遍路みち

2011年9月22日 読書
津村節子著。

故・吉村昭の奥様である。夫婦とも何度も芥川賞候補になりながら、奥様だけがすぱっと先に獲っちゃったという。まあ、そのすこしあとから旦那様も別の賞(太宰治賞)を次々とってブレイクしたんだけど。けっこうすごい夫婦だ。

吉村昭に少し興味があったこともあり(「高熱隧道」はよかった)、普段は読まない私小説系のこの短編集を手に取ってみたが、さすがは吉村夫人。いきなり、目を悪くして入院する話で私の肝をグンと冷やした。私も目には自信がないのよ~
それをさておいても、さりげない中にもぐさりとくる迫力が。あ、あなどれん…

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