1963年、ジャン・ピエール・メルヴィル監督作品。
出所後、またも宝石強盗を計画中のモーリス(セルジュ・レジアニ)。以前つかまったのは誰かに密告されたせい。密告者はもしかしたら親友のシリアン(ジャン=ポール・ベルモンド)かもしれない…
不安をおし殺して決行した「その日」、目的の家に押し入ったモーリスたちにやはり警察の手がのびる。二転三転するちょっとミステリ風味のノワール?
ベルモンドが大好きなもんで、…だいぶ迷ったあげくに見たのだが、なんちゅーか、やっぱり、私ってあまりフレンチ・ノワールが好きじゃないんでしょうね。
今日はクタクタに疲れていたので、しかも前半なかなかベルモンドが画面に登場しないので、半分寝そうになりながら観てました。いや、渋くてファッショナブルで凝ったモノクロ画面がばりばり続くので好きな人はきっと好きだろうなあと思うんですが。オープニングタイトルだけでも雰囲気はあります。あるんだけど。
セルジュ・レジアニではやっぱ見ていて物足りないとか感じるのは私の修行が足りないからですよねそうですね。
後半のベルモンドはカッコよかったので少し目がさめたが(めっちゃ若いです。可愛いけど意外とハードボイルドだったりだし)、ちょっと奥さんあのラストはあんまりなのでないのー、と、いとも素人くさい後味をかみしめつつ見終わりました。くすん。
やっぱノワール向けじゃないのかもしれん私のマインドは。
偶然ギャング映画だのノワールだのが得意なスターが好きなだけであって。
あとメルヴィルが合わないだけ、という説もあるが…
ロベール・アンリコの「オー!」は昔見たけど結構よかったと思うし(ベルモンド可愛かったー!)、ジョゼ・ジョバンニの「ラ・スクムーン」もネチこい話だがベルモンドは渋かったし音楽もネチこいけどよかったから…
ああ、もう、さっさと寝よう…
早く寝て十分休んで、明日あたり「ザッツ・エンタティメント」を見に行くほうがよかったかなあ…
今となっては、明日起きれる自信はない(断言)。
その次の週の「バンド・ワゴン」こそ本命だし、かぶってるし…
まああと、来週遅番の時に行くテもなくはないんだが。
出所後、またも宝石強盗を計画中のモーリス(セルジュ・レジアニ)。以前つかまったのは誰かに密告されたせい。密告者はもしかしたら親友のシリアン(ジャン=ポール・ベルモンド)かもしれない…
不安をおし殺して決行した「その日」、目的の家に押し入ったモーリスたちにやはり警察の手がのびる。二転三転するちょっとミステリ風味のノワール?
ベルモンドが大好きなもんで、…だいぶ迷ったあげくに見たのだが、なんちゅーか、やっぱり、私ってあまりフレンチ・ノワールが好きじゃないんでしょうね。
今日はクタクタに疲れていたので、しかも前半なかなかベルモンドが画面に登場しないので、半分寝そうになりながら観てました。いや、渋くてファッショナブルで凝ったモノクロ画面がばりばり続くので好きな人はきっと好きだろうなあと思うんですが。オープニングタイトルだけでも雰囲気はあります。あるんだけど。
セルジュ・レジアニではやっぱ見ていて物足りないとか感じるのは私の修行が足りないからですよねそうですね。
後半のベルモンドはカッコよかったので少し目がさめたが(めっちゃ若いです。可愛いけど意外とハードボイルドだったりだし)、ちょっと奥さんあのラストはあんまりなのでないのー、と、いとも素人くさい後味をかみしめつつ見終わりました。くすん。
やっぱノワール向けじゃないのかもしれん私のマインドは。
偶然ギャング映画だのノワールだのが得意なスターが好きなだけであって。
あとメルヴィルが合わないだけ、という説もあるが…
