柳広司著。
ミステリといえるが、「ジョーカー・ゲーム」のような知恵比べ的なものではなく、「吾輩はシャーロック・ホームズである」の幻想場面をだーっと一冊分繰り広げたような、デカダンとセンチメンタルのミステリーロマンだった。
舞台は昭和8年、鋭い推理力を持つクォーターの美形青年華族が主人公。全編に漂うほろ苦い優雅さと閉塞感に、ほろ酔い気分。ミステリより雰囲気で読ませる作品でした。
ミステリといえるが、「ジョーカー・ゲーム」のような知恵比べ的なものではなく、「吾輩はシャーロック・ホームズである」の幻想場面をだーっと一冊分繰り広げたような、デカダンとセンチメンタルのミステリーロマンだった。
舞台は昭和8年、鋭い推理力を持つクォーターの美形青年華族が主人公。全編に漂うほろ苦い優雅さと閉塞感に、ほろ酔い気分。ミステリより雰囲気で読ませる作品でした。
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