雫井 脩介著。

フィギュアスケート(女子)もの。
ところが、「語り手」として十代の選手本人が配置されてはいるが、主人公というかメインは「選手の母」。半分以上が母親視点で進む。
そのへんが珍しいけど、なんかこりゃ私のようなワガママ者にはつとまらないなっという、どうなるのかなとついついひきこまれはするが、ビミョーに楽しくないような話(笑)
(ひと癖あるコーチの描写には、なかなかイイものがあったが)

世の中には、いっぱいいっぱいいっぱい有望選手とその親がいるんだよね。
スポーツってほんと、容赦のない世界だし。それに本気出すほどお金もかかるしね…
本人が納得して打ち込めるなら一番で、スポーツそのものの容赦のなさも構わないんだけど、その親の立ち位置、しかも子の夢に尽くしきろうなんていうと、これはもう、どうなんだろうね。
自分と違う人間を夢の対象にするのは、やっぱり難しいよ…
納得しきれないものも残るエンディングでした。

コメント

夜霧のネオンサイン
2011年12月21日0:35

ちょうど今日、BookOffで送料無料にするためにこの本を追加で購入しました。
そうか…微妙なんですね…。

ボースン
2011年12月21日1:42

あああ、みょーなタイミングで日記書いちゃいましたね(^^;)

お話にはハラハラと引っ張っていかれます。遅くまで一気読みしてしまいました。
ただ、私って本質的に自分のことばっかなので、娘さんたちに打ち込むお母様方に、ちょっとだけ引いてしまいました。こんな献身、できないよー(爆)

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