ロベール・アンリコの「オー!」は昔見たけど結構よかったと思うし(ベルモンド可愛かったー!)、ジョゼ・ジョバンニの「ラ・スクムーン」もネチこい話だがベルモンドは渋かったし音楽もネチこいけどよかったから…
ああ、もう、さっさと寝よう…
早く寝て十分休んで、明日あたり「ザッツ・エンタティメント」を見に行くほうがよかったかなあ…
今となっては、明日起きれる自信はない(断言)。
その次の週の「バンド・ワゴン」こそ本命だし、かぶってるし…
まああと、来週遅番の時に行くテもなくはないんだが。
コメント
ただ、後半のベルモンドはかなりカッコ良いので、本当に全編通しての出番の少なさが悔やまれます。
ベルモンドといえばどうしても「冬の猿」「カトマンズの男」「リオの男」「おかしなおかしな大冒険」「パリ警視J」あたりが好きな作品ということになってしまいます。
シリアスもコミカルも上手いベルモンドですので、作品は硬軟多岐にわたり、なのでちょっと見るのをおじけづいている?作品がいろいろあってコレもそのひとつでした(笑)
ゴダール作品も悩んで悩んで、まだ見ておりません(一番有名なのに)。
ド・ブロカさんとは相性良いようです。
>ド・ブロカさんとは相性良いようです。
そうなんじゃないかと思っちゃうんですよねわたくしも。ヌーヴェルヴァーグにはちょっと食わず嫌いなところもありますが。
見る機会は凄くいっぱいあるのですが(スカパーやBSでしょっちゅうやってます)。それより、もっとド・ブロカ監督の復権をー!
ヌーヴェルヴァーグと言えば、トリフォーは多少見てます(「華氏451」「暗くなるまでこの恋を」「アメリカの夜」「終電車」「隣の女」くらいですが)。そのトリフォーの「ピアニストを撃て」や、ルイ・マルの「地下鉄のザジ」なんかは大好きです。
日本では、なんかエアポケット(笑)のようなところにいるのでしょうか、この監督…残念…
『オー!』を最近見直しましたがだめですよあれは。
アンリコは『冒険者たち』だけですまともなのは。
『ラムの大通り』も嫌いではないけれど作品としては破綻しています。
私はメルヴィルの作品の中では『いぬ』は、結構好きです。
『冒険者たち』で災いをもたらす変な男を演じていたレジアーニがここでも重要な役を演じています。
もっと遡れば、ジャック・ベッケルの傑作『肉体の冠』で主役を演じていますね。
フィリップとくるとド・ブロカが有名ですが、ラブロもお忘れなく(『刑事キャレラ 10+1の追撃』(87分署シリーズのフレンチヴァージョン)、『相続人』(ベルモンドのアクション映画)。
ヌーベルヴァーグも食わず嫌いで観ないのはもったいないですよ。
日本未公開ですがDVDで発売された『アデュー・フィリピーヌ』などは実に美しい映画ですし、シャブロルの一連のミステリー仕立ての作品も悪くないです。
トリュフォーのアメリカのミステリー小説の映画化作品のなかで『ピアニストを射て』『私のように美しい娘』『日曜日が待ち遠しい』の3本はおすすめ(『黒衣の花嫁』と『暗くなるまでこの恋を』は、ちとつらいかもしれません。
メルヴィル作品では『賭博師ボブ』は、風俗コメディ的な要素が有るので、『いぬ』よりはお気に召すかもしれません。
メルヴィルだから…と、ある意味ちょっとだけお待ちしていました(笑)
>『オー!』を最近見直しましたがだめですよあれは。
>アンリコは『冒険者たち』だけですまともなのは。
>『ラムの大通り』も嫌いではないけれど作品としては破綻しています。
ふふふ、『ラム』は確かに破綻していますね。でも破綻のしかたが大好きなんです(笑)音楽といい帆船コスプレといい個人的な琴線に触れまくりですし。
