ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
ヒソカに二度目の「雨に唄えば」に行ってきました。なにわすずめ様、おつきあいありがとうございました!いやー楽しかったです!
とはいえ丸一日は休めず午後から仕事へ。

そして帰宅すると、うっ!もう一枚別のサイトに注文していた、ドナルド・オコナーがホストの回(1964年2月1日放映)のTVショーDVD「Hollywood Palace Volume1」がポストの中に。うーん一日でこんなに濃厚だと、逆にもったいない気分になるのですが…(^^;)。
米盤ですがデッキに放り込むとコレも映りました。リージョンオールだったのね♪字幕はないけど…。それより、コレも一昨日のと同様、WinDVDだとズレが出て、DVDデッキやWMPだと大丈夫なのは何故(爆)

コレは、ホストが自分も芸を見せたり何組ものゲストとその芸を紹介したりゲストの芸にからんだりしながらの一時間番組。ゲストは色々、歌手もコメディアンも中国雑技団みたいなのも出ます。アメリカにも横山ホットブラザーズみたいなのが一杯いるとよくわかる(笑)

モノクロで、予想以上に画像は悪いのですが(ちょっと歪んでる気もする…なんか頭でっかち、というか画面の上の方が伸び気味に見えるような…)、ゲストよりはやはりホスト!?おとといのジュディ・ガーランド・ショウより遥かに満足してしまいました(笑)
"Clap Your Hand"(「パリの恋人」でアステアがケイ・トンプスンと歌うあの曲!)で歌いながら出てきて、タップで"Me and my shadow"もやるし、オペラ歌手と少しデュエットし、終盤は西部劇とかベン・ケーシーとか怒涛のジャンル・パロディ、最後にアステアのパロまで…アステアに関しちゃもっと真面目にやってくれてもいいのになーとも思いつつ大爆笑(だって多分もっとカッコよくもできる筈…)。
いやー、ホント何でもやれちゃう人だなーオコナー。歌上手いし(最近こればっか)。
胸毛だって、なくていいじゃないか!むしろ、あったらダメだ!欧米女性はともかく日本女性の9割は、なくていいと言ってくれると思うぞ…(そういうネタもありまして(笑))。

えーと、あと、CMもまんま入ってるのですが、インスタントコーヒーのCMにバーバラ・スタンウィックが出てきました。別にファンでもなんでもないんですが、…びっくりした(笑)

アステアやビング・クロスビーや、有名どころが色々ホストをつとめた番組のようで、YouTubeにも結構動画が上がっています(アステア、バックダンサーズが彼の持ち歌をゴーゴーで踊ってるのをイヤそうに見てるのが笑えました)。
オコナーのホスト分だけでもまる2回分は上がってるので、各五分割の一本目ずつを紹介しておきます(この2本はカラー)。Imdbによると6回やってるそうだけど。

①(66年2月12日)
http://www.youtube.com/watch?v=ZWrM1eHXll0

②(67年1月22日)
http://www.youtube.com/watch?v=jHpLP1MFEj4

でも、今回買った64年分の方がオコナー率は高い。買ってよかった。私のヒアリングがもっと良ければもっとよいのだけど。


しかし、60年代も半ばになると音楽やダンスのアレンジが50年代までと少々変わってきてて、50年代好きの私にはちょっと残念。当たり前なんですけども。

それと、「雨に唄えば」の後だからというのでもないけど、5~60年代頃のTVショーって(そんなに一杯見た上で言ってるのでもないが)、なんか妙に生番組感が強いんですねー。踊って汗をふきつつ司会してる感じ。映画がトーキーになってヴォードヴィルに戻ってやりなおしたみたいに、TVもヴォードヴィルから始めたんでしょうか。もちろん「生」の臨場感、一期一会感もいいんだけれど、TVだと本当は自分自身はその場にはいないんだから、やっぱり最高のテイクを集めて、汗のカケラもみせないように凝縮したミュージカル映画のナンバーのほうが嬉しいような気もします。60年代に入って、もう私の見たいようなミュージカルは終わってしまっているんだけど(…まあ、そういう未練でTVショウも追ってるんですがね)。

あー、興奮さめやらぬ一日でした(仕事中以外は)。画質が良ければ★5でしたな。

(ちなみに一番上の画像、64年放映分のDVDは、http://www.moviesunlimited.com/ で見つけて買いました。Amazonにばかり頼ってちゃダメなのね…古いモノは)

コメント

nophoto
なにわすずめ
2010年7月24日16:21

こんにちは。久しぶりにご一緒できて、私もとても楽しい1日を過ごすことができました!ありがとうございます。
映画は、映画館で見るもんだな~と、あらためてつくづく感じました。(ただし、古い映画限定・・・)
この作品、ジーン・ケリーの名場面や、オコナーの名人芸や、チャリシーの妖艶な脚や、見所満載ですが、意外にもジーン・ヘイゲンの悪声も名演技でしたね。あれ、けっこう印象強いです(笑)

