Are You with It? (1948)
Are You with It? (1948)
Are You with It? (1948)
1948年、ジャック・ハイヴリー監督作品。日本未公開、モノクロ。
某海外サイト(lovingtheclassics.com)からの、未公開ドナルド・オコナー主演レア作品シリーズ第二弾(笑)
"Feudin’, Fussin’ and A-Fightin’"よりも、もっとわかんないだろう(設定的に)と思いながら字幕なし盤買ったけどやっぱりセリフわかんない。ハーバード出の若くて優秀な保険数理士役ってんで、絶対カタい専門用語連発するに決まってるし。それが、色々あってカーニバルの一座に…というとショウビズ用語も連発されるに決まってるし(^^;)と、今回は最初からヒアリング投げ気味です。
ただ、そういう珍しめな役なことと、ソング&ダンスナンバーはそこそこありそうって事で購入決めました。画質の悪さはそこそこ。
とりあえず一番詳しいTCMのシノプシス(http://www.tcm.com/tcmdb/title.jsp?stid=67574&atid=25449)を頼りに視聴。

計数の天才青年ミルトン(オコナー)は優秀な仕事ぶりでトントン拍子に出世しつつあったが、初めてのミスで勤める保険会社に損害を出した事で大ショック。会社も秘書兼恋人ヴィヴィアン(オルガ・サン・ファン)も失ったと思い公園をさまよううち、詐欺師まがいの芸人ゴールディ(ルー・パーカー)と知り合い、彼に連れられ一緒に旅回りのカーニバルで働くことに。カーニバルの生活がすっかり気に入ったミルトンと、彼を追ってきてこれまた芸人生活に入ってしまったヴィヴィアンだが、一座は実は他の投資家から買収の憂き目にあっていた。保険会社の重役たちもミルトンの才が惜しくなったらしく復帰を勧めにくるが、ミルトンらは保険会社の資料の中に、カーニバルのピンチを救うヒントを発見する。

話が進むとだんだんフツーにソングアンドダンスマンになっちゃうけど、専門用語を連発するところは期待通りに珍しいクールな目つきを見せてくれるオコナー♪ミニ計算尺を持ち歩いてるのが時代を感じさせるが(笑)
確率論や統計学の数学的才覚をギャンブル系ゲームに生かす方向でカーニバル生活に入るのかと思ったら(スロットマシンでジャックポット当てたり的当ての数字を正解しまくったりする。…ホントに保険数理士ってそんな事出来るのか、大変怪しい)、主人公意外に歌と踊りも出来ちゃうのでミニレビューでばんばん活躍する。…まあ、オコナーだし…
ゴールディにバーに引っ張っていかれて一杯機嫌になった彼が、タップダンスは数学的なものだ(リズム等が)、とか言って突然踊りまくったりするのが前フリだが、そんな強引な、と苦笑しつつも、踊ってくれるのは大歓迎なので文句も言えない。ちなみにその時少し一緒に踊るバーテンダーが振付家のルイ・ダ・プロン。よくオコナーの作品で振付やってるおなじみの人ですが、スクリーンで顔出すのは珍しいかな。

てな調子で、いくらミュージカルにしても相当に無茶なシナリオなのですが、何曲も歌と踊りが見れたからよしとしよう(あまり記憶に残る歌はないが)。一番イイ感じなのはバーでの数学的(笑)タップシーンですが、芸人生活には純白燕尾服とかアラブの王族風とか中華マジシャンとか王子様風とか、色々コスプレがあって楽しい。特に王子様ナンバー(ややバレエ風)はレア感があってなんだか嬉しかった(笑)
ピチピチに若いですしねえ。20代前半ですよ。

舞台やTVが主なのかあまり映画に出ていないようだが、ルー・パーカーも結構いい味出してた。名前まで似てるが、登場した時はルー大柴を連想した。まあそれだけ胡散臭さと調子の良さ全開な顔の長いオッサンということで(笑)

コメント

nophoto
なにわすずめ
2010年10月30日14:03

2枚目の真ん中の写真のオコナーは、別人っぽいですね。
ヤッパリ、知的な役だとそれらしい表情に?
ところで数学的タップシーンとはいかなるものなんでしょう!!??
You Tubeにもその場面ないんでしょうか?

ボースン
2010年10月30日21:48

>2枚目の真ん中の写真のオコナーは、別人っぽいですね。

そうなんですよー。ちょっとクールな感じが新鮮で良かったです♪
最初のうちは、結婚も昇進も、生涯計画予測済という一見非人間的な不思議キャラでした。その癖、天才肌なのか世慣れしてなさそうでカワイイのですが。
この写真はルー大柴もといルー・パーカーに保険数理士(アクチュアリー)の仕事とはどんなものかを説明してあげてる場面です。

>ところで数学的タップシーンとはいかなるものなんでしょう!!??
>You Tubeにもその場面ないんでしょうか?

みつけられませんでした。だもんで買っちゃいました(^^;)
「1,2,3,でこう(三回つま先でタップする)、3かける2で6(やや複雑な6音分のタップをする)、6かける2で12」などと言ってもっと複雑なタップを踏んであとは派手に(かつ普通に)タップダンスに入っちゃいます。最後はとんぼ返りもあり。

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