田中啓文著。

もはや謎解噺でなくなって久しいが、相変わらずのハイテンション、ますます高まる不条理なまでの暴君師匠のワガママ&愛。ああ、怒涛の愛。一気に読ませる。
いいかげん凄いピンチをくぐりぬけてきた筈の竜二だが、今回は身も心もどん底にまで追い詰められた感が。元ヤンキーといっても案外すれてなくてソボクな性格の彼だけに、やっぱりTVに振りまわされると勝ち目は全くないですね(笑)

最大のクライマックス、とかチマタでは言ってたから完結編なのかと心配したけど、これならまだ続きは出るかもしれない。かわいい新キャラも登場したことだし、ますます楽しみ。

いいなあ、落語…

しばらく聞いてないが…

コメント

nophoto
オベリックス
2011年12月21日23:48

この小説は恥ずかしながら知らないのですが、落語は好きです。ボースン様のお聞きになるのですねえ。
私は人情噺の多い東京より、爆笑譚の多い上方のほうが好きで、特に桂枝雀師匠の大ファンです。残念ながら生の枝雀師匠は聞いたことないのですが、テープやらCDやらDVDは結構持っています。特に「代書」が大好きです。

ボースン
2011年12月22日21:44

こんばんわ、オベリックス様。

えー、あー、うー…

私の「聞く」は、たまたまラジオがついていたとか、たまたまTVでやっていたとか、で、「聞くともなしに聞いていた」がほとんどです。落語好きの風上にも置けないです(爆)
CDもDVDも何ももってないですごめんなさい…
でも、しゃべり一つで「世界」を作ってしまう落語には、好感度は高いのでした。

でも、この竜二&梅寿師匠の連作は、すっごく面白いですよ!落語青春ストーリーでもあります。ゲラゲラ笑いつつも、熱くなれる傑作。オススメです。

nophoto
Kei Schreier
2012年1月4日11:40

>ボースン様。
あけましておめでとうございます、ご無沙汰しておりますついでに。

このシリーズ、もう5巻まで来ましたか!
私の読書は・・・多分2巻か3巻で止まってるですよ。
引っ越してきて今、近所に本屋さんないから、店頭チェックできないし・・・大きい図書館といったら、大学の図書館だし。
やっぱり取り寄せかなぁ・・・。

作者さんは最近は新作落語も作ったりしてはるみたいですよ。
どういう噺に仕上がってるのか、一度聞いてみたいものです。
けど原発から170km圏内(しくしく)から、大阪の繁昌亭は遠すぎる!

>オべリックス様
こんにちわ、はじめまして。
最近は、東西交流で、上方の話を東京のネタに改作して上演されるのも多いですよ。だから東京の寄席でも、上方ばなしからきた爆笑ネタが聞けます。
逆もまたしかりで、故・立川談志師匠の十八番「芝浜」は「夢の革財布」と演題や舞台設定(主に地名など)を変えて、枝雀師匠の2番弟子・雀三郎さん(「ヨーデル食べ放題」を歌ってた人。髪型?も含めて、枝雀落語の雰囲気を一番受け継いだ方だと思います)なんかが高座にかけられてます。

ふふふ。

ボースン
2012年1月4日14:19

Kei Schreier様、あけましておめでとうございます。

一ながらご丁寧なご挨拶、いたみいります。
年末年始どたばた&だらだらしているうちにもう三が日も終わり(爆)
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

「梅寿」シリーズ四巻までは文庫化もされているようですよ。勢いの落ちないシリーズです。
(文庫版表紙の竜二は可愛らしすぎて内心引いてしまいますが…)

nophoto
オベリックス
2012年1月4日23:33

>Kei Schreier様、こんばんは、はじめまして。
そういえば、三遊亭歌武蔵さんが、私にとっては枝雀師匠のネタとしておなじみだった「胴切り」を演じたのを見たことがあります。
ごていねいな解説、ありがとうございます。

>ボースン様
今年もよろしくお願い致します。ボースン様の映画感想、いつも楽しみにしております。

ボースン
2012年1月5日23:00

>オべリックス様

こちらこそ、今年もよろしくお願いします(遅くなりましたが)。
映画感想もさぼってちょっとだけ(2~3日だけ)ネトゲ廃人な冬休みを送りました。
新年最初の映画感想は、レンタルしてるんで予定は決まっていますが、あと少しお待ちください。
m(__)m

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