赤城毅著。

主人公はプロシアの軽騎兵。グナイゼナウの密命を受けて活躍する剣と馬術の達人でタラシ、ただし初恋の人である義姉には頭が上がらない。ナゾの結社の陰謀と戦う西洋チャンバラ系、しかもナポレオン戦争の頃が背景(クライマックスはワーテルロー!)ときいて、つい手を出してしまったが、文章がどこか軽すぎで…残念でした。
こーゆーのは、あとほんの少し、文章に典雅さや重厚さがほしい。作り話くさくなりがちなネタだからね。読みながらやたらと「自分だったらこういう言い回しで書くのに…」とムダなことを考えてしまった。
田中芳樹の洋モノが受けるのも、やはり文章力だよね。

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