「午前十時の映画祭」。オールドファン向けラインナップになると言ってたのがイマイチ新しめなもが多くなっちゃった分、私の見たいものはほとんどない…なかで、比較的見たいものが集中してるのがこの4~5月。「アパートの鍵貸します」「お熱いのがお好き」(私はビリー・ワイルダーファン)、「ショウほど素敵な商売はない」と三作連続つるべうち。

しかし、どうもワイルダーを見にいこうと思うとかなり無理しないといけなさそうだ…どうしよう。一番見たかった「ショウ…」の週は代休とか入れて余裕たっぷりだからいいが、…まあ、「アパート」「お熱いの」は昔名画座で見たからいいか。あきらめるか。
劇場で見ることなどありえまいと思ってた「ショウ」さえ見れれば…。キャスト的にはやっとこドナルド・オコナーが「やや好き」程度のものなのだが、ただし音楽は、文句なく好きだ。アーヴィング・バーリン大好きだ!!!

http://asa10.eiga.com/

コメント

nophoto
たけだ
2010年4月25日0:18

今晩は。
観客動員数10万人、興収1億円を超えて、成功のようですね。
来年も開催するようです。

ただ、若い観客の数は、少ないようです。

ボースン
2010年4月25日0:41

こんばんわー!良いニュースをありがとうございます。
まあ来年もやるとしたら今年やらなかったような作品が入ってくるかもというのが期待感ですね。ますます新しめの作品が来るなるだけかもという悲観的予想もありますが…(ここ30年内の作品はすべて「新しめ」な私、どこか問題ありますか?)

とにかく、なかなか見れないものをやってほしいです。

nophoto
なにわすずめ
2010年4月25日0:50

今晩は。いやいや、私もまったく同感。万博以後の作品はみんな、新しいって感覚です。へたしたら、60年代のものすら、新しく感じてしまいます。
40年代~50年代が、映画のもっとも輝ける時代だったと思いま~す!!!

nophoto
たけだ
2010年4月25日10:54

明日NHK BS2で『ショウほど素敵な商売はない』が放映されますね。

やはりヘイズコード消滅以前/以降が分かれ目でしょうね。
ヘイズコード消滅後の作品は段々「見せること」に淫していき、上映時間も長くなり、見終わった後「やっと終わった」となります。
一方、以前の作品は、90分で「語る」ために画面や語り口が引き締まっており、見終わった後「もっと見続けたかった」と思わされます。
この違いは大きいですね。

nophoto
なにわすずめ
2010年4月25日11:28

たけださま、おはようございます。ヘイズコードって、具体的によく知らなかったので、ちょっと調べてみました。なるほど、こういう規制がかえって作品の奥行きを深めていたわけですね。こういう規制の中で、「死の接吻」の例の、車椅子階段突き落としシーンがよくパスしたなあ・・・・ってちょっと思いました(笑)
あれって、今でも異常ですよね。




ボースン
2010年4月25日12:49

こんにちわ、たけださま、なにわすずめさま。

>なにわすずめさま。
>万博以後の作品はみんな、新しいって感覚です。

わははは、ご賛同ありがとうございます。クラシック映画ファンにとっては新しさの「境界線」って、ヘイズ・コード前後とかニューシネマ前後(それってモロにかかわりがあるわけですが)って感じですよね。
しかしもー、世間じゃ90年代くらいの映画でもうっかり「結構新しい」などと口走ると「新しくなーい!」と、私よりやや年上の人からでも突っ込みが入るんですよ(笑)やれやれ、不便。
午前10時の映画祭に投票した人々の多くにとっても、80年代の映画で十分に古いようです。ふぅ(^^;)

>あれって、今でも異常ですよね。

最近の新しい映画にうとい私ですが、ここはどうでしょうか。スパッと短く描いているのが50年代風だと思います。今はスプラッタホラーや、コッテリした暴力描写が当たり前のようにありませんか?実は車いす落とし、「思ってたほど衝撃シーンではなかったな」と思いました。「嬉々として落とす、軽い興奮と満足の表情で落ちた車いすを見る」という演技や演出が当時は破格だったのでしょうね。
悪漢演技としては今でも見事ですが。

