とみなが貴和著。

ちょっと間が空いたけど二作目。うんうん、今回も面白く読めましたよ。
宗一郎くんだいぶ育ったんだー(精神年齢10歳まできた)。
自分の中の「死」への歪んだ感覚に怯える青年と、ちょっと周囲から浮いてる一途な7歳の女の子。“幼女誘拐事件”の顛末は…
そして、二人の道行きにかさなるヒロインの過去伏線回収。でもまだ奥があるのかも。よっしゃ3巻も読もう。

あとがきに「ロードムービー風に」ってあったけど、鬱屈した青年vs幼女って映画はけっこうあるから、むしろそっちを思い出しながら読んでるのが気持ち良かった。「追いつめられて」とか「シベールの日曜日」とか。また、そういう組み合わせだと世間からはじきだされて自然とどっかさまよっていってしまうから、ロードムービーともかぶるけどね。
(私もロードムービーにはとりたてて思い入れはないです。寝た記憶もないけど(笑))

それにしても。
…鬱屈した娘vsショタ、ってのは、あまり記憶にない。絵にならないのかなあ。いや、ショタは、たぶん幼女ほど逞しくなくて支えきれないんだきっと。
残念。

コメント

夜霧のネオンサイン
2012年3月1日21:49

「シベールの日曜日」は、見たことはないもののストーリーは知ってるんですが、
「追いつめられて」って検索すると、1987年のスパイ映画がヒットするんですが
これにも幼女(違)が出てくるんですか?

鬱屈した娘vsショタ、って、青年vs幼女よりもなにか背徳感が漂うのはなぜでしょう…。
熟女vs青年ってのはありそうですけどね~。

ボースン
2012年3月1日22:27

こんばんわ!すみません、「追いつめられて…」と書くべきでした。
1959年製作のイギリス映画で、ホルスト・ブッフホルツ青年と、彼が自分を裏切った恋人を殺す所を目撃してしまった孤独な少女ヘイリー・ミルズのふれあいを描いたサスペンス・ドラマです。去年の8/26の日記にも感想書いてます。なかなか良かったです。

>鬱屈した娘vsショタ、って、青年vs幼女よりもなにか背徳感が漂うのはなぜでしょう…。

青年vs幼女よりも、適切?な状況を考えるのが困難だからかも。

>熟女vs青年ってのはありそうですけどね~。

それはフランソワーズ・サガンになっちまいますね~(笑)

大人の女を支えられる知的なショタ、あったら萌えるんだけど(←無理)。ギリギリ近いのが、大昔に一条ゆかりが描いた「雨のにおいのする街」か。さすが一条先生、芸域広いです。…どこまで話題がマニアック…

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