Curtain Call at Cuctus Creek
2011年7月15日 映画 コメント (2)
1950年、チャールズ・ラモント監督作品。カラー。日本未公開。
ドナルド・オコナー主演のユニヴァーサル製ミュージカル西部コメディ。
脇役陣も案外しっかりしてるんですが、低予算臭は否めないですね。
今回はネタバレ全開です。
駅馬車と盗賊団がおっかけっこをするちょっと昔のアメリカ西部。エドワード(オコナー)はトレイシー(ヴィンセント・プライス)率いる旅回りの一座の、裏方として働いている。ちょっとトウのたった看板女優リリー(イヴ・アーデン)の姪ジュリー(ゲイル・ストーム)とは恋仲で、自分も舞台に立ちたいのだが、真面目で器用なエドワードのスーパー裏方ぶりが災いしてか、座長はてんで聞いてくれない。(ほらこんなに踊れますよ、と、ここで披露するスピーディなタップダンスの曲、どこかで聞いた事がある!しかもオコナーでだ!としばらく身をよじって考えていると、…思い出した。後年アンソニー・ニューリーとのTVスペシャルで踊った曲だった!参照⇒http://13374.diarynote.jp/201008240017251248/)
一人で幕を巻きあげながら片手でピアノを弾き、舞台裏に駆け上がっては雪や花びらを降らせながら笛やバイオリンをかき鳴らしたり効果音を入れたり、八面六臂の大活躍は凄すぎ(笑)
一人何役もを見事にこなす彼だったが、途中でジュリーにからまれたり、リリー目当てに舞台裏を覗きにきた男リムロック(ウォルター・ブレナン)を撃退したりで気をとられるうち、高所から転げ落ちて舞台はめちゃくちゃに。が、銀行強盗が出たぞ!との一報に客は皆飛び出していってしまい、文句を言われないうちに、と一座は素早く街を出る。荷馬車をまかされ役者たちとは別行動のエドワードは、馬車に忍び込んでいたリムロックを見つけ、なかよくなる。実はリムロックこそ強盗団のボス、たいした賞金首なのだが、旅の一座がいいカムフラージュにもなって一石二鳥、と、くっついてきたのだった。リムロックは裏方として加入し、エドワードにチャンスを与えるべく暗躍もする(笑)。初舞台で大受けのエドワードは有頂天になるが、この街でも発生した銀行強盗の共犯として逮捕されてしまう。彼が気に入ってしまったリムロックは強引に脱獄させて自分の後継者にならないか、とまで誘うが、エドワードは自分が無法者としてやっていけるとは思えない(「無法者としての末路」を夢に見るくだりは笑わせる)。結局彼らは追ってきた保安官に捕まるのだが、土壇場で「エドワードに捕まった」ふりをしてくれたリムロックのおかげで、エドワードはたんまり報奨金をもらえる事に。
…やがて、自分の名を冠したミンストレル・ショウの一座を率いてジュリーと踊るエドワードの姿があった。そして舞台には、どこをどうやったか黒塗り衣装に身をやつしたリムロックの姿も…(笑)…脱獄してきたのかな??
てなわけで、うやむやのうちに?ハッピーエンド。字幕がなくて私の理解が適当なせいかとも思いますが。例によってTCMのシノプシスがたよりです(爆)
プライスはただの二枚目ぶりっこのアホ、という役どころ(彼が演るとメロドラマになるネタがオコナーが代演するとコントになる)。ブレナンは軽い映画でもそれなりに存在感あり。さすがに?オコナーよりは背も高いのね…ふだんジョン・ウェインとか巨大なのとばかり一緒だから小さく感じていたが…。ヒロイン(初めて見た)は地味、アーデンの方がコメディエンヌとして印象的でした。
オコナーは数曲歌い踊ってくれたので一応満足だけど、ナンバー自体の魅力はそこそこ。スーパー裏方ぶりのほうがある意味凄かったかも…(実際、見ものでした)。綺麗な映像で見たらもっともっと楽しかったろうなあ(例によってヒドいDVD-R)。
ああ、正規盤が出ればなあ…どうせユニヴァーサルだから難しかろうけど…(涙)
案外YouTubeにもあがってたのでご紹介。はい、私のDVD-Rと画質ほぼ同じです(^^;)
http://www.youtube.com/watch?v=rCswIUV2HSI (アピール)
http://www.youtube.com/watch?v=Rk0KHTBzYv0 (初舞台)
http://www.youtube.com/watch?v=bfy45BUCUIs (フィナーレ)
ドナルド・オコナー主演のユニヴァーサル製ミュージカル西部コメディ。
