須賀しのぶ著。

ハルピンの地で、舞姫としての声望を高めるフミだが、陥穽はすぐそこにあった。生まれて初めての特大スランプをどう打開する?そして彼女の求める愛は…
しばらく間があいたうちに一巻目を少し忘れていて、しかも冒頭は結構ぬるま湯だったのだが100ページも読み進めば、もう著者お得意の疾風怒濤。コバルトではできまいなくらい過酷な運命がヒロインにふりかかるが、須賀ヒロインだから逞しくも健気でしぶといのである。
逞しすぎて、ここぞというラブ・クライマックスが漫才になってしまうがそれもまたヨシ(笑)
ちょっと駆け足だが一気に読んでしまった。

しかし何とまあ思い切った終盤の展開。第三部も予定されているらしいが楽しみだ。

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