1967年、ラルフ・ネルソン監督作品。
アメリカ人指揮者チャールトン・ヘストンVSドイツの将軍マクシミリアン・シェルの熱き戦い(物理的ではなく精神的な、プライドの戦い)については、前にも熱く語っているので細かい事は抜きで。(http://13374.diarynote.jp/200909080047383316/参照)

遅番で11時近くなって帰宅して、でも明日休みだから何か見たい、名作でもしんきくさいのはこの状況ではさすがにヤだ、と思って、DVD買ったけどまだ見てなかった(見直してなかった)コレを見ました。
大昔のTV放映とその録画は何度も見ていたけど、DVDの綺麗画質はやっぱりいいねえ。DVDとして特に綺麗ってわけじゃないけどこれまでVHS画質だったから。
雪の中の機甲師団とお城とドイツ軍の軍服、と、妙に乙女心をくすぐる映画ですし(逝)。
いや、乙女心…ですよ…たぶん…
指揮者は裏が赤色の黒マントをひるがえしたりしてるし。

シナリオには、なにかとツッコミどころがあるのは認めますが、逆にいうとマンガチックな面白さがある異色戦争秘話って感じで、やっぱりなんか楽しかったー。
マクシミリアン・シェルのファンにはマストアイテムかも。かなり出ずっぱりでのキザキザな演技が楽しめます。ラストは絶対ヘストンよりシェルの方がカッコイイと思う。ただのドキザじゃなく知性がビームになって放たれそうな目ヂカラが素晴らしい。
また、軍服のコートもなぜか三種類くらい着替えてみせてくれているような。

さらに言いつのると、シェル、鋭い眼もとが最大のチャームポイントですが、口元からアゴのあたりがクドいので、第二のマストアイテムとしては、「ジャワの東」のDVD化を希望します。たしかこの映画ではアゴヒゲをたくわえていた筈で。
ビミョーな作品を色々出してくれる、キングレコードとかスティングレイあたりで何とかならんかしら。スティングレイの「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」もとうとう注文しちゃいましたもん。高価いけど。

さあ、明日はたっぷり昼寝をしないと。あさってのお仕事に備えて…

コメント

nophoto
ごみつ
2012年5月25日22:19

今晩は!(^^♪

「誇り高き戦場」ずいぶん昔にテレビで見ておおいに感動した記憶があったのですが、ちょっと前に久しぶりで再見してみたら、確かにお話として弱い部分がたくさんある作品でしたね。

戦争映画としては異色で楽しめます。ヘストンが指揮者にしてはガテン系な感じがするのはつらいところですが、M・シェルは良かったですよね。
最後の「タンホイザー」のシーン、好きだな~。泣ける。

「ジャワの東」私も物凄く見たい!これも昔テレビで見たきり。私、昔ロッサノ・ブラッツィの大ファンだったの。あ~、懐かしい。そうか、これシェルも出てるんですね!!

「シャーロック・ホームズ」はついに購入ですか・・。(^_^;) 感想記事楽しみにしてますね。

ボースン
2012年5月25日22:47

ごみつ様、こんばんわ!
うわー何か嬉しいです、ここにも「誇り高き戦場」ファンが!

>ヘストンが指揮者にしてはガテン系な感じがするのはつらいところですが、

指揮の片手間に脱出計画を練るんでなくて脱出計画の片手間に指揮棒ふってる所が残念(^^;)

>最後の「タンホイザー」のシーン、好きだな~。泣ける。

強靭な意志力でもって内心渦巻く自らの思いと戦う風情のシェルがいいですよねー。
この映画、演奏以外にほとんどBGMらしいBGMがないのがポイント高いですが、特に「タンホイザー」は盛り上がりますね。いい曲すぎて、ちょくちょくコメディにまで使われたりするのもお愛嬌ですが…(プレストン・スタージェスがよく使ってました(笑))

>私、昔ロッサノ・ブラッツィの大ファンだったの。あ~、懐かしい。そうか、これシェルも出てるんですね!!

あ、そうか、ブラッツィも出てたんでしたか…ブラッツィの方は忘れてました(笑)
私も大昔チラっと見たていどで殆ど覚えてないんですが、シェルが船長さんだったはず。
海洋冒険映画って好きです(*^^*)

nophoto
G3
2012年5月26日3:54

変な話ですが、昔、ジャワの東が公開された頃、少年マンガ雑誌で読みきりでジャワの東がマンガ化されたようあ記憶があります。
昔は映画をマンガにしたり、ノベライズしたりを勝手にやっていたような覚えがあります。
中1時代にダーティーハリーのノベライズが載っていたのや、八甲田山がマンガになっていた記憶もあります・・・あ~いう奴を発掘したら案外面白いコレクションになるかもしれませんね(^^

ボースン
2012年5月26日20:39

ふーん、それは面白いですね。
たぶん昔の方が著作権のコトをあまり気にしてなくて、しかも限られた種類の娯楽の中で、映画が強かったからなんでしょうね。

今ならゲームやラノベのコミカライズ(もちろん著作権処理もキッチリと…)が強いのだろうと思いますが、どちらも当時はなかったですもんね(笑)

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