蒼井上鷹著。

堂場警部補。これだけで、ドーヴァー(byジョイス・ポーター)を思い出す人はそれなりにいるだろう。
特に、連作短編集最後の四作目か「堂場IV/切実」なんていうんじゃね。私も史上最悪の警察官ドーヴァーは一番有名な「ドーヴァー4/切断」とあと一作くらいしか読んでないけど、しかしそれすらも「引っかけ」だ。

各話ごとに趣向や書き方を変え、ひねりまくっているのはいいが、最初の二作は面白いというよりちょっと面倒くさいかなー。三作目の死体を隠したばかりの男VS堂場はかなり面白かった。四作目は、先の読めなさや意外な伏線には感心したが、やや読んでいて疲れた。
3>4>2>1。

前半で挫折しなければ、後半を楽しめると思う。
でも我慢できなければ我慢しなくてもいいだろう(笑)
変わった話を読みたい人むけ。


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