ボースン様には、オコナー度の濃い一日だったようで、なによりです。
上のリンク見ましたが、こんな番組、昔日本でもあったような・・・・なんか、みょーな懐かしさを覚えました。

>アメリカにも横山ホットブラザーズみたいなのが一杯いるとよくわかる(笑)

ほんとですね!!!この人たちは、イタリアーノ?
ポール・アンカも出てる!!
意外なところでまた、意外な掘り出し映像が・・・・。

ところで、昨夜、「夜も夜もすがら」を途中まで見ましたが、天下のビング・クロスビーよりも、オコナーの唄う声の方がたしかにデリケートでやさしい気がします。



ボースン
2010年7月24日22:52

>意外にもジーン・ヘイゲンの悪声も名演技でしたね。あれ、けっこう印象強いです(笑)

ほんとはちゃんとした声なんですよね。といってもろくに他の作品見てませんが…

>こんな番組、昔日本でもあったような・・・・なんか、みょーな懐かしさを覚えました。

きっと、いっぱい影響受けているんですよ、日本のTV番組も!ウチでも背後から「なんか、シャボン玉ホリデーみたいだ…」という夫の呟きが聞こえてきました。

>ポール・アンカも出てる!!

ポール・アンカは①の終わり近くですね(五本目)。全体としては②の方が私は好き。アステア人形と踊る女性歌手は出るし老テッド・ルイス(元祖"Me and my shadow"?)とのデュオダンスもいいし、ところで今日見直したらシド・シーザーのお笑い寸劇のライター、エンドクレジットで四人の名が挙がってるうち二人がメル・ブルックスとニール・サイモンだったのでたまげました。
そういや、BSでやった筈の「プロデューサーズ」はもう見られましたか?あれは「雨に唄えば」を参考にしまくってると監督自ら特典映像で言ってましたよ。

>天下のビング・クロスビーよりも、オコナーの唄う声の方がたしかにデリケートでやさしい気がします。

ねー、美声ですよねー!実は映画行きの日も鞄にオコナー入りiPodをしのばせていた私(笑)
お見せ(shuffleだからお聞かせしかできないが)すればよかったかな?

nophoto
コバヤシミユキ
2013年4月21日1:30

はじめまして。検索からやって来ました。コメント失礼いたします。
1964年のHollywood Palaceに関する記述、
> 胸毛だって、なくていいじゃないか!むしろ、あったらダメだ!

この部分、ボースンさんに激しく同意します! …というか、読んでて噴きました(笑)。


「オコナー」のキーワードでブログ内検索をかけてみたら、彼にまつわる記事(エントリー)をたくさん書かれていらっしゃるようで…。
これから、またちょくちょく見に来ます。なんだか楽しみが増えました(笑)。
(2010年8月1日の記事で、ボースンさんが『人というよりも守護天使のよーな「コズモ」』と評されているのが、なかなか興味深く面白かったです…)

ところで最近、私はこんなのを見つけました。1959年のTV版「Make ’em Laugh」。
www.youtube.com/watch?v=9_uwMgSHoLw
(既にご存知でしたらすいません)
体への負担を考えて大事をとったためか(それともギャラ的なもの?)、映画版にくらべると動きのキレは劣るんですけど、私はこっちも好きです。
掃除をしに来てるはずなのに、ピアノのキーを壊し、部屋の壁を破壊しているところがいい(笑)。

私も、オコナーみたいに人を笑わせられるセンスが欲しい! 憧れます(笑)。

ボースン
2013年4月21日9:03

コバヤシミユキさま、はじめまして!こんにちわ。

オコナー、いいですよね。日本ではちっとも紹介されてこなかったのがほんとに勿体ないです。
でも最近はYouTubeで、まさかのTVショーまである程度は見ることができるようになって…インターネット万歳(T^T)

>> 胸毛だって、なくていいじゃないか!むしろ、あったらダメだ!
>この部分、ボースンさんに激しく同意します! …というか、読んでて噴きました(笑)。

ありがとうございます。彼、ないほうが似合いますよね(笑)
ぜひ、動画の胸毛ネタをお確かめ下さい。今確認するとYouTubeにも上がっていました。
youtube.com/watch?v=iSUbJ3cdFQk

1959年版「Make ’em Laugh」の入ったTVショーもどうにかDVDをゲットしています(2010年6月14日の「ドナルド・オコナー @ YouTube」の日記参照)。宙返りは省略してるようですが、これも楽しいナンバーですね。TVショーは映画のようにじっくり準備はさせてもらえない上昔はナマを収録が普通だったようだから、大事を取っているのかもしれません。色々な関連記事を見ると、あのダイナミックな「雨に…」の宙返りは、当人にはちょっと怖い(事故ったら大けが…)ものだったようです。三連発ですもんね。
映画にはそんな気配など微塵も見せない、そのプロ根性もまた凄いですが。

ちなみにオコナーについては、本サイト(更新頻度は最近めっきり低いですが…)にも特集ページを作っています。よかったらそちらもどうぞ。「作者の外部のサイト」リンクから行けます。

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