バンド・ワゴン~文楽?(見たいモノが多すぎる)。
2012年7月23日 映画 コメント (6)午前十時の映画祭。今年で終わりってんで、今年も再び見に行きました、「バンド・ワゴン」。
たぶん来年以降はなかなかスクリーンで見れっこないだろうし。
しかし、席を取り間違えた。ちょっと迷って決めた列だがもうひとつ前の列にしとけばよかった…
コヤがとても小さいこともあるが、前に座った男性が結構背が高くて画面に頭がニュッと…(涙)
きちんと傾斜が十分とってあるコヤならいいが、そうでない場合、一定以上の背丈(座高?)の人は、なるべく深く沈みこむように座って下さい!!!
なるべく背と首をのばして見てたので少し疲れた。しくしく。
映画は何度見てもすばらしいのだが。
去年も二度見たし、詳細は去年の日記をご参照ください。
(参照 http://13374.diarynote.jp/201105302346298549/)
やっぱり「雨に唄えば」と「バンド・ワゴン」の二本こそが、MGMミュージカル黄金期の双璧。でも、なんか「パンド・ワゴン」の方がよりオトナ(ロートル)むけな気がする。
ジーン・ケリー+ドナルド・オコナー+デビー・レイノルズVSフレッド・アステア+シド・チャリシーというメンツからしてもそうなんだけど、「雨に…」が旧勢力を倒して新勢力が成功する話なのに比べると、「バンド・ワゴン」では主人公のアステアが若いバレリーナのシドに「違う世界、違う世代からきた我々だが、一緒に踊ることは出来るはず。それって素晴らしい事じゃないか?」というようなセリフを言います。そうなんだ。温故知新、世代を超えて(そして時にはジャンルの壁もこえて)エンタティンメントの世界は生き続けていくんだー!という部分は、初めてこの映画をVHSビデオで見た学生時代よりも、いーかげん年くった今のほうが、心にしみるような気がします(^^;)
実際「バンド・ワゴン」のアステアは、結構いつもと違うチャレンジをしてると感じますし。自虐ネタまであるし、アステアにしてはモダンバレエ的な長尺の「ガール・ハント・バレエ」も、なんだかだ言って楽しく見せてくれますし♪
もちろん「雨に唄えば」は、あれはあれで大好きなんですけどね。ミュージカルナンバーとかの話はさておくとして、あれはサイレントからトーキーへ移り変わる時代の話だし、若さと新しさを謳歌するのは自然なこと(敵役のサイレント女優が実に性格悪く描かれていますしね)。そうした変化の時代を面白く再現しているのも「雨…」の魅力のひとつです。
ダンスや歌については、ほんと何度見ても飽きないなー。二作ともそうです。
金曜までだけど、もう一度行きたいなと思っています。
土曜からは「ザッツ・エンタティンメント」。今日は「予告編」が見れたので嬉しかった。これも、去年も見たけれど、今年も一度は行きたいなと思っています。
しかし、しかし…
最近、すっごく可愛そうなことになってる…文楽。
実は一度も見たことがなかったのですが(阪神間だけど兵庫県育ちなので、学校から連れて行ってもらったりは無かった)、色々ニュースやtwitter見て気になって、市長はむちゃくちゃ言ってるけど、一度くらい文楽見に行ってみようかな、でもいきなり通常四時間のプログラムを見に行くのはハードル高すぎるし…と、NHKEテレでやってた「文楽への招待」的な45分番組を録画してちょこっと見てみました。
だいたい私、邦楽や日本の伝統芸能にはうといんです。映画も洋画がほとんどだし。
でも、伝統文化とかって、自分個人にはわからなくても、とりあえず敬った方がいい、むげに扱うのは間違ってると思うのです。超えてきた年月にはそれなりの意義があるはずなので、分からないからと壊しちゃうのはバカなことだと思う。
で。
…ほー…
人形、綺麗じゃーん。
しかも、けっこうどの瞬間も、ポーズがしっかり決まってるのはなかなか。
たとえば、達人フレッド・アステア様のダンスシーンは、どこの瞬間をとってもピシッと決まりまくってるわけですが、なるほどこりゃかなりのテクと修練がぶちこまれているに違いない(二人三脚どころか3人六臂なのに)と…ちょっと「伝統」に納得しました。
そして、具体的に調べてみると、今の時期だけ、夏休みむけプログラムてんで、ちょっと短めの設定があるんですね。午前中は親子連れむけ2時間、午後は3時間半、でも6時半からの夜の部はまた2時間のミニレイトショー。
うーん、これなら入門にいいかと思ったら…(たいがい普通は4時開演とかヘンな時間だし)
これ、7/21~8/7までなんですね…orz。
九月は東京公演に行っちゃうみたいだし、次のチャンスは結構先。
ワタシ、8/2から家族旅行でしばらく留守になっちゃうんだけど(泣)
さすがに、働き続け+旅行準備しながらあと10日の間に映画2本と初文楽行くのはキツいな…
映画一本と初文楽くらいなら何とかなるかもなんだけど…
チケット取れる取れないはさておいても…
1日で午前中にバンド・ワゴン、午後文楽なんてやったら頭がハレツするかしら。
あああああああー、選べないよ~(号泣)
私が行けるか行けないか分からないけど、…とりあえず、逆風に負けるな文楽!
