悪魔の性・キャサリン
2010年12月30日 映画 コメント (14)
1976年、ピーター・サイクス監督作品。ホラー。
うーんと、見ないですますという選択肢もあったのですが(笑)、これ見ないとHDDから消せないしという義務感もあり?頑張って視聴。一応リチャード・ウィドマーク様主演作なんですし。
大昔にTV放映を見た筈だけど(なかなか彼の主演作がTVで出会えなかった7~80年代は、見た時結構嬉しかったのですが、今では…)、細部はもちろん忘れているので、オカルト小説家兼研究家ヴァーニー(ウィドマーク)VS悪魔崇拝の異端の神父レイナー(クリストファー・リー)の攻防は、それなりにはどきどきしながら見ました(笑)
レイナー神父の教会で育ち、18歳の誕生日を目前に控えた娘キャサリン(ナスターシャ・キンスキー)は神父の計画に従いロンドンへ。が、彼女の実父(デンホルム・エリオット)は土壇場で神父を裏切り、ヴァーニーに娘を託す。ヴァーニーはキャサリンを救おうとするが、幼い頃から無自覚なまま悪魔の洗礼を受けていた彼女は、神父の奇怪な術に操られ、ヴァーニーの友人たちを破滅させながら再び神父の元へと逃走する。彼女を使った悪魔降臨の儀式を、ヴァーニーは阻止できるのか?
だが、うーん…わからない。
なんで血とか奇怪な生き物とか見て喜ぶ人々がいるのか…(^^;)
背徳的、反キリスト的エロも要らんです。私、ホラーって好きじゃないのよね。
なので、この企画に思いっきり後ろ向けで嫌がっていたらしいウィドマーク様を責められん(^^;)
まあ、それでもプロ、普通にちゃんと演じていらっしゃいますが…(多分)。
クリストファー・リーは自分の土俵で力演してるようだし(ただこの土俵私興味ないしなぁ)、まだ十代のナスターシャちゃんが美少女尼僧っぷりだけでなくサクっとヌードまで披露して、味わえる人には味わえる映画なんだろうと思います。
それでも、何だか最後まで主演二人の美少女はさんだ対決が、わりとちまちましていてラストもあっけないのは、やっぱり作品としてはちょっとアレじゃあという感じは否めませんな。
それに、観客の知らないルールで対決されてもな…
「○○で円陣を描いたからおまえは入れまい!」「いや、この石には○○が付着しているから入れるんだ!」とか、いきなり言われてもなーと思うのは私だけでしょうか?
さて、これが一年の最後の映画…か…
…
ははは。まあ、ウィドマーク様を見るのは常に目の喜びですし。もう60代だけど。
うーんと、見ないですますという選択肢もあったのですが(笑)、これ見ないとHDDから消せないしという義務感もあり?頑張って視聴。一応リチャード・ウィドマーク様主演作なんですし。
大昔にTV放映を見た筈だけど(なかなか彼の主演作がTVで出会えなかった7~80年代は、見た時結構嬉しかったのですが、今では…)、細部はもちろん忘れているので、オカルト小説家兼研究家ヴァーニー(ウィドマーク)VS悪魔崇拝の異端の神父レイナー(クリストファー・リー)の攻防は、それなりにはどきどきしながら見ました(笑)
レイナー神父の教会で育ち、18歳の誕生日を目前に控えた娘キャサリン(ナスターシャ・キンスキー)は神父の計画に従いロンドンへ。が、彼女の実父(デンホルム・エリオット)は土壇場で神父を裏切り、ヴァーニーに娘を託す。ヴァーニーはキャサリンを救おうとするが、幼い頃から無自覚なまま悪魔の洗礼を受けていた彼女は、神父の奇怪な術に操られ、ヴァーニーの友人たちを破滅させながら再び神父の元へと逃走する。彼女を使った悪魔降臨の儀式を、ヴァーニーは阻止できるのか?
だが、うーん…わからない。
なんで血とか奇怪な生き物とか見て喜ぶ人々がいるのか…(^^;)
背徳的、反キリスト的エロも要らんです。私、ホラーって好きじゃないのよね。
なので、この企画に思いっきり後ろ向けで嫌がっていたらしいウィドマーク様を責められん(^^;)
まあ、それでもプロ、普通にちゃんと演じていらっしゃいますが…(多分)。
クリストファー・リーは自分の土俵で力演してるようだし(ただこの土俵私興味ないしなぁ)、まだ十代のナスターシャちゃんが美少女尼僧っぷりだけでなくサクっとヌードまで披露して、味わえる人には味わえる映画なんだろうと思います。
それでも、何だか最後まで主演二人の美少女はさんだ対決が、わりとちまちましていてラストもあっけないのは、やっぱり作品としてはちょっとアレじゃあという感じは否めませんな。
それに、観客の知らないルールで対決されてもな…
「○○で円陣を描いたからおまえは入れまい!」「いや、この石には○○が付着しているから入れるんだ!」とか、いきなり言われてもなーと思うのは私だけでしょうか?