脇役陣も案外しっかりしてるんですが、低予算臭は否めないですね。
今回はネタバレ全開です。
駅馬車と盗賊団がおっかけっこをするちょっと昔のアメリカ西部。エドワード(オコナー)はトレイシー(ヴィンセント・プライス)率いる旅回りの一座の、裏方として働いている。ちょっとトウのたった看板女優リリー(イヴ・アーデン)の姪ジュリー(ゲイル・ストーム)とは恋仲で、自分も舞台に立ちたいのだが、真面目で器用なエドワードのスーパー裏方ぶりが災いしてか、座長はてんで聞いてくれない。(ほらこんなに踊れますよ、と、ここで披露するスピーディなタップダンスの曲、どこかで聞いた事がある!しかもオコナーでだ!としばらく身をよじって考えていると、…思い出した。後年アンソニー・ニューリーとのTVスペシャルで踊った曲だった!参照⇒http://13374.diarynote.jp/201008240017251248/)
一人で幕を巻きあげながら片手でピアノを弾き、舞台裏に駆け上がっては雪や花びらを降らせながら笛やバイオリンをかき鳴らしたり効果音を入れたり、八面六臂の大活躍は凄すぎ(笑)
一人何役もを見事にこなす彼だったが、途中でジュリーにからまれたり、リリー目当てに舞台裏を覗きにきた男リムロック(ウォルター・ブレナン)を撃退したりで気をとられるうち、高所から転げ落ちて舞台はめちゃくちゃに。が、銀行強盗が出たぞ!との一報に客は皆飛び出していってしまい、文句を言われないうちに、と一座は素早く街を出る。荷馬車をまかされ役者たちとは別行動のエドワードは、馬車に忍び込んでいたリムロックを見つけ、なかよくなる。実はリムロックこそ強盗団のボス、たいした賞金首なのだが、旅の一座がいいカムフラージュにもなって一石二鳥、と、くっついてきたのだった。リムロックは裏方として加入し、エドワードにチャンスを与えるべく暗躍もする(笑)。初舞台で大受けのエドワードは有頂天になるが、この街でも発生した銀行強盗の共犯として逮捕されてしまう。彼が気に入ってしまったリムロックは強引に脱獄させて自分の後継者にならないか、とまで誘うが、エドワードは自分が無法者としてやっていけるとは思えない(「無法者としての末路」を夢に見るくだりは笑わせる)。結局彼らは追ってきた保安官に捕まるのだが、土壇場で「エドワードに捕まった」ふりをしてくれたリムロックのおかげで、エドワードはたんまり報奨金をもらえる事に。
…やがて、自分の名を冠したミンストレル・ショウの一座を率いてジュリーと踊るエドワードの姿があった。そして舞台には、どこをどうやったか黒塗り衣装に身をやつしたリムロックの姿も…(笑)…脱獄してきたのかな??
てなわけで、うやむやのうちに?ハッピーエンド。字幕がなくて私の理解が適当なせいかとも思いますが。例によってTCMのシノプシスがたよりです(爆)
プライスはただの二枚目ぶりっこのアホ、という役どころ(彼が演るとメロドラマになるネタがオコナーが代演するとコントになる)。ブレナンは軽い映画でもそれなりに存在感あり。さすがに?オコナーよりは背も高いのね…ふだんジョン・ウェインとか巨大なのとばかり一緒だから小さく感じていたが…。ヒロイン(初めて見た)は地味、アーデンの方がコメディエンヌとして印象的でした。
オコナーは数曲歌い踊ってくれたので一応満足だけど、ナンバー自体の魅力はそこそこ。スーパー裏方ぶりのほうがある意味凄かったかも…(実際、見ものでした)。綺麗な映像で見たらもっともっと楽しかったろうなあ(例によってヒドいDVD-R)。
ああ、正規盤が出ればなあ…どうせユニヴァーサルだから難しかろうけど…(涙)
案外YouTubeにもあがってたのでご紹介。はい、私のDVD-Rと画質ほぼ同じです(^^;)
http://www.youtube.com/watch?v=rCswIUV2HSI (アピール)
http://www.youtube.com/watch?v=Rk0KHTBzYv0 (初舞台)
http://www.youtube.com/watch?v=bfy45BUCUIs (フィナーレ)
コメント
ヴィンセント・プライスさんは結構好きな俳優なので、オコナーさんとの共演はとても嬉しいです。
いまではユニヴァーサルは大スタジオの顔をして遊園地まで展開してますが、40年代くらいまではてんでダラしなかったので、フィルムもえーかげんなことをしてしまっているのかもしれません(涙)。
プライスは意外にチンケな扱いで少し驚きでした。もったいない?(笑)