のだめカンタービレ 最終楽章 / 後編
2010年4月12日 映画
試写会の券が当たったので一足早く見てきました「後編」。
早めにいけばよかったのに、開場後についたら一番後ろの方の席しか残ってなくてがっかり。フツーの試写会と食いつきが違うのね(画像は前篇のものです)。
前篇はいうなれば「千秋篇」。若手指揮者としてパリに橋頭保を築きあげるまでのお話だ。のだめに振り回されつつも既に「自分のやりたいこと」が見えている千秋の物語は、自然サクセスストーリーとして盛り上がった。が、後編で焦点が当たるのだめは、才能がありながらも幼年期のトラウマゆえ音楽に対する姿勢が定まっていないし、それが彼女の立ち位置のポイントだ。千秋との関係、オクレール先生との関係、音楽学院の友人たちなどとの関係から、彼女がいかに「音楽と真摯に向き合うこと」を獲得してゆくか。ヒロイン自身がどうしたいのか十分にわかっていないのに、それを描かねば話が進まない…素人目にも、後編の方が描き方が難しいのはわかる。
実は、大好きな原作ですら、ラストはやや駆け足だった気がしている。
いわんや映画化をや。
孫Ruiのコンサートの演出(もう一工夫できないかな)、ミルヒーの“悪魔の誘い”の演出(これはやりすぎでないかい)、回想シーンの使い過ぎ(いくら最終楽章の後編とはいえ)など、前篇に比べるとどうしても不満点は増えた。
まあ、それでも…
映画館ならではの音響効果は音楽シーンをより味わい深いものにしてくれる。
とにかく今回千秋の指揮があまり見れなかったのは残念。シュトレーゼマン(竹中直人)の指揮も悪くはなかったが、あそこまで派手にはしてないしね。
このシリーズ、私にとっては「千秋の指揮」カンタービレの要素が強かったかも。
さりげに連載が始まってる姉妹編「のだめカンタービレ・オペラ篇」も、いつかドラマになるのかな?気になる~(笑)
早めにいけばよかったのに、開場後についたら一番後ろの方の席しか残ってなくてがっかり。フツーの試写会と食いつきが違うのね(画像は前篇のものです)。
前篇はいうなれば「千秋篇」。若手指揮者としてパリに橋頭保を築きあげるまでのお話だ。のだめに振り回されつつも既に「自分のやりたいこと」が見えている千秋の物語は、自然サクセスストーリーとして盛り上がった。が、後編で焦点が当たるのだめは、才能がありながらも幼年期のトラウマゆえ音楽に対する姿勢が定まっていないし、それが彼女の立ち位置のポイントだ。千秋との関係、オクレール先生との関係、音楽学院の友人たちなどとの関係から、彼女がいかに「音楽と真摯に向き合うこと」を獲得してゆくか。ヒロイン自身がどうしたいのか十分にわかっていないのに、それを描かねば話が進まない…素人目にも、後編の方が描き方が難しいのはわかる。
実は、大好きな原作ですら、ラストはやや駆け足だった気がしている。
いわんや映画化をや。
孫Ruiのコンサートの演出(もう一工夫できないかな)、ミルヒーの“悪魔の誘い”の演出(これはやりすぎでないかい)、回想シーンの使い過ぎ(いくら最終楽章の後編とはいえ)など、前篇に比べるとどうしても不満点は増えた。
まあ、それでも…
映画館ならではの音響効果は音楽シーンをより味わい深いものにしてくれる。
とにかく今回千秋の指揮があまり見れなかったのは残念。シュトレーゼマン(竹中直人)の指揮も悪くはなかったが、あそこまで派手にはしてないしね。
このシリーズ、私にとっては「千秋の指揮」カンタービレの要素が強かったかも。
さりげに連載が始まってる姉妹編「のだめカンタービレ・オペラ篇」も、いつかドラマになるのかな?気になる~(笑)
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