしろ着いたのが晩の九時過ぎ。早くホテルを捜さねばと駅前に並んでいたタクシーを使った。
ドレスデンは二泊、Aparthotels An der Frauenkirche(アパートホテル・アン・デア・フラウエンキルヒェ)。趣向を変えて(笑)、アパートスタイルのホテルである。ホテルの従業員がベッドメイクに来ることもなくレストランもついてない(近所のレストランで朝食予約は出来る)。が、ここには!なんと洗濯機があるという。これが決め手に(笑)
行ってみると三部屋もあって予想以上に綺麗で広いし、ちょっとしたキッチンに食器・調味料もあるし、各部屋に液晶テレビ(そんなに要らないのだが)。これは立派だ~。そして、持参の物干しロープをどう掛けたらいいかなぁ、とちょっと迷ってると、受付してくれたホテルの綺麗なお姉さんが、後から気を利かして室内物干し台を持ってきてくれた。これがすばらしくお役立ち。ありがとうお姉さん!
洗濯機も全自動タイプ、説明書は英独併記なのでなんとかなった。おかげで着替えの枚数を少し抑えておくこともできて満足。そして、立地は観光名所のド真ん中、フラウエン教会のすぐそばなのだ(生活感のある入り口はひっそりと物陰に隠されている)。歩き疲れてダウンして、それでも30分だけ部屋に戻って何とか回復した時には激近さに感動した。ただ…ド真ん中なだけに、夜までかなり周囲がウルサイ。窓を閉めればそこそこ遮断できるが、この日はえらく暑くて、窓を開けときたかったなあ。真夏以外な方がよいかも。
観光、まずは直近のフラウエン教会からスタート。なぜか金色に顔を塗りたくったお姉さんが歩いていくので、何?ゴールドフィンガー?と思ったら、更に金色の衣装や羽根をつけて、教会周辺で彫像のコスプレをして募金を募っていた。他にも全身銀色の人形が、と思ったらこれも人間。色は普通だけどピタッと静止して人形のふりをしつつ募金箱、というう人は他にも何人も見かけた。街の復元がほぼ終わったのはほんの数年前らしいのでまだまだ要るということか。ぐるりと回ってから中世からの為政者たちを描いたタイル壁画を見つつ城と宮殿への道をたどる。
ドレスデン城には、「緑の丸天井」なる宝物庫の展示がある。実は新旧二種類あり、より貴重な品の多い「歴史的」丸天井のほうは、時間帯まで指定しての追加料金で予約入場。あまり時間がないしなーと新のほうしか見なかったが、これがどうして、美しくも見て楽しい細工物が山ほどあって飽きなかった。「二軍でコレなのか!?」とちょっとビックリ。ドイツ統一のギリギリ最後までのこった一つであるザクセン、さすがに豊かだったんだなあ。両方行けばよかったかな…。ついでに他フロアのトルコの武器のコレクションも見る。エキゾチック!
お城の庭でお茶を飲んでから、今度は隣のツヴィンガー宮殿へ。ここも複数の博物館が入っているが、庭園をぐるりと囲む形の建物の、周囲やテラスをうろうろするだけで結構楽しい。
うーん、こんな綺麗な街を爆撃しちゃいかんだろー、という気になります。
とかいいながら、ここでまたまた家族の要望で「交通博物館」へ。入ったとたんに夕立がきて、でも見ているあいだにやんだ。ハラハラしつつ、疲れたので一瞬宿に戻って休憩もしつつ、今度はフラウエン教会のてっぺんに登ってみる。途中まではエレベーターがあるので、そんなにしんどくないし、エルベ川と街が一望できて素敵でした。降りてくると、なぜか教会の前で次々とパフォーマーが…といっても、Tシャツのお兄さんたちがヴァイオリン弾いたり合わせてクラシックのアリア歌ったりしている。しかもうまい。クラシック大国だなあ…
彼らは何人もが入れ替わり立ち替わり夜になっても歌い続けていた。観客も入れ替わり立ち替わりそこらで聞いてて拍手して、なので、夜になってもこのあたりは本当に賑やかだ。もちろん教会広場の周囲はずらりとレストランとホテル(もちろんレストラン付)が、そして広場にせりだしたテーブルが並ぶ。夕食もここで食べたけど、そりゃホテルがウルサイはずです(^^;)
食後、しつこくもう一度外に出てライトアップの夜景も撮りました。うーん、なんて見飽きない、キレイな街なんだ…
さて、ドレスデン。
観光の中心部は、鉄道駅からはちょっと離れている。列車で入ってエルベ川を渡ると、暮れなずむ夕景に歴史を感じさせる建物群のシルエットにドキドキした。
