ベルンハルト・シュリンク著。

15歳の頃夢中で恋し、体を重ねた10歳以上も年上の女性。会うたび彼女に様々な本を朗読してあげるのも楽しい習慣になっていた。ある日突然消えた彼女の姿を、大学生になった「ぼく」は何年ぶりかで偶然に発見する。それは、戦時中のユダヤ人捕虜収容所の女性看守たちを裁く公判の被告席だった。
戦争を、ナチスを直接知らない若い世代が思いがけない形でつきつけられた過去のこだまは、彼の人生をどう変えるのか…?


ひと昔以上前のベストセラーを、今頃読むことになったのは、とあるかたから「登場人物たちがウィドマーク出演映画の話をする場面がチラッとあるらしい」と教えていただいたせい(笑)
でもさすがに面白かったです、話題作だっただけはある。面白いと簡単に言ってしまうにはややこしい物語で、うまく感想をまとめられませんが、後半は一気に読んでしまいました。映画にもなったらしいけど(「愛を読むひと」)、映画を見る気にはあまりなれません…

ちなみに、小説中の映画は、タイトルは書いてないけど明らかに「ワーロック」でした(笑)

コメント

nophoto
オンリー・ザ・ロンリー
2010年6月23日11:36

すると、「いま、何がお望みなの?。たった一晩で人生のすべてが?」はドロシーお姐サマが言ったことになる訳ですね。
★そ〜、映画はご覧にならない事をお奨めします。間違っても・・。
ハイ、以来、近ごろは《裸身も景色》も、美しくないものは極力見ないようにしています(笑)。そこいくとやっぱり「襲われた幌馬車」の冒頭のネイティブインディアン発祥の地は美しい。

ボースン
2010年6月23日21:12

オンリー・ザ・ロンリーさま!コメント欄ではお久しぶりです☆
先日は「朗読者」情報をありがとうございました。ほんとにコレは、一度読もうと思いながら読みそびれていた作品なのです。ほんのひと押しで一気読みできました。

>すると、「いま、何がお望みなの?。たった一晩で人生のすべてが?」はドロシーお姐サマが言ったことになる訳ですね。

お姉さまでなくてお姐さま、ですね、マローン。
映画は、大丈夫、まず間違わないと思いますのでご安心を(笑)

nophoto
オンリー・ザ・ロンリー
2010年6月23日21:45

ボースンさん、こんばんは。
何とかエラーにならずにいけそうです。
☆否、どうぞご覧になって下さいませ。女性の支持が圧倒的ですし僕は通院、いや、退院の時だったか、な・な・なんと「縞模様のパジャマの少年」と今どき珍しや2本立で観ました。だから更に暗くなった次第ですから。
★そうそう、今日はどっしゃりと「フロッグメン」、「愛のトンネル」他が届きました。サミュエル・フラーも観たいし、さてさてどれからにしようかと思案橋!。
それではおアトがよろしいようで。

ボースン
2010年6月23日23:02

ふっふっふっ、女性向き映画というならなおさら食指が動きませんね(笑)
ところでなぜ女性の支持が圧倒的なのでしょう?辛口の恋と重いテーマと、登場人物のわかりにくい行動の背後のさらにもうひとつ意外な仕掛け、というのが原作の持ち味でした。前半の恋愛描写を大甘にしてあるのかしら。

>さてさてどれからにしようかと思案橋!。
こういう悩みこそが、映画好きの醍醐味ですよね。ごゆっくりお悩みをお楽しみください。

nophoto
なにわすずめ
2010年6月24日23:08

今晩は。いったいこういう物語のどこに『ワーロック』が登場するのか、まったく見当がつかないだけに、あまり興味も無い内容なのに、読んでみたくなってしまいました(爆)。意外なものに、ちょくちょく登場してるんですね・・・・ウィドマークサマ。教えていただかなければまず、見向きもしなかったけど。
これの映画は、完全無修正盤なんてものがあるらしいですが・・・・それって女性向??・・・(役者にもよるかな)ますます、映画は見たくないかも(爆)

ボースン
2010年6月24日23:55

小説は、面白いですよ。へんにべたべたした描写じゃないから良いです。
実際ベストセラーになっただけの読み応えはありますので、図書館ででもどうぞ。オチを知らずに読むほうがより面白いです。映画のWikiなんかネタを割ってるのでますますみない方がヨシ。

「ワーロック」は主人公たちが見て気にいって、セリフを借用したりするという場面がほんの少しだけありました。気になるのは、ドイツのことだから吹替えだったんだろうなー、ということくらいです。彼らウィドマーク様の地声は聞いていないかも(笑)

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