わたしの黒い騎士 (ラズベリーブックス)
2012年4月27日 読書
リン・カーランド著。
13世紀のイングランド。父親に虐待され自信を打ち砕かれながら育ったヒロインは、悪魔の申し子と恐れられる勇猛な騎士ブラックモア卿クリストファーの求婚にこたえて(実質は父親に命じられて)、彼の城へ行く。気難しくとげとげしく見えた夫だが、それは最初の不幸な結婚に傷つき、しかも視力を失ったのを隠そうと必死になっていたせいだった。ぎくしゃくしながらも次第に惹かれあいはじめた二人の甘い生活を、強欲なヒロインの父が再び潰しにかかろうとする…
またまたヒストリカル・ロマンスに手出してみました。
劣等感のかたまりでビクビク兎なヒロインと、視力を失ったため急に無力になってしまった(と感じる)自分に癇癪を抑えきれないヒーロー、ホントにこまっためんどくさいやっちゃねー、と思いつつ、なんだかみょーに可愛らしい少女マンガのよーなロマンスとなっていた。ひきこもりのDV育ちで超無垢乙女(子どもの作り方も知らない(笑))、でも新天地でちょっとずつ勇気を出し始めて…なヒロインは、ういういしく可愛い。文武両道で美形の出来杉君だった分逆に立ち直りに苦労するプライド高きヒーローの造型も納得はいく。実はちょっと淋しい育ちかたをしていたのが意外な打たれ弱さに繋がってるんだねきっと。前妻の扱いはいーかげんな感じだが。
なんかストーリーの割にページが多い気がするのだけど、登場人物たちの心の機微や会話が面白おかしくテンポよく書かれているので、結構楽しめた。ほんと、少女マンガチックでよろしい(あんまり濡れ場描写に力が入ってるのは読んでて面倒くさくなる…。変ですか私?)。
13世紀のイングランド。父親に虐待され自信を打ち砕かれながら育ったヒロインは、悪魔の申し子と恐れられる勇猛な騎士ブラックモア卿クリストファーの求婚にこたえて(実質は父親に命じられて)、彼の城へ行く。気難しくとげとげしく見えた夫だが、それは最初の不幸な結婚に傷つき、しかも視力を失ったのを隠そうと必死になっていたせいだった。ぎくしゃくしながらも次第に惹かれあいはじめた二人の甘い生活を、強欲なヒロインの父が再び潰しにかかろうとする…
またまたヒストリカル・ロマンスに手出してみました。
劣等感のかたまりでビクビク兎なヒロインと、視力を失ったため急に無力になってしまった(と感じる)自分に癇癪を抑えきれないヒーロー、ホントにこまっためんどくさいやっちゃねー、と思いつつ、なんだかみょーに可愛らしい少女マンガのよーなロマンスとなっていた。ひきこもりのDV育ちで超無垢乙女(子どもの作り方も知らない(笑))、でも新天地でちょっとずつ勇気を出し始めて…なヒロインは、ういういしく可愛い。文武両道で美形の出来杉君だった分逆に立ち直りに苦労するプライド高きヒーローの造型も納得はいく。実はちょっと淋しい育ちかたをしていたのが意外な打たれ弱さに繋がってるんだねきっと。前妻の扱いはいーかげんな感じだが。
なんかストーリーの割にページが多い気がするのだけど、登場人物たちの心の機微や会話が面白おかしくテンポよく書かれているので、結構楽しめた。ほんと、少女マンガチックでよろしい(あんまり濡れ場描写に力が入ってるのは読んでて面倒くさくなる…。変ですか私?)。
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