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2012/1490.html?lan=j
たぶん来年以降はなかなかスクリーンで見れっこないだろうし。
しかし、席を取り間違えた。ちょっと迷って決めた列だがもうひとつ前の列にしとけばよかった…
コヤがとても小さいこともあるが、前に座った男性が結構背が高くて画面に頭がニュッと…(涙)
きちんと傾斜が十分とってあるコヤならいいが、そうでない場合、一定以上の背丈(座高?)の人は、なるべく深く沈みこむように座って下さい!!!
なるべく背と首をのばして見てたので少し疲れた。しくしく。
映画は何度見てもすばらしいのだが。
去年も二度見たし、詳細は去年の日記をご参照ください。
(参照 http://13374.diarynote.jp/201105302346298549/)
やっぱり「雨に唄えば」と「バンド・ワゴン」の二本こそが、MGMミュージカル黄金期の双璧。でも、なんか「パンド・ワゴン」の方がよりオトナ(ロートル)むけな気がする。
ジーン・ケリー+ドナルド・オコナー+デビー・レイノルズVSフレッド・アステア+シド・チャリシーというメンツからしてもそうなんだけど、「雨に…」が旧勢力を倒して新勢力が成功する話なのに比べると、「バンド・ワゴン」では主人公のアステアが若いバレリーナのシドに「違う世界、違う世代からきた我々だが、一緒に踊ることは出来るはず。それって素晴らしい事じゃないか?」というようなセリフを言います。そうなんだ。温故知新、世代を超えて(そして時にはジャンルの壁もこえて)エンタティンメントの世界は生き続けていくんだー!という部分は、初めてこの映画をVHSビデオで見た学生時代よりも、いーかげん年くった今のほうが、心にしみるような気がします(^^;)
実際「バンド・ワゴン」のアステアは、結構いつもと違うチャレンジをしてると感じますし。自虐ネタまであるし、アステアにしてはモダンバレエ的な長尺の「ガール・ハント・バレエ」も、なんだかだ言って楽しく見せてくれますし♪
もちろん「雨に唄えば」は、あれはあれで大好きなんですけどね。ミュージカルナンバーとかの話はさておくとして、あれはサイレントからトーキーへ移り変わる時代の話だし、若さと新しさを謳歌するのは自然なこと(敵役のサイレント女優が実に性格悪く描かれていますしね)。そうした変化の時代を面白く再現しているのも「雨…」の魅力のひとつです。
ダンスや歌については、ほんと何度見ても飽きないなー。二作ともそうです。
金曜までだけど、もう一度行きたいなと思っています。
土曜からは「ザッツ・エンタティンメント」。今日は「予告編」が見れたので嬉しかった。これも、去年も見たけれど、今年も一度は行きたいなと思っています。
しかし、しかし…
最近、すっごく可愛そうなことになってる…文楽。
実は一度も見たことがなかったのですが(阪神間だけど兵庫県育ちなので、学校から連れて行ってもらったりは無かった)、色々ニュースやtwitter見て気になって、市長はむちゃくちゃ言ってるけど、一度くらい文楽見に行ってみようかな、でもいきなり通常四時間のプログラムを見に行くのはハードル高すぎるし…と、NHKEテレでやってた「文楽への招待」的な45分番組を録画してちょこっと見てみました。
だいたい私、邦楽や日本の伝統芸能にはうといんです。映画も洋画がほとんどだし。
でも、伝統文化とかって、自分個人にはわからなくても、とりあえず敬った方がいい、むげに扱うのは間違ってると思うのです。超えてきた年月にはそれなりの意義があるはずなので、分からないからと壊しちゃうのはバカなことだと思う。