『オー!』は『冒険者たち』同様大昔に見たきりで、お洒落ギャング(笑)のベルモンドがやたら可愛かったこと以外あまり覚えていないのですが、その分『冒険者たち』以上に心に残っていました←ミーハー
>ラブロもお忘れなく
うーん…ベルモンドの主演作(だけ)を見たような気がします…ベルモンド色でしたが、内容があまり思い出せません(^^;)
ヌーヴェルヴァーグはですね、見ても多分シュミじゃないだろうなーと思えて仕方がなくてあまり見ていません。「勝手にしやがれ」は、何度か5分かそこらは見たんですが(ベルモンド見たさに)、イマイチ続きを見る気になれず…でも、「いぬ」のように、いつかはエイっとちゃんと見る日が来る可能性はあるかも。しょっちゅうCSやBSでやってるし(笑)。
比較的見てるのはトリュフォーかな?でも見てるのはよりによって『黒衣の花嫁』と『暗くなるまでこの恋を』(笑)、もちろん「う゛ぅーん…」と思いました。あと「アデルの恋の物語」「終電車」。いっときブラッドベリにはまってたので「華氏451」もTV放映で見たような。
とりあえず「一番のおすすめ」が何かは覚えておきますね!いつかチャレンジャーな気分になった時のため。
シャブロルは「二重の鍵」だけ見ています(ベルモンド見たさに)。ただ、こういうのを見ると「ヌーヴェルヴァーグって私に合わないだろうな」って気がむしろ高まるのでダメですね(^^;)ヌーヴェルヴァーグな人って、私のような人格に対して否定的なのではないかという気がしちゃいます。
って、ベルモンドがからまないと私ってフランス映画が見れない体質なのか?(爆)
『いぬ』は、ベルモンドの演技の幅の広さを証明した一作でもありますね。
悲劇的な役は決してドロンの専売特許ではなかった。
シャブロル作品で一番好きと言って良い『ヴィオレット・ノジエール』という映画有るのです。
今検索して見つけたのですがユーロスペースと東京/横浜の日仏学院でシャブロルの連続上映が有り、その一本として日本でも上映されるようです。
他にもジャクリーヌ・ササールの『女鹿』やマリー・ラフォレのアクション映画『虎は新鮮な肉を好む』、そして傑作で日本未公開(70年代にやはり日仏学院で上映された)の『肉屋』、ベルナデット・ラフォン(トリュフォーの処女作『あこがれ』の主演女優)の『気のいい女たち』などある種の映画ファンにはたまらない作品が上映されます。
関西に行くのかどうかは解りませんが、もし上映されるならば有給取っても見に行く価値はありますよ。
ヒッチコックとフリッツ・ラングをいかにシャブロルが料理したか、見物です。
>悲劇的な役は決してドロンの専売特許ではなかった。
そうですよね。今となっては意外とも思えますが、ド・ブロカ監督と組むまでのベルモンドは、むしろ悲劇(それを必ずしも普通に悲劇っぽくやらないところが持ち味ですが)なラストをむかえる映画のほうが多かったと思います。
ギャングとかチンピラとか…死亡率高いし。
>関西に行くのかどうかは解りませんが、もし上映されるならば有給取っても見に行く価値はありますよ。
なんとかうまいことお仕事片付けて有給とりましょう!
有給とれて行く先は違うかもしれませんが、お互いがんばりましょうね(笑)
ヌーヴェル・ヴァーグだけではなく、イギリスを除く、ヨーロッパ系の映画が基本的にあまりお好きではないと見ました。
面倒くさい/しつこい(関西だとひつこい?)/しんねりむっつりな作風は駄目なんですね。
うーん、そういうことかもしれませんね。当たってるかも。ははは(^^;)
そういえばヒッチコックがイマイチ、という話が以前出ましたが、ヒッチもイギリス出身の割にはしんねりむっつりだった感じです。