>たけださま
>一方、以前の作品は、90分で「語る」ために画面や語り口が引き締まっており、見終わった後「もっと見続けたかった」と思わされます。

納得のご説明です。そうなんですよね。過剰よりも控えめがいとしいです。「秘すれば花」。

>明日NHK BS2で『ショウほど素敵な商売はない』が放映されますね。

なるほど、BSがんばってますね。なにわすずめさま、午前十時劇場行かれないなら衛星劇場どうですか。ミュージカル好きにはそこそこ楽しい作品です。
私はDVD持ってますが、この作品は自主上映含め劇場で見るのは全く初めてなので、そこに期待しています。「午前十時」の50本中、「比較的見たい映画」のほとんどは、一度は名画座か自主上映で見ているので。

nophoto
たけだ
2010年4月25日14:57

なにわすずめ様

『死の接吻』は、随分観ていないので問題のシーンがどの程度「具体的」だったのか憶えていません。
多分車いすを突き落とす寸前でカットが代わり、ウィドマークをミディアムもしくはアップで捉えた画面に、オフで車いすが落ちる音が聞こえる、といったカット割りだったのではないかと思います。
元々はこの後、ウィマークが勝ち誇ったように去る場面が有ったようですがこれは、ヘイズオフィスの要請によりカットされたようです。

ボースン様

ヘイズコード(正式名称:映画製作倫理規定)の日本語訳が『映画 視線のポリティクス』(筑摩書房)に掲載されていますので興味があれば一瞥ください。

少し紹介しますと

一、殺人
a) 殺人の方法は、模倣願望を誘発しないやり方で示さなければならない。
b) 残忍な殺人を詳細に示してはならない。

二、欲情の場面
a) これは筋立てに必要不可欠である場合以外は導入してはならない。

まあ、こんな調子です。
でも蔑称の一つであるJapを使ってはならない、との規定はありません(中国人やフランス人の蔑称の使用を禁じているにもかかわらず)。

nophoto
なにわすずめ
2010年4月25日15:52

たけださま、

>元々はこの後、ウィマークが勝ち誇ったように去る場面が有ったようですがこれは、ヘイズオフィスの要請によりカットされたようです。

あ、やっぱり。そういうシーンがあったんですね。いや知りませんでした。
ノーカット版DVDなんてのが出たら見てみたい(笑)
きっと、口元のヨダレかなんかを拭きながらヒヒ・・・って笑って去るんだろうか、トミー・ユードー・・・(恐)
あの場面での救いは、落下する車椅子に、実は誰も乗ってないのがよくわかることです。今なら、それこそリアルな流血シーンになっていたでしょうね。


ボースン様、明日のBSはもちろん予約済です(笑)
この映画、じっくり見たことないので、もし気に入ったら、映画館まで足を運ぶかもしれません。
今月のBS,アメリカ映画ベスト100だったっけ、過去の作品から選ぶ特集をやります。CMで、アステア&ロジャースもチラリと登場してましたのでこれも予約済。

ボースン
2010年4月25日16:52

>たけださま

確認してみると、ウィドマークが車いすをぐいぐい押してきて突き落とす瞬間までをミディアムで正面(ちょっとあおり気味)から撮り、次に空くさい車いすが階段を落ちるところが階上からのカットでうつり、ドン、と音をたてて着地のあと暗転、ですね。落とした後の見下ろしはなかったです。ただ、手を離した後も一瞬彼の歪んだ笑顔がしっかり画面内に残っているので、「満足げに見下ろす」というように私の脳内で少し誇張されてたみたいです(笑)。
当時としてはかなりギリギリまでじっくり殺人を撮ったと言えるのでしょうか。
ご紹介の本も面白そうですね。図書館にあるかみてみます。

>なにわすずめさま

…いまだと、悲鳴や被害者の恐怖の表情や最後に床に血がタラ~、などと煩く入りそうです。制限されていた時代はその分ギリギリに絞り込んだ描写が生まれていたというのはありますよね。

そして「ショウ…」録画予定ですか。ではまた感想うかがえるとうれしいですね。
私は図書館のVHSレンタルで見たあと、綺麗な絵で見たくなりDVDを買ってしまいました。今度は銀幕だ!…お気に召すとよいのですが。

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