で。
…ほー…
人形、綺麗じゃーん。
しかも、けっこうどの瞬間も、ポーズがしっかり決まってるのはなかなか。
たとえば、達人フレッド・アステア様のダンスシーンは、どこの瞬間をとってもピシッと決まりまくってるわけですが、なるほどこりゃかなりのテクと修練がぶちこまれているに違いない(二人三脚どころか3人六臂なのに)と…ちょっと「伝統」に納得しました。
そして、具体的に調べてみると、今の時期だけ、夏休みむけプログラムてんで、ちょっと短めの設定があるんですね。午前中は親子連れむけ2時間、午後は3時間半、でも6時半からの夜の部はまた2時間のミニレイトショー。
うーん、これなら入門にいいかと思ったら…(たいがい普通は4時開演とかヘンな時間だし)
これ、7/21~8/7までなんですね…orz。
九月は東京公演に行っちゃうみたいだし、次のチャンスは結構先。
ワタシ、8/2から家族旅行でしばらく留守になっちゃうんだけど(泣)
さすがに、働き続け+旅行準備しながらあと10日の間に映画2本と初文楽行くのはキツいな…
映画一本と初文楽くらいなら何とかなるかもなんだけど…
チケット取れる取れないはさておいても…
1日で午前中にバンド・ワゴン、午後文楽なんてやったら頭がハレツするかしら。
あああああああー、選べないよ~(号泣)
私が行けるか行けないか分からないけど、…とりあえず、逆風に負けるな文楽!
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2012/1490.html?lan=j
コメント
そんなにみていませんが、私は人形浄瑠璃文楽、好きですね。
私は演劇が苦手ですが文楽や歌舞伎やバレエは好きです。
文楽演目の映画化はいくつもありますがベスト1は、『曽根崎心中』です。
梶芽衣子がすごい。増村保造の作品としてもベスト5に入る傑作です。
「そんなに」とはご謙遜?(笑)
きっとお詳しいのではと思います。私はほんとに初見ですが(^^;)
>文楽演目の映画化はいくつもありますがベスト1は、『曽根崎心中』です。
おお、レイトショーの演目は「曽根崎心中」です(チケット買っちまいました)。
あと、文楽がらみの映画としては「浪花の恋の物語」というのがイイ、という噂を聞きました。見てみて更に知りたくなったらレンタルがないか探してみようかな。
内田吐夢の作品では『浪速の恋の物語』と『恋や恋なすな恋』が人形浄瑠璃を基になっているとおもいます。前者が『冥土の飛脚』、後者が『蘆屋道満大内鑑』ですね。あと歌舞伎がもとになっている『妖刀物語 花の吉原百人斬り』というのもあります。
『恋や恋なすな恋』は、見ていませんが他の二本は観ています。非常に面白いです。
芸術はナマでないと、という部分もあるでしょうが、TVや映画で近くに寄ったカメラで細部まで楽しむのも意義ありとおもっています。また調べてみようっと。
バンドワゴン、私も好きです。初めて見たとき、少し雨に唄えばっぽいなあと感じたのですが、バンドワゴンの方が少しほろ苦い?というか大人っぽいんですよね。
私も見に行きたかったのですが、予定が多くて行けませんでした…
また映画館でやってほしいですね。
「バンドワゴン」いいですよね。そして、そう、独特のほろ苦さがあるんですよね!
中盤の、誰も悪くなくても(それどころか才能を認められたものが集まっていても)、うまくいかないこともあるという展開の描きかたがうまいからでしょうか。誰も来ないウチアゲ、I Love Louisa のあとの突然の沈黙などズンと来ます。
「雨に唄えば」の突き抜けた明るさも、また得がたい物ですけどね。…これはドナルド・オコナーのお手柄だと思っていますが(笑)