ドナルド・オコナー@The 52nd Annual Academy Awards (1980)
ドナルド・オコナー@The 52nd Annual Academy Awards (1980)
ドナルド・オコナー@The 52nd Annual Academy Awards (1980)
ドナルド・オコナー、この人に限っては、中年以降の姿は見たくないと思ってた。40過ぎたらもう避けたいと。
何と言ってもこの人の持ち味は若々しさと吹けば飛ぶよな軽さだからなあ!(爆)…それが、太ったオジサンになっちゃったら…いや、なるんですよ晩年は。ま、30代半ばから早くも映画から遠ざかっちゃってこちらの目にも入りにくいけど。

なので、…かなり迷ってから見ました、YouTubeのコレ(苦笑)

http://www.youtube.com/watch?v=Bci3qN7PcL8

アカデミー賞授賞式、司会ではなくて、’Dancin’ on the Silver Screen’というナンバーを若いダンサーたちと共に歌い、踊る10分近いパフォーマンス。「シネ・ミュージカルの歴史を辿る」みたいな内容なので、有名曲が沢山取り入れられて、クラシック・ミュージカル好きには楽しめる筈。

ドナルド・オコナー54歳。声は昔通りになかなかのものだし、若いころほどの神速じゃないまでも結構ばりばりタップ踏んでくれます。…さすがに少し太ったしお腹も出ていますが…(泣)
永遠に太らなかった、55過ぎて「足ながおじさん」「パリの恋人」を撮ったアステア様はなんて凄かったのでしょう。でも。
よく考えると(考えなくても)、このオコナーのパフォーマンスって生の舞台なんですよね。「一番完璧なテイク」を採用できるわけじゃないんですよね…

最も若いOld-Timerと呼ばれたオコナー。ミュージカルの黄金時代を実際に歌い踊り、しかも、この1980年の舞台に踊ってかつ歌える人が他にいただろうか。歌か踊りかどっちか片方ならともかく…(ちなみにこの時点でアステア80歳ジーン・ケリー67歳)。スタンディング・オベーションも当然か。
画質はイマイチですが、ついつい、繰り返し見てしまいました。

コメント

nophoto
なにわすずめ
2010年6月28日22:53

名曲ぞろいで楽しめました。そんな、ちっとも年取ったなーってかんじではないですね。声は昔のままですし。このとき、アステアや、ジーン・ケリーは、どうしていたのかなあ・・・・もしも、客席にいたのなら、飛び入り参加して欲しかったかも(爆)
アカデミー賞授賞式、最近見てもほとんど知らん役者ばかりで、面白くないです。
こないだ、唯一よく知っているカーク・ダグラスが登場したときは、(100才近いんでは)あまりの変りように別人かと思いましたが、しっかりとコメントされていて、彼が今も健在であるということに感動しましたね。

ボースン
2010年6月29日0:12

「42番街」スタートでバズビー・バークレー(「フットライト・パレード」)、アステア&ロジャーズ、ジーン・ケリーと教科書通りですがそれがいいんですね。アステアとケリーの間になんで「ヒート・ウェイブ」なのかだけ、歌詞がよく聞き取れなくて分からなかったのが残念です。
オコナーがアステア風に女性ダンサーをリードする場面は嬉しかったです。でも"Make’em Laugh"に曲が変わったところで客席がごうっと湧いたのが更に嬉しかったです。

惜しむらくは…カメラ、引きすぎ!(笑)

>こないだ、唯一よく知っているカーク・ダグラスが登場したときは
50年代のトップ男優では、もう最後の一人になってしまいましたね彼が。90代の筈ですが、頑張ってほしいです。

ボースン
2010年7月3日8:14

なにわすずめ様

>このとき、アステアや、ジーン・ケリーは、どうしていたのかなあ

今日たまたま気がつきましたが、ケリーはこの年度のオスカーCo-presenter の一人だったみたいです。会場内にはいたんですね(笑)

ドナルド・オコナーin1980、やはり昔のままとまでは思いませんが(50年代の彼の素晴らしさはそりゃもう仕方がありませんから…20代後半、肉体的にはピークでしょう)、なんというか、泣かせるクリップです。

nophoto
なにわすずめ
2010年7月4日12:12

こんにちは。

>今日たまたま気がつきましたが、ケリーはこの年度のオスカーCo-presenter の一人だったみたいです。会場内にはいたんですね(笑)

そうだったんですね。だったら、一緒に歌い踊る場面があってもよさそうですが、
どうしちゃったんでしょう・・・・さすがにしんどかったのか?
あるいは探せば、そういう映像も残ってるのでしょうか・・・・

ボースン
2010年7月4日13:34

67才ですからね~(しかも生ステージ)。
もちろんステージに上がってたら大拍手だったろうと思いますが。

銀幕でのケリーのラスト・ダンスは、1980年の『ザナドゥ』らしいですが、見ていません。ちなみに銀幕でのアステアのラスト・ダンスは1976年「ザッツ・エンタティンメントPart2」。

…せっかくなのでオコナーとケリーの共演クリップをあとひとつプッシュ(笑)。6/14記事のクリップと同じような頃(1959年)のものですが、"Shall We Dance"(「youtube.com/watch?v=_8q7JBNtoLE」で検索すると出ます)。まだまだ力があるうちに銀幕からTVに移行してしまった(せざるを得なかった?)二人…でも、これも、とっても素敵です。

クラシック映画より、さらにTV番組を追うのは大変ですが…
YouTubeってほんと凄いです。

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