ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)
2011年4月18日 読書 コメント (14)
塩野七生著。
「ローマ人の物語」は前からちょっと気になっていたが未読だった。
先日見た古い映画の「シーザーとクレオパトラ」のシーザー=カエサル像(バーナード・ショーによる)が面白かったので、とりあえずカエサルのとこだけちょっと見てみようかと手を出したら、やっぱり売れてるだけあって読みやすいし面白い。暮らしぶりとかトリビアっぽい内容も多いし。
一巻から読んでみようかなぁ…
ただ、読みやすいけど、時々…へッ?と思わせる、変な癖のある文章である。これってずっとこうなのかな?誰も突っ込まないのか編集者とかは。
「ローマ人の物語」は前からちょっと気になっていたが未読だった。
先日見た古い映画の「シーザーとクレオパトラ」のシーザー=カエサル像(バーナード・ショーによる)が面白かったので、とりあえずカエサルのとこだけちょっと見てみようかと手を出したら、やっぱり売れてるだけあって読みやすいし面白い。暮らしぶりとかトリビアっぽい内容も多いし。
一巻から読んでみようかなぁ…
ただ、読みやすいけど、時々…へッ?と思わせる、変な癖のある文章である。これってずっとこうなのかな?誰も突っ込まないのか編集者とかは。
コメント
彼女の名前を一躍有名にした「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」以来、熱心な読者ではないですが、時々読んでいます。
「ローマ人の物語」は、ハンニバルを中心につまみ食いしています。
変なクセ?は、余り意識したことは有りませんが、彼女に突っ込みを入れるような蛮勇のある編集者はいないと思いますよ。
>変なクセ?は、余り意識したことは有りませんが、彼女に突っ込みを入れるような蛮勇のある編集者はいないと思いますよ。
とっくに大物ですからねえ、たしかに蛮勇の域かも。アマゾンなどでは日本語が変、というツッコミはひそかに流れていましたが匿名ならではか(笑)
変なクセ、というのは、時々、どこがどうつながるのか分からないような区切り方をした長文を書いてくれることです。ABaCというように、似たような繰り返しが入りながら進んでゆくので、聞き書きか?と突っ込んでしまいました(笑)
英語の長文を読むとき、コンマがいくつもはさまるような長文で、エートここからここまではどこにかかってるんだ?と悩むのにも似ています。
>ダブルエンダーさま
おお、みなさん結構つもみ喰いされてますねーローマ人の物語。
ハンニバル篇も楽しみです。
たしか弟がハスドルバル?世界史は子どもの時から好きでした。親にねだって買わせた子供向けの「世界史物語」全8巻をさんざん読み返したものです。「日本史物語」も全8巻ありましたが、世界史の方が燃えましたね(笑)
マンガの展開が面白くなったら、タイトルを教えてください。
ヴィクター・マチュアが主演の『ハンニバル』(例のイタリア史劇の一本)は、未見ですがいつか観たいと思い続けています(アメリカではDVDが出ているようです)。
監督があのエドガー・G・ウルマーなのです(共同監督のようですが)。
ハンニバルはもちろんですが、カルタゴを含むフェニキア系諸国の歴史に興味を持っております。ああいう国々が生まれ、栄えた背景には何が・・・・
古代ローマもの漫画はけっこういろいろあるようですね。最近ではテルマエ・ロマエが代表でしょう。ぼくは奴隷拳闘士の活躍を描いた作品が好きでしたが・・・・・いつのまにか読まなくなりました。自信を持っておすすめできる作品が現れたら、こちらで紹介します。もっとも、ボースンさんが先に発見してしまうかもしれませぬが。
史劇は楽しいです。「スパルタカス」や「クオ・ヴァディス」など、録ったまままだ見てない史劇が結構あるんですよね。
>ダブルエンダー様
>ハンニバルはもちろんですが、カルタゴを含むフェニキア系諸国の歴史に興味を持っております。
海洋国家ですよね。帆船好きとしてはなんかそれだけでちょっと好感度上がります。ローマ人の物語を読めば私も多少はくわしくなれるかしら。
『クオ・ヴァディス』は、映画はもちろん、少年少女向けのヴァージョン(挿絵は映画の影響をずいぶん受けていました)と岩波文庫(上中下)を読みました。
原作と比べると映画は、ロバート・テイラーもデボラ・カーも董が立っています。
フェニキア人の航路は地中海を越えて伸びていたそうですね。あの時代では大西洋に出るだけでも大冒険だったでしょうに。古代の船乗りの勇気には感服するのみです。カルタゴが滅びた時、地中海世界はその外へ、大洋へと延びていた最も鋭敏な触角を失ったのである・・・・そう述べている本がありました。結局、海洋国家は敗れてしまった。歴史の潮流でしょうか。
それに、少年少女バージョンで世界史への親和力が出来てれば、大人になってから海外の小説や映画や芸術全般をよりサクサクと楽しめるってもんですよ。
それに、昔の児童書、挿絵もよかったです。最近のものはちょっとマンガチックなものが多くて、それも決して嫌いではないのですが、古い児童書に添えられた、武部本一郎画伯やそれに似たタイプの挿絵を見ると、しみじみしちゃいます。
火星シリーズやターザンもこの人で読みましたが、適度にリアルっぽく美男美女美少年少女が描かれた「ああ無情」だのなんだの世界名作の絵もいいですね。なんかこの人の絵は、こちらの血に織り込まれてしまった感じがしますよ。
なぜか、挿絵は別の人なんですが。
この人が挿絵を描いてるのなら、ターザンはさぞ面白いでしょう。
なんか、絵がとても誠実なんですよね。
「ああ無常」の挿絵は多分、私の記憶にも残ってるものと同じかも。(集英社版ではなかったですか?)私たちが中学生の頃は世界名作全集とかよく出版されてましたね。全集選ぶときは装丁や挿絵って、ものすごく重要要素でした。
少女マンガの中にある読み物の挿絵で印象に残ってるのは「中原豪人」。
怖い話の挿絵とか得意でしたね。
「火星のプリンセス」なら図書館にもある画集に載ってるはず(「武部本一郎SF挿絵原画蒐集」など)。ターザンがSFかどうかは微妙ですね(笑)
中原豪人さんはちょっと思い出せず… m(__)m
懐かしくて、本まで持ってるのになあ・・・・。
武部さんの温厚な作風と比較すると、もっと妙にリアルで、ある意味エロチックです。
集英社版の「レ・ミゼラブル」再び手に取って見たいです。
私の記憶の中では、デュエット版だったような気がするのですが違ってますか?
箱の帯のカラー挿絵が印象に残っています。