アラン・ドロンのゾロ
2011年5月29日 映画 コメント (12)
1974年、ドウッチョ・テッサリ監督作品。
スカパー録画で見ました。やー、なつかしいねー。昔映画館で両親と見た思い出が(笑)
珍しく、柔弱そのものの総督(表の顔)と頼もしい覆面ヒーロー・ゾロを演じ分けるドロン(20代の頃にも一度「黒いチューリップ」で硬軟二役の双子剣士をやってるけど…)。最初は無精ヒゲまでつけて渋い感じで出てきますが、ニコっと笑うとやはり華がこぼれますな。話が本題に入ってからは、体当たり(笑)のアホ総督ぶりっこ演技連発ですけど。正直いってライバルのベルモンドほどにはコミカル演技やアクション演技の冴えはないんですが、がんばってるなーという珍しさ…そしてラストの10分を軽く超える長丁場の剣戟シーンの見応えは好感もてました(笑)
とはいえ剣戟というならホントはエロール・フリンとかの…あ、いや、ヒトと比べるのはやっぱやめとこう。
軽快なテーマ曲もあり(ラテンな感じだけど)、お気楽に見るには悪くない仕上がりかと。話は多少ダラダラしてなくもないですが、最後の決闘で後味としては一応満足にもっていけてるかな。敵役のスタンリー・ベイカーも剣士としていい味出してました。
よくも悪くも健全・ファミリー向けに徹した娯楽作(子どもや動物も大活躍)。
スカパー録画で見ました。やー、なつかしいねー。昔映画館で両親と見た思い出が(笑)
珍しく、柔弱そのものの総督(表の顔)と頼もしい覆面ヒーロー・ゾロを演じ分けるドロン(20代の頃にも一度「黒いチューリップ」で硬軟二役の双子剣士をやってるけど…)。最初は無精ヒゲまでつけて渋い感じで出てきますが、ニコっと笑うとやはり華がこぼれますな。話が本題に入ってからは、体当たり(笑)のアホ総督ぶりっこ演技連発ですけど。正直いってライバルのベルモンドほどにはコミカル演技やアクション演技の冴えはないんですが、がんばってるなーという珍しさ…そしてラストの10分を軽く超える長丁場の剣戟シーンの見応えは好感もてました(笑)
とはいえ剣戟というならホントはエロール・フリンとかの…あ、いや、ヒトと比べるのはやっぱやめとこう。
軽快なテーマ曲もあり(ラテンな感じだけど)、お気楽に見るには悪くない仕上がりかと。話は多少ダラダラしてなくもないですが、最後の決闘で後味としては一応満足にもっていけてるかな。敵役のスタンリー・ベイカーも剣士としていい味出してました。
よくも悪くも健全・ファミリー向けに徹した娯楽作(子どもや動物も大活躍)。
コメント
この映画は、試写会で見たような記憶が有ります(絶対ロードショーでは見ようと思わない映画です)。
喜劇的な役が駄目なのは『テキサス』で証明されたと思うのです。
そしてアメリカからフランスに戻って『冒険者たち』と『サムライ』の成功で、もうコメディ演技はあきらめたのかと思ったのですが・・・・。
テッサリもコメディが得意な監督ではないですよね。
テッサリとのコンビでは『ビッグ・ガン』の方がよくできた作品です。
そしてアメリカからフランスに戻って『冒険者たち』と『サムライ』の成功で、もうコメディ演技はあきらめたのかと思ったのですが・・・・。
そうですよねー。「がんばってるなー珍しい」の一語で片づけるしか、です。
一定レベルに達してる喜劇演技にはこのような感想は湧きません(^^;
>テッサリもコメディが得意な監督ではないですよね。
ファミリー向けチャンパラ・アクション映画としてはそこそこに楽しめます。ドロン、運動神経は悪くないと思うんですよ。ベルモンドが良すぎるだけで(笑)
息子のアントニー君(当然製作当時はコドモ)のために作った映画だという説もあったと思います。ほんとお子様向けでした。
最後のスタンリー・ベイカーとのチャンバラは結構面白かったと記憶しています(嗚呼、ベイカーの遺作です)。
でも『血闘』(スカラムーシュ)のスチュワート・グレンジャーvs.メル・ファラーのチャンバラには到底かなわない。
知らんかった…今度観てみます☆
そっかー、遺作だったんですねベイカーには…
「血闘」は見そびれています。原作は読んでて面白かったですが…おすすめのようですからそのうち見てみようっと。
>秋林 瑞佳
ハイハイ、やってるんですよーゾロ。
ドタコメ演技にはちょっと…なまあたたかい笑いがもれてしまいますが、ラストの決闘シーンはけっこう熱くなれます。主題歌にも70年代的明るさ横溢(笑)
主題歌が大好きな映画です、内容も好きですが。
監督のドゥッチオ・テッサリはジュリアーノ・ジェンマの主演作を何本か撮っていると記憶しているんですが、ジェンマ主演作の中でも明るい作品担当という印象です。特に「タイタンの逆襲」というファンタジー活劇が好きなんですが、日本じゃビデオにもDVDにもなってなくて、大昔に見たっきりなので、ぜひもう一度見たいと思っております。
ちなみに「ゾロ」は日本語吹替えだと、総督の時は野沢那智さんのオカマ演技が楽しめます。
マスク・オブ・ゾロ
も楽しい作品ですよ。逞しく成長していく二代目ゾロを、アントニオ・バンデラスが軽快に演じております。お師匠役のアンソニー・ホプキンスもいい味出していました。ヒロインも華があって・・・・・正統派の一本です。
太い剣が唸る古代ものと中世もの。細身の剣が華麗に舞う近世もの・・・・・西洋チャンバラ映画は充実していますね。
>ちなみに「ゾロ」は日本語吹替えだと、総督の時は野沢那智さんのオカマ演技が楽しめます。
あーもうこれは鉄板、野沢那智さんですよね、ゼッタイ。
ドロンの演技からして総督の時はオカマチックでした(笑)
「きゃー」って感じに口に手を当てたり…
「マスク・オブ・ゾロ」、これが一番新しいゾロになるのでしょうか?
気になってはいたのですが実は未見です。
>太い剣が唸る古代ものと中世もの。細身の剣が華麗に舞う近世もの・・・・・西洋チャンバラ映画は充実していますね。
あぁそうですね、西洋チャンバラって時代によって結構剣が違うんですよね(*^^*)
どちらも好きですー☆
『血闘』は、500円DVDも出ていますよ(色調は全く駄目で、テクニカラーの肉感性みたいなのが消えていますが)。
オベリックス様
『タイタンの逆襲』は、テッサリの監督デビュー作かつジェンマの主演第1作で(金髪に染めていましたね)、ジャクリーヌ・ササールやペドロ・アルメンダリス、アントネラ・ルアルディなど出演者も結構豪華なのですが、今見ると「大人の眼」には、多分「しょうもないなあ」ということになる作品だと思いますよ。
音楽は、あのカルロ・ルスティッケリ。
イタリア語原題ARRIVANO I TITANIで動画検索すると断片はYoutubeで観られます。
ご親切にありがとうございます。
おっしゃる通り、「しょうもない」と思うのですが、結構「しょうもない」の好きなので、もしかするとツボにハマるかもしれません(笑)。
最近ユーチューブで断片を見て、ますます見たくなりました。イタリアかどっかで、DVDが出てるらしいんですが。
ありがとうございます、結構手に入りやすい状況なんですね「血闘」。
ではそのうちに…