おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)
2010年12月27日 読書
中山七里著。
前作の『このミス』大賞受賞作「さよならドビュッシー」がなかなかおもしろかったので手を出す。前作の探偵役ピアニスト(兼講師)岬洋介や、前作ヒロインとコンクールで競った娘なども出てくる。
二億円のストラディヴァリウス(チェロの)が密室から消えるところから、主人公の通う音大に次々事件が…という話だが、結論的には前作より落ちるなあ。
前作より登場人物も多いし、そのぶんしんどかったのか、真犯人を含めて魅力的なキャラがあまり出てこない(やっぱり真犯人にも魅力がないとイカンですよ)。
ただ、音楽シーンには相変わらず華とスピード感がある。こればっかりは他にないこの著者独自の魅力なので、今後も精進していってほしいなあ。
同じこのミス出身の海堂尊ほどのパワフルさや日本語の上手さはないけど、独自の華やかな武器を持っているという点では共通するところがある。
三作目がでたらまた手は出してみると思うので。がんばれ(笑)
前作の『このミス』大賞受賞作「さよならドビュッシー」がなかなかおもしろかったので手を出す。前作の探偵役ピアニスト(兼講師)岬洋介や、前作ヒロインとコンクールで競った娘なども出てくる。
二億円のストラディヴァリウス(チェロの)が密室から消えるところから、主人公の通う音大に次々事件が…という話だが、結論的には前作より落ちるなあ。
前作より登場人物も多いし、そのぶんしんどかったのか、真犯人を含めて魅力的なキャラがあまり出てこない(やっぱり真犯人にも魅力がないとイカンですよ)。
ただ、音楽シーンには相変わらず華とスピード感がある。こればっかりは他にないこの著者独自の魅力なので、今後も精進していってほしいなあ。
同じこのミス出身の海堂尊ほどのパワフルさや日本語の上手さはないけど、独自の華やかな武器を持っているという点では共通するところがある。
三作目がでたらまた手は出してみると思うので。がんばれ(笑)
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