ドレスデンというと私には、カート・ヴォネガットとケストナー。ヴォネガットは従軍中アメリカ人捕虜収容所内でドレスデン大空襲に遭遇したという。初期作品「母なる夜」「スローターハウスNo.5」などで繰り返しとりあげられた街なのだ。ヴォネガット(当時はJr.が付いていた!)には学生時代にハマってて、ドレスデンという街には色々な思いをかきたてられ、一度行って見たいと思っていた。そしてケストナー。「わたしが子どもだったころ」で生まれ育った街ドレスデンがいかに美しかったかを切々と描いている。勿論、通常爆撃としては屈指の大被害を出した大空襲で、街は破壊されつくした。今私達が見ることができるのは、復元・再建されたドレスデンだ…
ここの駅も結構立派だったが、なにしろ着いたのが晩の九時過ぎ。早くホテルを捜さねばと駅前に並んでいたタクシーを使った。
ドレスデンは二泊、Aparthotels An der Frauenkirche(アパートホテル・アン・デア・フラウエンキルヒェ)。趣向を変えて(笑)、アパートスタイルのホテルである。ホテルの従業員がベッドメイクに来ることもなくレストランもついてない(近所のレストランで朝食予約は出来る)。が、ここには!なんと洗濯機があるという。これが決め手に(笑)
行ってみると三部屋もあって予想以上に綺麗で広いし、ちょっとしたキッチンに食器・調味料もあるし、各部屋に液晶テレビ(そんなに要らないのだが)。これは立派だ~。そして、持参の物干しロープをどう掛けたらいいかなぁ、とちょっと迷ってると、受付してくれたホテルの綺麗なお姉さんが、後から気を利かして室内物干し台を持ってきてくれた。これがすばらしくお役立ち。ありがとうお姉さん!
洗濯機も全自動タイプ、説明書は英独併記なのでなんとかなった。おかげで着替えの枚数を少し抑えておくこともできて満足。そして、立地は観光名所のド真ん中、フラウエン教会のすぐそばなのだ(生活感のある入り口はひっそりと物陰に隠されている)。歩き疲れてダウンして、それでも30分だけ部屋に戻って何とか回復した時には激近さに感動した。ただ…ド真ん中なだけに、夜までかなり周囲がウルサイ。窓を閉めればそこそこ遮断できるが、この日はえらく暑くて、窓を開けときたかったなあ。真夏以外な方がよいかも。
観光、まずは直近のフラウエン教会からスタート。なぜか金色に顔を塗りたくったお姉さんが歩いていくので、何?ゴールドフィンガー?と思ったら、更に金色の衣装や羽根をつけて、教会周辺で彫像のコスプレをして募金を募っていた。他にも全身銀色の人形が、と思ったらこれも人間。色は普通だけどピタッと静止して人形のふりをしつつ募金箱、というう人は他にも何人も見かけた。街の復元がほぼ終わったのはほんの数年前らしいのでまだまだ要るということか。ぐるりと回ってから中世からの為政者たちを描いたタイル壁画を見つつ城と宮殿への道をたどる。
ドレスデン城には、「緑の丸天井」なる宝物庫の展示がある。実は新旧二種類あり、より貴重な品の多い「歴史的」丸天井のほうは、時間帯まで指定しての追加料金で予約入場。あまり時間がないしなーと新のほうしか見なかったが、これがどうして、美しくも見て楽しい細工物が山ほどあって飽きなかった。「二軍でコレなのか!?」とちょっとビックリ。ドイツ統一のギリギリ最後までのこった一つであるザクセン、さすがに豊かだったんだなあ。両方行けばよかったかな…。ついでに他フロアのトルコの武器のコレクションも見る。エキゾチック!
お城の庭でお茶を飲んでから、今度は隣のツヴィンガー宮殿へ。ここも複数の博物館が入っているが、庭園をぐるりと囲む形の建物の、周囲やテラスをうろうろするだけで結構楽しい。
うーん、こんな綺麗な街を爆撃しちゃいかんだろー、という気になります。
とかいいながら、ここでまたまた家族の要望で「交通博物館」へ。入ったとたんに夕立がきて、でも見ているあいだにやんだ。ハラハラしつつ、疲れたので一瞬宿に戻って休憩もしつつ、今度はフラウエン教会のてっぺんに登ってみる。途中まではエレベーターがあるので、そんなにしんどくないし、エルベ川と街が一望できて素敵でした。降りてくると、なぜか教会の前で次々とパフォーマーが…といっても、Tシャツのお兄さんたちがヴァイオリン弾いたり合わせてクラシックのアリア歌ったりしている。しかもうまい。クラシック大国だなあ…
彼らは何人もが入れ替わり立ち替わり夜になっても歌い続けていた。観客も入れ替わり立ち替わりそこらで聞いてて拍手して、なので、夜になってもこのあたりは本当に賑やかだ。もちろん教会広場の周囲はずらりとレストランとホテル(もちろんレストラン付)が、そして広場にせりだしたテーブルが並ぶ。夕食もここで食べたけど、そりゃホテルがウルサイはずです(^^;)
食後、しつこくもう一度外に出てライトアップの夜景も撮りました。うーん、なんて見飽きない、キレイな街なんだ…
コメント