藤谷治著。

今ちょっと話題らしい、音楽せーしゅん小説。
回想形式なのだが、最初のほうでうだうだ言ってる以外は、ずっと過去で話が進む。チェロを弾く彼は、芸高の受験に失敗し、音楽科のある別の高校(しかも学長が祖父)に進むのだが、そこで初めてオーケストラを体験し、また恋をする。
主人公の性格がかっこつけで自意識が強い、いかにも青春小説の臭みの感じられるタイプで、序盤のテンポがいまいちだったが、高校に入ってからは次第に面白くなってきた。クラシック音楽に打ち込む若者たちのさわやかさがじいんと伝わってくる。
全三巻らしい。続きはどうなるのかな♪

コメント

nophoto
だぶるえんだー
2010年5月30日23:21

このところ音楽青春ものが流行しているのでしょうか?あちこちで見かける気がします。そういえば、ぼくが毎月買っている漫画雑誌にも三味線に打ち込む少年少女の話が混じっていました。意外に・・・・スポーツより相性がいいのかもしれませぬ。

ボースン
2010年5月31日0:49

こんばんわ。のだめの成功も影響あるかもしれませんね。まあ、少女マンガには音楽がらみな青春ものは昔から結構あった気がします。くらもちふさことか池田理代子とか赤石路代とか。少年マンガにはイマイチ思い当たるものがないですが…バンドものが少しある程度?。小説の場合は、数はそこそこあるけど、スポーツがらみなものに比べればまだまだ少ないような。ところで「相性」とは?

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