さて、これが一年の最後の映画…か…
…
ははは。まあ、ウィドマーク様を見るのは常に目の喜びですし。もう60代だけど。
コメント
ウィドマークとリーは、『オーロラ殺人事件』でも共演していますが、昨日TMCでこの作品が放映されました。
ウィドマークは気象学者です。
珍しくあご髭等をはやしており、なんだかある種の動物(レッサーパンダ?)みたいでした。
アリステア・マクリーンの『北海の墓場』が原作のようです。
主演がドナルド・サザーランドとバネッサ・レッドグレイブの馬面コンビだし、監督が凡庸なドン・シャープなので最初の15分くらいで見切りをつけ、持参して来たDVDを鑑賞しました。
この作品のリーは、ポーランド?の気象学者を演じています。
国際的な気象調査隊がある島に集まって気象観測をするのですが、その隊長がウィドマークです。
そちらは灼熱の(?)アフリカ大陸で「オーロラ殺人事件」ですか!なんだかスケールが大きいですねえ(*^^*)
この映画は昔、公開時に映画館で見ました。主演のドナルド・サザーランドも割と好きだったし、マクリーンもひと頃読みまくってたので期待して行きましたが余り覚えていません(笑)ウィドマーク様もアゴヒゲに埋もれていましたし。
まあその程度の作品なのでギブアップも仕方ないですね。話はマクリーンなのでそれなりに複雑ですが。
それでも「悪魔の性キャサリン」よりは、テレビでやったら見てもいいかなと積極的に思えるかも…(キャサリンもスカパー録画でした)
「こういう映画にも出たんだなぁー感」が初見の印象です。ウィドマーク様はお歳なり…ですが「初めてのお姿」を拝見してそれなりに満足!(^^)!それにほぼ一人主役で!。良心的で、知的で頼もしい人物の役だし、ほぼ「まいっか」でした。
ナスターシャ・キンスキーのお父さんクラウス・キンスキーがウィドマーク様にちょっと似たとこないですか?
だいぶ昔「群盗荒野を裂く」とかいうマカロニウエスタンをTVで見た時、そう思ったことがありました。
まさにソレです。私も興味がない世界だし…ファンは弱いです。
しかし1970年代はウィドマーク様、意外にたくさんの映画に出てます。そのぶん60年代にもっとたくさん出といてくれたらよかったのに、と思ったり(^^;)
しかもホラー…
クラウス・キンスキー、映画では実は見たことないんです。ナターシャのおとっつあん、と知るのみで。スミマセン。似たとこあるんだったらチェックしてみるべきか…!(*^^*)
同感です。「刑事マディガン」はじめこの時代は好きな作品が沢山ありますが、もっと、もっと出てほしかった…。僕の好みですが、もし「日曜日には鼠を殺せ」がグレゴリー・ペックではなくウィドマーク様だったら…などと想像してしまいます…あの有名なサッカーボールを投げ捨てるシーンももっと感動かもと。
ボースン様は観てますか?
クラウス・キンスキーは「怪優」(笑)だそうですね。ウィドマーク様は永遠の名優です…!(*^^*)
ペックも嫌いじゃないんですけどね(^^;)
私の好きなジョゼフコットンは晩年、イタリア観光ができるのが嬉しくて、マカロニウェスタンやホラー映画に出ました。
ウィドマークはいったいなんでこんな映画に出たのか?
クリストファーリーと丁々発止やりあうのかと期待したら、ふたりがぶつかりあうのはラストシーンだけでしかも、ウィドマークが石投げて終わりって、イギリス式ブラックユーモアかと思ったりもしました。(はずれて、ウィドマークが危機に陥るのかと思ったら、それもありませんでした。)ウィドマークは本来銃規制に賛成の人ですから、あれはあれで彼のポリシーにあってるかも?
イギリス出身でホラーが専門のリーに遠慮したのか、ウィドマークは至って真面目な役でびっくりしました。フランクフルトからやってきたキンスキーをやさしく気遣ったり、朝食を彼女のベッドに運んだり、こういう生活感あふれる役は珍しいです。
穏やかないい表情を見せるんですよね。緑と水と古い建物にあふれたイギリスによくマッチしてました。
時は70年代なので若い男性はちょっと肩をいからせた、体にフィットしたジャケツを着ているのに、ウィドマークは緩みのあるジャケツをお召しになり、しかも帽子をかぶるという流行を追わないスタイルも好感が持てました。
その後「日地曜日には鼠を殺せ」ご覧になりましたか?スペイン戦争のその後を描いた厳しい映画でしたね。
はじめまして!
ウィドマークの優しい人役、いいですよね!なんか「そうだそうだ」と納得させられます。いつも。
自分は「馬上の二人」以来のファンのせいかも知れません。
イギリス風情の中で「ウィドマーク」、これだけでも今では良いです。
ボースン様
「日曜日は鼠を殺せ」のペックもいいですよ!
ラスト近くサッカーボールを窓から(確か?)投げて捨てて‥
ペックの映画で再見したいのはこれです!!
「キャサリン」は、ほんと何で出演したのか、よーわかりませんが、ウィドマーク様は「街の野獣」以来イギリス大好きらしいので、それもあるかもしれません。
そして「日曜日には鼠を殺せ」。お二人とも「おすすめ!」な作品のようですね。
すいません、いまだ見ておりません(^^;)
ちょっと辛気臭そうな映画なような気がしているのですが、スカパーあたりでたまにやってるみたいだし、そのうち機会があれば…
キンスキーに朝食を持ってくんですね。ウィドマークが・・・あれきっとメープルシロップがたっぷりかかったパンケーキだと思いませんか?ウィドマークお手製だと思いますね。
ところでウィドマークのパンケーキ好きは、ハリウッドで有名だったのでしょうか?
「カリブの熱い夜」の音声解説で主演の男優二人が、ウィドマークはランチタイムにパンケーキを食べるのを楽しみにしていたとコメントしていました。「カリブ・・」でよかったのはDVDの特典メニューのこのコメントだけでした。
彼はたいそう甘党だという話は、ハリー・ケリー・ジュニアの回想録「ジョン・フォードの旗の下に」にも出ていました。メープルシロップ添えパンケーキは出てこなかったですが、ミルクセーキのために国境まで越えて長々とドライブした話がのってました。「馬上の二人」のロケ中のオハナシです(笑)
きっと、ウィドマークが小さい時に、お祖母さんやお母さんに作ってもらったんでしょうね。そして、彼が父親になったとき、「ほら、見てごらん」ってな感じで、得意そうにフライ返しで生地をひっくり返したんですよ。娘のために・・・(かなり想像がたくましくてすみません)
ボースン様のコメントはいつも楽しく読ませていただいております。コメントだけでなくウィドマーク情報もとても参考になっています。「ジョン・フォードの旗の下に」という本もボースン様のおかげで知り、読むことができました。
ウィドマークは「役者は作品が第一」と考え、TVのトークショウに出てプライバシーをさらけ出すのを嫌がりましたが、ファンとしては、(特に私など超ミーハーですから)ルーシーじゃないですが、色々知りたくなっちゃいます。
上記の本はウィドマークの一面を知ることができて嬉しかったです。
西部劇って、パトマグ様はあまりお好きではないようですが、フォード作品などは傑作が多いですよ~。
ただ、「旗の下に」など読むと、ほんとにしょーもないいぢめっこだったりして、名作に出るのも俳優さんたち大変だなあとしみじみ同情しました(私には耐えられなさそうです)。ヒッチコックにしろ、とびきり才能ある人が同時にとびきり変なひとだったりするのはザラなようですね。そんなフォードを、意外やちょっぴり引かせていたらしいウィドマーク様の人徳?いやちょっと違うか?も、読んでてうれしい一冊でした。さっすがー!
「馬上の二人」では、ハゲで難聴者の二人(ジミースチュワートとウィドマーク)にわざと遠くから指示を出したから、監督が何を言っているのか、二人には全く聞こえなかったという話をどこかで読みました。
監督の指示がなくても二人なら、意図した通りに演じるだろうということだと、
これは二人に対して最高の褒め言葉だと解釈しています。
フォードはウィドマーク作品のほかは、「駅馬車」と「わが谷は緑なりき」を見たくらいでしょうか?「わが谷」は大好きな作品で、きっと今見ても大泣きすると思います。